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6杯目: Intelligentsia Coffee

今回紹介するのはIntelligentsia Coffee。Intelligentsiaはシカゴ発のcoffee shopで、こちらもStumptownと並びいわゆるサードウェーブの走りと言われている。現在は、シカゴ、ロス、ニューヨーク、ボストンにcoffeebarを展開していて、ニューヨークの店舗は、ChelseaにあるHigh Line Hotelの1階にある。Chelseaはニューヨークでも一番洒落ている地区で、Intelligentsiaの入るHigh Line Hotelもかなり人気の高いHotelのようだ。

この日は冬のニューヨークにしてはあり得ない暖かさで、行きがけ少しの散歩を楽しみつつ店に到着した。Intelligentsiaの店内(Hotelのロビー)は落ち着いていて非常に洒落た空間。たまたまタイミングが良かったようで、店内はちょうどいいくらいの混み具合だった。注文を済ませて程なくcappuccinoが出てきた。

このcoffeeは…、文句なしに美味しかった。まさに自分好みの味。見た目からも伝わるかもしれないが、とても心地いい苦みと香ばしさのあって、酸味は控えめ。ゆっくり楽しんだ方がいいと思いつつも、ついついcupに手が伸びてあっという間になくなってしまった。coffee shop巡りを始めて、何となく自分の中にできつつあった理想のcoffeeのイメージにとても近い一杯。というわけで、Intelligentsiaはニューヨークのcoffee shopの中でも私が最も好きな店の一つである。

ニューヨークでcoffeeを飲み始めてわかったことは、一言にcoffeeと言っても味の方向性にはすごく幅があるということである。初歩的発見の連続。どの店にもそれぞれの特徴があり、一概にどの味が一番というのは決めがたい。ラーメンで言うところの味噌、醤油、塩、豚骨くらいの違いとまでは言えないかもしれないが、一つの尺度ではなかなか測りにくい。が、Intelligentsiaのcoffeeは私の尺度で測るとクリーンヒットだった。

簡単にまとめると、Intelligentsiaはニューヨークのcoffee shopの中でも私のお勧めの一店である。coffeeの味もさることながら、店の雰囲気がとても良い。かつChelsea marketやHigh Lineといった観光スポットが近く、唯一ニューヨーク発でないというところが残念ではあるが、観光などでニューヨークを訪れた際に立ち寄るにはとても良い店である。

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