
けろけろなるままに「ぼくが薬でねむらされて胃と腸を同時に観察されたおはなし〜食中毒with吐血からのインフルエンザおまけに胃がん予備軍発覚をそえて〜(輸血もあるよ)」♡そのに♡
「ぼくが薬で眠らされて胃と腸を同時に観察されたおはなし〜食中毒with吐血からのインフルエンザおまけに胃がん予備軍発覚をそえて〜(輸血もあるよ)」
♡そのに♡
5日目にして、まともな治療が受けられるであろう大きな病院に、まともな判断ができず懲りずに自転車で病院にきたぼくは、長らく待たされ、循環器内科の診察室に呼ばれます。ぼくはこの時点ですでに、あたまがおかしくなっていたので、大きな病院はスターウォーズのグッズがないんだなあと大きく感心していました。
ここでのお医者さんは、「胃腸炎等に違いないですが、一応、血液検査しましょう。」と軽やかに、作業のようにぼくを血液を抜くための部屋に送り込みます。
血を抜かれて、しばらく時間が経過したのちに、血液の成分の様子が露わになったため、ぼくは、やっとの思いで帰れると思い、心に重みのない状態で診察室に再び入室しました。
しかし、あんなに軽やかで冷静沈着だったお医者さんは青ざめながら、「あなた、今すぐ入院できますか。」と言い放ったのです。
血液検査の結果は、お医者さんの一言、「一応、血液検査しましょう」がとんでもないことに陥る事態に発展してしまったといった具合でした。
なんと、ぼくの体内の血液は、腸壁などが腸から一生懸命に排出されたために、正常値の半分の濃度の値を叩き出してしまったようでした。
お医者さんは「説明はあとでします。」との旨の説明をそそくさとなんやかんやと簡潔に終えます。
その後、お医者さんの指示により、健康な身体よりもヘモグロビンが半分しか存在しないぼくの横になった身体には、気づいたら針がさされていました。上に視線を向けると、血液袋のようなものがぶらさがっており、管を通して体内に注入されています。長期の休みに惰性を極めてゲーム内のモンスター達を愛でることしかしていなかったために、バチが当たったのではないかとすこし本気で悔やみました。
ひとまず第1弾の輸血が完了すると、再びお医者さんは「入院できる?」とさっそく問いましたが、ぼくは、春の休みがそろそろ終わりを迎えていたことに気づいたために、できるだけ入院を避けたいとの旨を伝えました。
お医者さんはすこしだけ悩んだ結果、「本当はやらないんですが、明日一日で一気に原因を探ってみましょう。」と不穏な言葉を言いました。そして、ついでのような様子ではありましたが、「自転車では絶対来ないでくださいね。」とぼくの数日間を全否定するようなことを言いました。
明日の検査までに準備することは、絶食と下剤を飲むことでしたが、ここ数日間の間に自然に行なっている行為であると気づき、ぼくはこのときばかりは、自分はすごいんだと錯覚を覚えました。完全に自己肯定する力がおかしくなってしまったのだと思います。
しかし余談ではありますが、病院の帰り道、ぼくはここ数日間で初めてすこし空腹を感じていたためにあれだけ絶食を迫られたにもかかわらず、海老とブロッコリーが具になっているサンドイッチをファミリーマートで無意識に購入してしまいました。食べたところで我に返り、とても反省しました。
そして、肝心の本当はやらないという不穏を匂わせていた検査内容は、"びっくり!!身体show!!"のような雰囲気を醸し出しているものでした。なにかの組織の人体実験を想起させるような展開だなあとも思いました。
お医者さんの計画は、口からの胃カメラとお尻からの内視鏡を同時に入れてしまおうというものでした。
ぼくはどうなるんだろう。
おたより
kerokerotushin@gmail.com
ついった〜
@kerokerotushin