フォークリフトの免許を取得した話
先日SECKUN(厚生労働省 × 九州大学のサイバーセキュリティ教育訓練プログラム)を第一期生として無事修了し、「修了って大変だけどスッキリ出来ていいな。」って思った私が、SECKUNの話はせずに、4日間講習を受けてフォークリフト運転技能講習修了した話をします。
フォークリフト免許とは
フォークリフト免許と言いましたが、正しくは「フォークリフト運転技能講習修了」です。私は原付と中型二輪と普通自動車運転免許を持っているのですが、大型特殊自動車運転免許は持っていないので、こちらのAコースを受講しました。
受講したキッカケ
子どもと運転免許の話になり、「AT限定じゃない方のメリットって何?」って聞かれて「フォークリフトとかの免許をとる時に有利なんじゃない?」っという会話をしたのですが、その流れの中で、調べた事がキッカケです。(実際は自動車普通免許以上所有者が対象でした。)
コロナで外出の機会がなく、久しぶりに長時間の外出に挑戦したい気持ちもあり、ちょうどスケジュール的に受講可能な日程があった事が受講を後押ししました。親として、そういう流れで知らない領域の資格を取得するのは、カッコ良いのでは?っとか勝手に考えたり・・・
最近モノづくりしてて、機構とか、もっとメカメカしい事を知りたい!という欲がムクムク出てきているので、そういう欲望を満たしたい!ってのもありました。最近clubhouseで知り合えた方におススメしてもらった本↓も影響している気がします。
あとIoT主婦的には、日頃仕事でも家庭でも、いろんなコマ切れのタスクがあって、何かひとつのことに長時間集中するということが、なかなか出来ない。そもそもマルチタスクの方がうまく行きやすいというのが私の特性ではあるんですが、そういう得意なことから離れて、何かに集中することが必要なのでは?と思う事があったからです。(マインドフルネスってやつ??よくわからないけど。)
集中して日中は4日間ガテン。そういう時間が今のワタシに必要だと無意識が選択している気がしました。
学科講習ってどんな事をやるの?
私が受けたAコースは4日間の講習で98%のヒトが合格するらしいです。
1日目は学科講習を7時間受けて、1時間テストがあります。まずはフォークリフトの利用状況を学び、フォークリフトの概要や装置の構造を学びます。運転に関することや関連法令についても学びました。
テキスト本の、ここが特に重要ですよ!というのは教えてくれるので、そのページを折り曲げて印をつけましたが、折るのが嫌な人は、付箋を持っていくといいかもです。ほとんどの人が合格すると聴いたけど、結構知らないこととか、はじめて聞くことも多くて、ワタシ受かるのかしら??っと不安になりましたが・・・
テストは常識を問われる内容で、ひっかけ問題が一切ないので、真面目に講習を聴いていれば合格できると思います。思ったより簡単でした。
実技はどんなことをするの?
2日目から実技で、実際にフォークリフトを運転します。まずは走行の操作の基本を教えてもらいます。
乗る前も「前方ヨシ! 側方ヨシ! 後方ヨシ! 車体下ヨシ! 走行路ヨシ!」という感じで、ツイッターでよく見かける現場ネコのように、指差し確認し、運転中の安全確認も、ものすごく多いです。重い荷物を運ぶだけのパワーがある。それが人に向けられたら・・・かなり危険なモノですよね。
その辺りは車の教習所と似ているなあと感じました。
走行の操作をやったあとは、荷役の操作をやります。コレも途中の安全確認が多くて、驚きました。「ヨシ!ヨシ!ヨシ!」の連続で、ワタシはもはや、現場ネコって名乗ってもいい!って思うほど・・・いやいやホント安全確認大事です。
フォークリフトの操作性
フォークリフトは前輪駆動、後輪操舵の乗り物なので、ハンドルを回すと後輪が動きます。それが最初慣れない。あと、ハンドルが軽いので、グルグル回せちゃってそれが慣れなくて回しすぎちゃう。
ですが慣れてくると、フォークリフトって狭いところでかなり小回りがきくなあ!って感心します。でも同時にやはり怖さも感じました。
講習の雰囲気
講習を受けている20名の中で女性も5人いて、若い人から年配者もいて、講師の方も優しいし、とても雰囲気よかったのです。ですが、私は合格するまで、集中したいから、必要な事以外は他の人とは雑談しない!って決めて実行してしまってて。
何でそんな馬鹿げた決まり事を思いついて実行しちゃったか、自分でもよくわからないんですが・・・
結果的にわかったことは、雑談で和む時間を取らずにいると、緊張しっぱなしで、ガチガチに固まってしまって、夕方になるにつれて、緊張感で体調が悪くなるし、みんなの見ている前で失敗して恥ずかしいし。余計に出来なくなる・・・の悪循環に陥りました。いやーホント適度な雑談大事。
試験前もあまりにもガチガチ緊張状態でいたワタシに、ミントタブレットをくださった優しい方がいまして、緊張で疲れた脳にブドウ糖。めっちゃ効きました!それで元気が回復してきて、合格出来たんだと思います。
ホントありがとうございました。
できないこと。恥ずかしいけど、努力すること
講習を受けていて、「フォーク着地よし!」と言うところ、安全確認の言葉を連呼しすぎて、ゲシュタルト崩壊してきて「チョーク着地よし!」とか、大きな声で言ってしまって笑われまして。他にもホント恥ずかしかった・・・
救いだったのは、試験中は試験官以外は見てはダメだったので、緊張せずに済んだことです。試験の配慮が素晴らしい!
10名で1台なので、乗る回数も数回で、よく合格できたなあと思うのですが、やはり同じ事を繰り返すのが苦手で上手くできないなあ・・・っては思いましたが、最後まで粘って何度も脳内シミュレーションして、たぶん言い間違えやミスはなかったです!(速度が遅くなってたけど・・・)
追試にならず、無事合格できて、嬉しくて一瞬泣きそうになりました。
まとめ
最近全然運動しなくなったので、運転がよい運動になりました。特に後方確認で何度も振り返るので、めっちゃ背中が筋肉痛です。
あと、外ではないですが、トタン屋根のところで実技講習を受けますので、突然雨が降って寒くなったり、晴れてきて暑くなったりするので、脱ぎ着ができるモノを着用して来るのがおススメです。
何かに集中する体験と免許がセットになっていて、結果的に、いい感じでリフレッシュできた気がします!
自分のポンコツさも再認識しつつ、まだまだ新しいことを、吸収できるわ!っていう自信にもチョッピリなりました。なんたって、これで「フォークリフト」と名のつくものは何でも乗れます!!
お休みしても、ついつい仕事の事を考えちゃったり、SNS見て1日が終わる・・・何してたんだ・・・ってヒトには、ホントおススメですよ。
(おしまい)