![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120698034/rectangle_large_type_2_1da1efa0c1c61f66a58e5547511c0593.jpeg?width=1200)
【カウゲート】神決(2023/11/03)に関する記録【自称中級者】
こんにちは。
パウパー大好き and レガシー初心者の菊川けりおです。
皆さんパウパーやってますか?
僕はMagicOnlineのために安いPCを購入してからというもの、紙でプレイできない分のフラストレーションをオンラインにぶつけているマンです。
さて今回の記事は2023/11/03に行われた神決に関する記事です。
この記事の構成は以下になります。
デッキ選択について(事前に下書き済み)
当日の戦績
反省
ということで、ここの記述は神決より前に記述したものになります。
事前に狙いなどを書いた上で反省に生かす最強の方法です。
閃いた割に「労力かかって面倒だな〜」と思ってしまうのが自称中級者マン。
デッキ選択について
まず結論から言いますと「WU Gate」、通称カウゲートを選択しました。
バジリスク門を有するゲートデッキの中でも大会上位に食い込むTier1デッキ
前回の神決で挑戦者が使用したデッキでもあります。
環境の把握
パウパーのメタゲームを定義づけているのは以下の3つです。
ステッカーカルドーサ
白青親和(きらすべ親和)
青単テラー
この3つのデッキに共通して言えることは
ぶん回りパターンを有している(テンポの高速化)
ロングゲームへの耐性(衝動系、ドロー系による補充、トークン生成生物)
の2点です。
この3つのデッキ+Tier1デッキとして考えられるのが、
カウゲート
青黒テラー
カルニブラック
カルドーサレッド
の4つだと認識しています。
もちろんこれ以外にもデッキは存在しますが、神決の上位に食い込む可能性が高そうなデッキは以上の7つです。
当然この7つはしっかりメタられます。
またこの7つに対する対策の巻き添えを食らうデッキも存在します。
(例.きらきら親和の影響でエンチャント対策がサイドボードに増え、呪禁オーラや白単ヒロイックが巻き添えを食らう)
デッキ選択理由
私はカウゲートを選ぶ際、以下のことを重要視しました。
青の打ち消しを保有していること
一試合にある程度の時間を使うこと
(自分が)言い訳する余地のないこと
環境のことを語っておきながら全く関係ない理由でした。
この記事はここまでとなります。
冗談です。
簡潔に1つずつ説明します。
①青の打ち消しを保有する
妨害される側・する側を考えたとき、私は「妨害する側」に立ちたいです。
除去には耐性持ちがいますが、「打ち消されない」というカードはパウパーメタ上に存在しないので最大の除去は《対抗呪文》と考えています。
②一試合にある程度の時間を使う
ぶん回りは仕方ないにしても、ミッドレンジやコントロール系のデッキは自然と試合時間が長くなります。初めて東京での大型大会に出場するので、長くパウパーをプレイしたいと考えています。
③言い訳する余地のないこと
負けた際、「このデッキのせい」という思考になりたくありません。
キープ基準・ドローソースの切り方・盤面展開の仕方・カウンターの打ちどころetc. カウゲートは上手い人にほど応えてくれるデッキだと感じているので、負けたら「僕のせい」です。そう思えるデッキを選びました。
デッキの構成
![](https://assets.st-note.com/img/1699009397066-sljlmCzj88.jpg?width=1200)
メインボード
元々はGN氏のカウゲートをMOで練習していたのですが、最終的にはGN氏とMvanni氏のカウゲートをミックスしたような形に落ち着きました。
中盤~後半の息切れ防止に《多元宇宙の警告》を採用
土地を探す役目を果たしていた《定業》を1枚に減らし《ロリアンの発見》を4採用
サイドからの赤単対策を減らしたので、《黎明運びのクレリック》を2枚採用
サイドボード
邪悪を打ち砕く(3枚)
主にテラー系、きらきら親和、呪禁オーラへの対策
メインに採用しているリストもありますが、赤単相手などには不要です。
当世で捨てられるのも確実ではないため、サイド戦からの採用としました。
水流破(4枚)
主に赤単への対策
元々は青霊破と合わせて6枚採用していたが、今回は4枚に変更。
紅蓮破(4枚)
主に青系への対策
《対抗呪文》と異なり、通ってしまった青系のパーマネントを破壊することもできる。当て所として《つぶやく神秘家》《当世》《秘密を掘り下げる者》が考えられる。
軍旗の旗手(3枚)
主にきらきら親和、ゲートデッキ、呪禁オーラ、白単ヒロイックへの対策
青の防御円(1枚)
UB関連の統治者争いを楽にするために1枚採用
この枠を最後まで《塵は塵に》へするか悩んでいた。
当日の戦績
ここからは神決後に記述しています。
1戦目:黒単コントロール⭕️⭕️
2戦目:赤緑ビースト⭕️⭕️
3戦目:青黒テラー⭕️❌⭕️
4戦目:青黒フェアリー❌❌
5戦目:グリクシス親和⭕️❌時間切れ
6戦目:黒赤緑カスケード❌⭕️❌
7戦目:5cゲート❌⭕️⭕️
8戦目:青黒フェアリー❌⭕️時間切れ
4-2-2 45位/176名でのフィニッシュでした。
反省
環境のズレと青黒フェアリーへの練度不足
MO上で勝ち星を上げ始めていた青黒フェアリーに対して、明らかな経験値の低さがありました。また青白きらきら親和などにガードを上げている分、サイドインできるカードが少ないのも問題でした。(紅蓮破で黒の除去は止まらない)
4戦目に戦ったのは、世界王者でもある高橋優太選手でした。ローウィン時代から憧れだった高橋選手の青黒フェアリーと戦えたのは本当に嬉しかったのと同時に、自分のプレイングによって良い試合が出来なかった事を本当に反省しています。
せめてMO上で青黒フェアリーが勝ち始めた時点で回しておくだけでも良かったのに、その一手間を惜しんだのは明らかな反省点でもあります。
メタゲームに関しては読み違いも甚だしいので私は貝になります。
不要なサイドボードと蛇足のメイン
当たり運といえばそれまでですが、サイドボード15枚の枠を有効に使えていません。
またメインの定業1枚は明らかな蛇足でした。この1枚がデッキの贅肉であり、代わりに《ギルドパクトの守護者》でも使った方が勝ち筋が増えています。
もしくは《つぶやく神秘家》を入れたら良いと思いました。その際には《定業》《渦まく知識》を4枚採用してみようと思います。
栄養補給に関して
5戦目3game時、こちらの勝ち目は完全に無くなった為、3-1-1ラインにする為の延命行動だけが最適解の盤面が来ました。その際、結果的には問題無かったのですが、ひっくり返される唯一の手段を潰せるにも関わらずその行動を取りませんでした。相手に「OK」と言った直後、「全然OKじゃないんだが?」と自分にキレそうになりました。
勝ち筋を思い描いているのに頭が回っていないのは、明らかにエネルギー不足の兆候です。振り返ると大会1時間前のおにぎり2個しか摂取しておらず、こまめにエネルギーを摂取すべきでした。
時間切れになってしまい、そのまま慌てての6戦目。
当然エネルギー摂取はしておらず、ハンドで構えるべき呪文を持ちながら無駄にマナを消費するミスをしました。結果としてそれが致命傷となり、1game目負け、そして3game目トップ勝負からのリソース負けで敗北。
6戦目後、急いで購入していたカロリーメイトを胃へと突っ込み、残り2戦を戦うことが出来ました。エネルギー摂取していても行ったミスかもしれませんが、エネルギー摂取していない事がそもそもあり得ないので次に参加する際は改善します。
潔い投了と細い勝ち筋を学ぶ
2回目の時間切れを起こした8戦目
これは1game目に投了するのが遅かったのが大きな原因です。対戦相手は統治者によって幾度もドローを重ねていたので、こちらが盤面を取り返そうとしても回答が常にありました。そのような時に「参りました」と早く言えれば、3game目をもっと丁寧に進める事が出来たでしょう。
逆に2game目は何がなんでも勝たないと行けない為、細い勝ち筋を辿る必要がありました。結果的に2game目は打ち消しを掻い潜った《ギルドパクトの守護者》によって殴り切れたので、良いゲームが出来たと思います。
1game目も2game目も20分近いロングゲームになりましたが、価値があるのは2game目のロングゲームです。1game目に関して、私が優勢ならまだしも劣勢状態をダラダラ続けたのは相手にも申し訳ありませんでした。
感想と1つの気づき
初めてのパウパー神決への挑戦は満足感もありつつ、今後の課題も見える内容でした。
そしてYouTubeで見る有名人たちやラッパーで最近M:TGに復帰されたゆうまさんなどなど、そのような方たちと同じ空間で戦えたのはとても嬉しかったです。
参加してみてとても良かったことがありました。
それは私の中にある1つのこだわりに関する気づきです。
私はプレイミスをした時、恥じらいよりも怒りの感情が出てきます。その根本に関して一体何なのか分かりませんでしたが、ようやく今日「自分のプレイミスによって良い試合が壊れてしまった」という気持ちだと気付きました。
良い試合とは私が勝つ試合ではありません。
お互いの最善手があたかも1つの手順のように紡がれた試合、というような感覚です。(感覚で話してごめんなさい)
もちろんお相手がそんな事を考えていようといまいとどちらでも構いません。
これは私の個人的なこだわりだからです。
兎にも角にも私自身への感情に1つのラベルがついた事をとても喜んでいます。
やっぱりパウパーって楽しいなぁ!!!!