Teenage Engineering EP-133 K.O.IIを買った話
MPC One、SP-404 MK2、KOALA SAMPLERなどで毎日ビートを作ってYouTubeなどに公開してます。
EP-133 K.O.IIを買って1ヶ月弱、10個以上ビートを作ってみたのでさらっとした感想を。
思ったよりちゃんと作られている
Teenage Engineeringに対しての印象は、デザインへのこだわりは相当あるし着眼点もユニークで面白そうだけどだいぶ割高な製品を作る会社。
ビルドクオリティ
割高な製品を作る会社が300ドルで出した製品なのでデザインはよくても質感や組み立ての精度とかはかなりチープかなと思っていだけど、スーパーファミコン的な質感で高級ではないけど安っぽくもなくソリッドな感じでかっこよい。想像より重いのでそれが良い方向に働いてる。へんな隙間があいているとかずれているボタンなどもなくそっち方面の品質もOK。
デザインのこだわりがすごい
本体はもちろんパッケージ(箱)、同梱物、はてはオンラインのマニュアルにいたるまでしっかり統一感のあるデザイン。
性能はかなり低い
ライバルどころかライバルの弟分にも勝てない
昨年末発売当初は比較されることも多かった ROLAND SP-404 MK2 ですが、比較するのがナンセンスなぐらいSP-404の方が高性能です。先月発売された弟分的な ROLAND P-6 相手でもリサンプルができないとかサンプリ時間とか基本的な性能は負けているところが多い。
良いところ
シーケンサーと4つのトラック
パターンシーケンサーが使いやすいと聞いていてそこは魅力だったんだけれど、なるほど使いやすい。大きなタッチスクリーンが付いているMPCには敵わないが、SP-404 MK2よりはわかりやすく、ノートモード(クロマチックモード)でもどの音がどのタイミングでなっているのかがわかりやすい。
トラックの概念があって4つあるのでドラム、ベース、メロディ、ループ音源などそれぞれ分けて作っていけるのもわかりやすい。
1ヶ月使ってみた感想
自分とは相性が良かった
買う前に想定していた、ちょっとベランダでとか寝る前にソファでサクサクっとビートメイクが出来るし、サンプリング周りがやりにくい分、ノートモードでベースラインやメロディでビートを作っていくやりかたするのが楽しくて思ったよりこれでビートを作ることが多い。
誰におすすめか
Teenage Engineeringが好きな人でここの製品をいくつも買っている人。メリットとデメリットを見て自分で判断できる人かなぁ。特に後者はEP-133に限らず他の製品に言えることだけれど。
最後にこの記事を書いている時点での最新のビート動画集を載せておきます。EP-133で作ったビートが6曲入っているのでどんな感じか参考になればうれしいです。