今あらためて、KANさんのこと。
先日立ち寄ったお店で、おそらく有線の音楽が流れていた。
ざわつく中、スピーカーの近くにいたわけではないのではっきりとは聞こえなかったが、コード進行やサウンドの雰囲気が私のどストライクのど真ん中、という感じの曲が流れてきた。
なんだかすごく好きな感じの曲。誰のなんという曲だろう?最近の曲?…いや、この懐かしい感じ。これ、かなり前に聞いたことある。
でもすぐに曲名が出てこない。だけどもう一度聞きたいからどうしても曲目を知りたい。
ふいにそこでスマホにSound Houndを入れていたことを思い出し、ギリギリ曲が終わる前に店内の音の流れてくる方に行ってスマホに曲を聞かせることができた。
検索された曲はKANの「プロポーズ」。
ああ、そうだ。この声はKANさんだ。
次の瞬間、もうKANさんはいないんだ、という事実を思い出しふいに鼻の奥がツンとする。
家に帰ってすぐにYoutubeでもう一度「プロポーズ」を聞いた。
歌声はすごく若いのに、もうこの世にいないという現実感がない。
店内で聞いた時には歌詞まで聞き取れなかったけれど、改めて聞くと詞も歌声もすべてが優しく暖かい。
KANさんの曲はものすごくはっきりと頭の中に情景が浮かんでくる。
この曲、リアルタイムで聞いた時には多分そこまでハマらずあまり聞きこまなかったんだろうけど
(当時は東京ライフとけやき通りがいろづく頃ばかり聞いてた記憶)
30年以上の時を経て今の自分にものすごく響いてくる。
そこからいきなりのKAN祭りが始まり、ずっとYoutubeで数珠繋ぎにどんどん曲を聞いていって。
懐かしい曲のみならずしばらく離れていた期間の曲を初めて聞いたりもして、改めてこの人のメロディーメーカーとしての才能はものすごいな、と実感した。そして今聞いても全然古くない。
30年ぶりにもう一度すっかりファンになったのに、もうライブに行くことはできない。
いつか私がそちらの世界に行ったらぜひ生のステージを見せてください。
ところで、しばらく「夢で聞こえた曲のアウトプット」が滞ってますが、スマホの中の鼻歌フレーズがついに100を突破しました。…たぶん一生かかってもアウトプットの打ち込みは終わらないだろうな。
そろそろまた少しづつ(クオリティ無視の)打ち込み再開できればと思ってます。
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