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カメラとMPCとかSP-404とかサンプラーをとりまく違いの話
動画と動画のBGMを同時期にはじめて3年半。そこそこ尺の長いのは自分のYouTubeで210本。コロナ禍では社内向けの動画作りがメインの仕事だったり、休職前もしっかりミッションには入っていた。
ものすごいスピードで進化していくカメラ
昨日カメラ好きの界隈では以前から噂されていた大きなニュースが正式に発表された。
SONY a9III 世界初のフルサイズグローバルシャッター搭載機 約90万で1月発売。
カメラスペック好きの人が考えた最強のカメラ、みたいなスペックを全部盛り込んで、それを(最近のカメラの世界では)結構妥当というか控えめな値段で出してきた。
カメラにはメーカーごとに機種に序列があってa9というのは1番上ではなく、その上にa1というのがある。モデルサイクルが違ったり、モデルチェンジのタイミングによって下位の機種の方が性能が上になってしまうことがあったりするのはよくあること。
MPCとかSP-404はのんびりしている
音楽制作は結局AbletonとかのDAWが中心で、ある意味ハードウェアのサンプラーは枯れた技術でそれほど欲しい機能もなかったりするのか、MPCも最近は色違いの限定版とか、やっとでた感じのMPC One+もWiFiとBluetoothがついてストレージが4GBから16GBになったとかその程度。それもMPC Live IIには搭載されていたものだったりで目新しさはない。
次世代MPCを想像してみるもののそんなに欲しい技術もない
より動作が速くなるって点ではプロセッサのアップグレードやRAMが増えるのは歓迎だけれど、給電もできるUSB-Cポートとかかな。MPC Oneぐらいの小型モデルならバッテリーも内蔵してほしいところだけれど、カメラみたいに値段がどんどん高くなっても困る。
とはいえ、この界隈の人たちは、新しいのが出ても今のが壊れたとか盗まれたとかでもないと買い替えそうになくて、新製品がでたら飛びつく人が多いカメラと両方やってるぼくとしては違いが面白い。
ぼくがメインで使っているのはSONY a7IVで、SONYではフルサイズミラーレスのスタンダード機という扱いで、これより値段の高い高画素機だったり、暗いところでノイズが少ない動画向けのとか、性能はほぼ一緒だけどうんと小型にしたモデルとか、a7シリーズだけでも何種類も出てる。ちなみにa7IVのお値段はMPC X SEとおんなじぐらい(MPCと違って本体だけでは使えずレンズも必要なのでさらにお金がかかる。)
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現行のスタンドアローンのMPCシリーズのワークフローも変わりすぎると既存ユーザーの評判が悪くなるから加減が難しそうだし、ビギナーのぼくも、こういうもんなんだなという感じで、とくに不便に感じてもなかったりする。
うまくモデルチェンジできたSP-404 MK2
その点 SP-404 MK2 はうまいことやったというか、完成度が高いなぁと感じる。これでもか、というほど前機種で足りなかったところを追加してるのに、従来のユーザーにも違和感がない。ボタンの組み合わせをおぼえないと必要な機能にたどりつけないけれど、初心者のぼくでも、出来のいいシンプルな説明書のおかげでなんとか使えている。
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カメラは新機能・技術が誰にも分かりやすい
くらべるのは無理やりだけど、カメラの方が圧倒的に優れているなぁと思ったのは、新機能だったり、高性能ぶりを誰でも体感しやすい点。
新しく出るモデルは、たとえば前より暗いところでもノイズが少なく綺麗に撮れたり、ピントが迷わず素早く合って、しかも人間だったり、車だったり、うごく動物(最近は人はもちろん、動物や鳥の目にピントを合わせるモードとか普通にある)に動画でピントを合わせ続けたり。
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レンズだって、純正品の高いやつ、とくにうんとボケるやつなんか分かりやすい。ピントはカメラがばっちり合わせてくれるので、被写体にはバチっとピンとがあって、背景をめちゃくちゃぼかした写真とかね。そのボケもとろけるような綺麗なボケとか。中望遠あたりのマクロレンズなんかもわかりやすいでしょう。こんなに大きく撮れるんだ!とか、カメラ初心者の人がオートに近い設定で撮っても結構満足できる写真が撮れたり、機能を体感できると思う。
そういう点、サンプラーなんか、そんなもん使ったことないぼくみたいな初心者には分かりにくい。幸い見た目がかっこいいので使わなくてもインテリアとして1台ぐらい合ってもいいのが救いか。