【大学とiPad】iPadでのWordの文字数設定とか段落間隔とか
iPadでWordを使うと、PC版と違っていろいろ設定が違ったりします。
どうにか出来ること、どうしようもないことを整理しておこうかなと思います。
あと、iPadでWordを使う場合は、アプリとWeb版があって、そこも微妙に違うので。
個人的には、PC版に統一してしまえば問題ないと思うのですが、それが出来ない環境のために(笑)
iPad版のWordで行数文字数設定は出来ない けど
いきなり結論!
iPad版のWordでも、Web版でも1ページあたりの行数や文字数を設定するところがないので、設定はできないようです。
PCのWordだと、「レイアウト」の「ページ設定」の右下の斜め下矢印のアイコンをクリックすると、図01の右側のような「ページ設定」ダイアログが出てきて、ここで1ページあたりの文字数や行数を指定できます。原稿用紙設定もできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714189182157-OJBcH1qmGr.png?width=1200)
しかし、iPad版のWordにはこのメニューが無いようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714189418722-KihpvzDRBg.jpg?width=1200)
ということで、iPadでWordで文書作成をしたいときは、文字数の設定が出来ないことになります。
ただ、PCのWordで設定したファイルは、iPad で開いてもその設定が生きています。つまりPCのWordで書式設定をして、そのファイルをiPadのWordで開けばよい。ということになります。わかりやすくPC版で原稿用紙設定をしたファイルを、iPadで開いたのが次の図03です
![](https://assets.st-note.com/img/1714189595039-qEOPXBhXLx.jpg?width=1200)
実際には
教員が文字数や行数指定を設定した白紙のWordファイルをテンプレートとして配布する
学生が最初にPCで指定された書式のファイルを作って、それをiPadで編集する
のどちらかでしょう。といって、2.はそのままPCで文書作成した方が早いと思いますが。
なお、iPad アプリ版のWordはOKですが、Web版のWordは文字数等の設定は生きているようですが、原稿用紙設定をしたときのマス目が出ません。これはWeb版の特徴なので、PCで開いてもiPad で開いてもWeb版のWordで原稿用紙のマス目は出ません。
段落の間隔が空いちゃうのも、同じように解決
iPadだと、改行(段落変え)をすると間隔が空きます。改行をしないで文章が行をまたぐときは間隔が空きませんが、改行すると段落後に間隔を入れるのがデフォルトになっているようです。この間隔は、「ホーム」の「段落書式の設定」メニューにある「段落後の間隔を削除」で削除出来ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714190320786-qYmm66eGz5.jpg?width=1200)
これで編集はできますが、iPad版Wordではデフォルト設定をこれにすることはできないようです。この場合も解決方法は同じで、一度PC版のWordの新規設定でファイルを作り、それをiPadで読み込ませればPCと同じ設定で文書作成が出来ます。
まとめ:iPadのWordで提出される文書の書式を統一させたい・指定したいとき
PC版のWordで空ファイルを作成
テンプレートとしてそのファイルを配布
そのファイルで文書を作成してもらう
こういうことです。
自分で文書作成するときは、ずっとPC版のWordで文書作成すればいいだけの話です。iPadを使っている人からの書式を統一したい、指定したいという場合は、PCで作ったテンプレファイルを配布ということです。iPad版のWordで書式設定ができればいいのですが、個人的には今後もそうはなっていかないと思っています。
iPad版のWordは、あくまで書式が崩れないWordビューワーという位置づけのように思います。iPad版のWordで用が足りてしまったら、PC用のofficeやOSのメーカーでもあるMicrosoftは面白くはないでしょう。また、「何行何文字」という指定は日本(アジア圏)のみのニーズなので、対応には消極的だと思います。
そしてiPadでは、iPadのディスプレイで見るのが基本というスタンスなのだと思われることです。ペーパーレスの進展で、フォント等も印刷向けでは無くディスプレイ向けのデザインに変わってきています。文字の大きさも見る側が拡大縮小出来ます。大学等でのレポートの書式指定の考え方も、変わっていくのだと思います。
この記事おしまい