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オールドレンズレビュー 夢から覚めたドイツの青い瞳 meritar 50/2.9
メルカリで安くEXA→FXのマウントアダプタが安く手に入りました。
早速使っていこうと思います。
exaマウントはドイツ、イハゲー社のカメラ「エクサクタ」を筆頭に、wikiを見ていると、フランスのアンジェニュー社のシネレンズもありました。とても危険な香りがします。
本日、レビューするレンズはEXAについていたメリター50/2.9です。
シリアル番号、デザインからみて中期型だと思います。
詳しいレンズのことは以下の記事をご参照ください。
E.Ludwig Meritar 独50mm/F2.9(Exaマウント) 中期型です。
デジタル機はX-T2を使用。いつかフルサイズでも使ってみたい。
コーティングは青。眺めていると心地いい。
これから紹介する内容とは相反するんですが笑
解像度は時代相応にそれなり、F5.6-8.0ぐらいで使えばちゃんと出る。
開放で画面スミには渦っぽさが出ている気がします。
E.Ludwig Meritar 独50mm/F2.9(Exaマウント)
— 家路凛@ (@kerorin09) May 28, 2020
1950年代のレンズです。当時の標準レンズとして付いていました。カラーフィルムが出る前のレンズなので色表現は苦手。だいぶ前補正済み。コントラストは低い。解像度は時代それなり。
ボケ味は滲み、二重線あり。綺麗とは言えないけど癖は活かし方次第🦉 pic.twitter.com/mVxbciJjWW
発色が悪いので、現代な写りを再現させるためには要レタッチです。「不協和音」「心地悪さ」というキーワードが似合う描写。
「まどろみの中」という表現が正しいでしょうか
アンダーな作品作りには向いているのかもしれません。
EXAマウントにはツアイスが誇るPlanarやTessarもあるので、高解像度や、「見たままの空気感」を求める場合はそちらを使ったほうが良いかもしれません。私はRollei35でTessarを使ったことがありますが、コンパクトさに似合わぬ描写力と驚いたことがあります。
本日も実写レビュー
— 家路凛@ (@kerorin09) May 30, 2020
E.Ludwig Meritar 独50mm/F2.9(Exaマウント)
X-T2にクラシッククロームで撮って出し。
順光がしっかり当れば低コントラストは補えるかな。絞るとそれなりに写す。手前から後ろへのボケ味もそこそこ。線の甘さは視力弱い人が見ている風景ぽくていい意味で曖昧さがある。前ボケは煩い pic.twitter.com/YkLZ2aVYXB
コントラストが弱いので、はっきり写したい場合はお日様の力をかります。
引用ツイート4枚目の紅葉の写真。渦巻いてます。巻いてますね
ポートレートでつかいてえ〜〜〜😹**
ツボみたいなところがわかった気がします。**
もっと画角がほしいですねえ。写りは面白いんだけどな pic.twitter.com/ZfaqAl6xP1
— 家路凛@ (@kerorin09) May 31, 2020
APSC機で使っているため、スミまでの描写は確認できていません。換算75mmになってしまうので、近い!😹フルサイズでぜひ試してみたいもの。
良い意味で曖昧さがあり、ヒトの記憶や感覚を彷彿させる描写があります。
GOOGLEで調べてみると酷評が多いレンズですが、当時同国のツアイスが凄すぎただけで、このレンズは当時の描写力を楽しませてくれるでしょう。
描写についての総括ですが、、
開放での描写はかなりネムい。二重線が見られたり、発色も悪い、
当時の写りらしいといえば、そうかも。
50〜60年前に作られたこのレンズとカメラはどんな人の手を渡り、
どんな景色を見てきたのだろう。手に入ったのも何かの縁、
これからも使い方を模索していきます。