2017/05/02 嚥下力の低下の危険性
ケロ子です。
旦那さんの呼吸がだいぶ安定してきた。
意識も術後から少しずつ活発になってきたように感じる。
特にトロン、としていた目が少し意思が強くなったというか、
瞳に力が出てきたように感じる。
本当に少しだけども・・・。
少しずつ、指先が動くようになってきて、自分で指を曲げたり開いたり、
リハビリのような動作をするので、手をもって、
握って開いて伸ばして、を繰り返す。
S先生からお話があり、このまま呼吸が落ち込むといけないので、
喉に呼吸器を入れましょう、というご提案があった。
喉に穴を開けて呼吸器を取り付ける、という事らしい。
穴を開けたらしゃべれなくなっちゃう・・・
呼吸安定してきてるので、呼吸器を一度外して、自発呼吸できないかを試したいがどうか、とお聞きしてみると、S先生は静かに説明してくださった。
S先生
「今の状態は嚥下力はやはり落ちているように思えます。
管に吸入して痰をとっても痛がらなくなってきている。
これは通常なら暴れるほど痛いはずなんです。
つまり、喉の感覚が落ちてきている、という事なんです。
口につけている呼吸器の様子が1,2日よいからとこのまま旦那さんを新幹線に乗せるわけにはいきません。
帰宅後に、嚥下力がさらに落ちて、自分の唾液と、舌とで窒息死して、
救急車が間に合わなかったらアウトです。
医師として絶対に許可できません。かなり危険です。
それよりは、喉に今呼吸器をつけて、安全を確保し、その状態で嚥下力のリハビリを行い、経過を見て、よくなってきたら、喉の呼吸器を外せばよろしいと思いますよ。」
S先生のおっしゃる通りと思った。
ケロ子「喉の呼吸器は外した後、また旦那さんはしゃべれますか?声が聴けますか?」
S先生「もちろんです。少しずつ回復します。」
ケロ子「分かりました。お願いします。」
S先生「あと、体のリハビリも始めていきましょう。体はだいぶ動けてきているようですから。
療法士の先生に後で来てもらいますから。」
ケロ子「はい、ありがとうございます。」
午後から、リハビリの先生がいらっしゃった。
旦那さんを体をベッドの左右から少しずつずらして揺らして運動をゆっくり行う。
思ったより動けてますね、いいですよ!と褒められて、
旦那さんはちょっと得意げな顔。
記録はまだまだ続きます。
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旦那さんの病気の発症についてはこちらからどうぞ→発症時の日記 2016年12月 医師の告知