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「天の邪鬼」と「ハングリー精神」
皆さんは、ビジネス書や自己啓発書を読みますか?私は、ここ1カ月くらいは他ごとで読書できずにいますが、基本的に読書は好きです。
勤務先にメンターとなる方がいたり、自ら各種セミナーに参加してメンターを見つけたりされている方は、「本」ではなく「人」から学ぼうとしているのでしょうが、求めているものは同じなんだと思います。
「何かで成功したい」「人の上に立ちたい」「お金を稼ぎたい」といった「自己承認欲求」であったり、
「人の役に立ちたい」「社会貢献したい」「誰かを救いたい」のような「社会参加欲求」であったり。
前提条件として、「知識や知見を広めたい」という部分がスタート地点だと思うのですが、最終的には、それぞれの「想い」を実現するために、その知識などは使われることでしょう。
似たような目的でインターネットでの情報収集をしてる人も忘れてはいけませんね。一部の分野では、本では古典的な理論しかなく、絶えず変化する時代に乗り遅れないためには、ネット検索がベスト、なんて業界もあるほどです。
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さて、おそらく多くの人が感じているでしょうが、すでに顕在化している情報は、コモディティ化しています。
「あの○○で有名な方の成功哲学が詰まった一冊」を、あなたが書店で見つけたときには、すでに他の多くの方も、同じように興味を抱いているものです。
本に書いてあることや誰かに教わったことを、そのまま行動しても、「あなたがやる意味」はあるのでしょうか?
前にどこかに書いたかもしれませんが、著名な作者が書いたからと言って、その本に書いてあることは、必ずしも正解ではないかもしれません。
時代の寵児としてフォーカスされている方の金言も、いつまで保証されるかはわかりません。
結局のところ、得た情報を知識として蓄えたら、あなたが保持している別の情報と掛け合わせて「あなたの知恵」にしていく作業が必要なんだと思います。
そのためには、常に人と違うことに目を向ける習慣を身につける必要があります。
この点は、「天の邪鬼」と言われるような方にとっては、得意分野かもしれませんね。悪口や苦言に捉えていた方もいるかもしれませんが、「天の邪鬼」は、立派な個性だと思うので、周囲に悪影響を与えない範囲で伸ばしてみる価値はあるのではないでしょうか?
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「人と自分を比べてはいけない」という言葉を聞いたことがあります。
「人は人であって、他人と自分は、そもそも比べるものではない」
なるほど、確かにその通りだと思います。「自分の方が優れているのに」とか「アイツに負けるなんて」といった感情を持つことは、精神衛生上、避けるべきですよね。
ですが、このような比べ方も、一律ダメなのでしょうか?
「あの人みたく素敵になりたい」や「あの先輩の仕事に対する向き合い方は尊敬する」といった感情は、果たして精神衛生上、避けたほうがイイのでしょうか?
自分に足りないが必要だと感じている素養って、誰にでもあるモノだと思います。
そういったモノを、一から十まで自分で作り上げるのは、おそらく不可能ですし、どこかで歪みが生じます。
そこで、すでにその素養を持ち合わせている方を手本とすることは、自己成長の速度も上がると思います。「求めている目標」が目の前にあるわけですから。
「リスペクトできる相手」を見つけ、自分の現状を正しく理解し、「前向き」に努力を重ねる。
そのような「他人との比べ方」だったら、してみてもいいのではないでしょうか?
「自分に克つ=克己心」と「貪欲に自己成長を促す力=ハングリー精神」で「今の自分」をアップデートしてみませんか?
私も「自分2.0(仮)」になるために自己研鑽の毎日ですが、今回のタイトルにある「天の邪鬼」と「ハングリー精神」を武器に、前進あるのみ!です。
ということで、今回の投稿は以上です。