TravisJapanがロスに行くってよ。
一週間前の朝、ケータイが寿命を迎えた。
急なことだったので、データの保存を疎かにしていたせいで、約4年間のデータを失ってしまった。あっちこっちで保存した画像も、遠征した時の思い出の写真も、節目ごとに自担が大事に書いてたブログも、すべてが宇宙に飛んでしまった。
4年前か…ちょうど松松がTravis Japanに加入した頃だ。その頃に買い換えたケータイ、よく頑張ってくれた。消えてしまったメモリーと共に、記憶が曖昧になり、あれ、長く応援してきた好きな人ってどんな顔をしてるんだっけ?って自担の顔も思い出せない瞬間があった。
パソコンを開いて、Twitterに自担の主演映画の舞台挨拶の記事が流れる。そうだ、こんな顔だった。これからの自担への気持ちが大きくなり、「思い出が僕らを繋いでいる」の歌詞を抱えて生きてきたオタクなのに、思い出を失くしたことが思ったより悲しくない自分もいる。遭ってみないと分からない本当の話だった。
心の断捨離をしておいた。Travis Japanは今後どうなるんだろう。面白い未来を迎えたらいいなってふと思った。
#トラジャ重大発表インライ
3月3日、7人のとらまるの予告から「絶対見てね」の強い圧を感じながら、21時のインライを楽しみに待つ。一応カレンダーで確認して、神吉日と言われる縁起の良い日だけど、デビュー発表できるほどの良い日ではない。
で、インライが始まりました。同時視聴数は間もなく10万人に到達した。
いつもと変わらずぎゅーっと距離感がバグってる七人だけど、どこかそわそわしてて。指定タグの「#トラジャ重大発表インライ」と如恵留くんが入力してくれた時、私はまだ「重大」のレベルを疑っていた。まさか宮近くんのメモの紙に書いてたことは想像を超える「重大発表」だったとは。
Travis Japanはアメリカのロスへ修行
3月下旬~帰りは未定という無期限の旅
ダンス・ボイストレーニング・語学・色んなスキルを磨き上げる
家を借りて七人で共同生活
ダンスコンテストに出たい(すでに一つ出場決定)
SNS:ジャニーズWeb、インスタ、ISLANDTVは継続
YouTube:Jr.チャンネルは継続、∔81は継続だが暫く後輩に受け継いでもらう
という内容だった。
↓インライの前にジャにのチャンネルで先輩たちに報告したTravis Japan
とんでもない情報量で、一個一個消化しきれなくて、正直インライ中は話についていくのに精いっぱいだった。
ここからは個人的な気持ちの殴り書き。思いついたことをそのまま書く。思いと思い込みが半々。多分すごく支離滅裂。不快をさせる言葉もある。
海外修行
そうきたかって、どっちかというとホッとした気持ちが大きい。
青春時代はお仕事、舞台や稽古に沢山の時間を費やして、学生らしいことはあまりできなかったという自担。元々海外志望があるし、行ってみるなら絶対若いうちがいいけど、色んなタイミングが重なってもう何年間も「今年が勝負の年」と言われて、ずっと目の前のことに全力を注いでる姿を見ると、生身の人間を応援する重みを感じる。
一度きりの人生は後悔のないように生きてほしいけど、アイドルとしてビッグになりたいと願う以上、色んな人の想いを背負わなくてはいけない存在になっていく。
私自身は海外留学の経験者なので、海外で生活してみたいという気持ちはクリアしないと収まらないと痛いほどわかる。海外に出れば生まれ変わるわけではないし、自分の国でできないことって実はそんなにない。でも違うの。生活でしか体験できない”何か”は確かにある。人間として、絶対行った方がいいと背中を押してあげたい。でもファンとして、行ってしまった後のビジョンが不安で想像したくないのも本音。
正直、デビューして数年後、色々落ち着いてから、30代になる手前のタイミングで長期休暇を取って海外留学に行くかもってまで想像してた。そうじゃなくても”いずれは”と思っている。別に安定感がほしいわけでもないのに、いつか起こるかも分からないことで不安になるの、まさに杞憂って言うんだね。本当に我儘なオタクだ。
そういう気持ちが小さく心に潜んでるから、「7人で一緒に」と聞いた時、何もかも前向きに思える自分がいた。そうか、そういう策があるんだ。
7人でいく、Travis Japanから離れることはない。むしろ7人での挑戦になる。
勝負の年は変わらない。勝負がいったん落ち着いてからの留学しか思いつけない私は大馬鹿者。グループで活動しながら、事務所に世話してもらいながら、の海外生活ってよく考えたらおいしい話だ。一石一億鳥。
海外留学って「いったん離れたい・離れる」話になりがちだけど、今回のプロジェクトはげんまるで元太くんの言う通り「離れたくないし離さないよ!」になると思えてきた。
7人にはこの期間を楽しんでほしい。絶対普通じゃ得られない経験。いっぱい楽しんでほしい。生活の中の楽しさを共有してくれたら嬉しい。
7人の海外共同生活からどんなものが生まれるのか本当に楽しみ。ゼロから素晴らしいモノを生み出すのが上手なTravis Japanならきっと大丈夫。
海外に行ってその一部の人生をエンターテインメントとして形にしてくれるのも、まさに”アイドル”でしかできないこと。今以上に「一緒に今を生きる」マインドを感じるんじゃないかなと、ちょっとワクワクになってきた。
デビュー劇
ジャニーズにはCDデビューという制度がある。良くも悪くも”デビュー”の概念が大きくなりすぎたと思う。
もちろん、ジャニーズJr.はデビューを目指す。Jr.担も自担のデビューを夢見て応援する。でも何年か前からデビューの概念が変わっていた気がする。昔のデビューという概念は今の「グループ結成」に近いかな。固定メンバーでグループを組んでもらえると、グループ単位で売り出していて、いいタイミングでデビュー。
事務所は今抱えてるタレントを全部一定の規模に育って、”ジャニーズ”というブランドを長く存続させると私は思ってる。デビューさせるより、一人前に育つのが難しそう。どのデビュー組も”売れる”までの下積期の話は滑らない話として語り継がれるけど、今の若手ジャニーズは”デビューする瞬間から売れなければならない”。下積はJr.時代で終わらせる。デビュー曲だけでもダメ。ずっといい調子じゃなければならない。そんなふうに感じる。
トラジャを含め、Jr.のグループはほぼデビュー組のような体制でマネジメントが行ってるんじゃないかなと思うし、Travis JapanもTravis Japanのためのマネジメントがあって、どうすれば彼らの色や武器を生かして長く大きく活躍する路線を切り拓けるか、大人はそれなりに悩んでると思う。
ぶっちゃけ、トラジャがデビューしても売れる未来が想像できないと言う人の多さに、日頃からモヤモヤしてる。私は全然そう思わない。でもそう思う人がいれば、それを打開するための動きが必要なわけで。かなり冒険をさせてるけど、適当に放り出すことなく、保守的なやり方で収まらず、彼らの可能性を無駄にしない事務所には感謝してる。私的には事務所はTravis Japan推しに見える。
しかしデビューに対する概念が「昔のままで止まってる」外野はデビューという肩書きがないとほぼ無関心の層が厚い。世代的に近いデビュー組のファンは、横の競争関係もあるんだろう、壁を乗り越えた優位でいたくて、デビューに対する概念は「昔のままであってほしい」の人が多い。それで結局、「デビューできるか・できないか」しか注目度がない。それがしんどい。
Travis Japanはいろんなことをやってる。とても良い仕事してる。SNSも上手に活用してる。トラジャ担としてすごく楽しく日々過ごしてる。しかし、事あるごとに外野は「トラジャとトラジャ担は焦ってる」という印象しかないと知らされて毎回けっこうショックだ。
はやく「ジャニーズJr.」の文字を取りたい、もうとっくにTravis Japanというグループで単独活動してるのに、将来的に長く走る軌道はまだ構築中のため、デビューという一回しか使えない切り札はまだ出せないのがもどかしい。
いま「ジャニーズJr.」を取ったら中途半端にJr.卒業という形になってしまい、今後は華々しい会見は難しくなるかもしれない。個人的にちゃんとした形でやってほしいから、ステイは理解できる。でも取らないと、形としてまだJr.の横並びにいるから、界隈の雑音が鬱陶しい。気にしなければいいの話だけど。
やっぱりJr.チャンネルの更新が継続するのはめちゃくちゃ嬉しいけど、単独のチャンネルじゃなくてJr.チャンネルにいるのか!の気持ちもある。でも完全なる別行動が定着されたら、良い意味で意識は横並びの競争から抜き出して、もっと普通に楽しめたい。ついでに大賞も辞退したい。
無期限の修行
何だかんだ確かなものがないのは一番あれだね。
でもそれが必要だとも分かってる。明確に期限を設けてしまったら、いざチャンスが舞い込んでも、スケジュールが調整不可の関係で手放さなきゃいけないこともある。
不確定要素が多いSNS時代では、とにかく動かないと結果に結びつけないことが主流になってると思う。かつて確信がないと動かないジャニーズ事務所は時代を追いつくのに、あまり前例のない、理解するのに時間が必要、実験的な段階といったプロジェクトをいつも安心してTravis Japanに任せる節はあるよね。
彼らの精神年齢、スキルの高さ、協調性、クリエイティブ性、問題解決に結ぶチームワークなど、色んな条件がそろっての信頼関係なんじゃないかな。あと協力的なファン層も関係してるのかなと思ったりする。
私も自担に対して普通に王道の道を歩んで普通に売れて普通にずっと会えたら最高だと思ってたけど、傍から見ても継続するために変わらなければならないジャニーズ事務所とタレントたちの危機感がすごい。本当にこのままだといつかは終わっちゃう。どの世代のタレントも一生懸命に突破口を探してるように見える。
不穏な高跳び台に向かって、もうロイター板前に立ってるTravis Japanはそのまま飛ぶのか。そう思うと、着地点を想定しないで飛び方も飛ぶ角度も変えてみようとするTravis Japanは、いいと思う。
しかし、このTravis JapanによるTravis Japanの”海外ヒューマンドラマ”をどうモノにするかは本当に事務所のフォローがとても大事。これを機に今まで疎かにした海外関連のコンテンツ機能を整備してくれることを強く願います。
無期限はどうと言うか、きっと”Travis Japanが巻き起こした旋風”というドラマの形が見えてきたらの話だよね。個人的に後の展開は未定だけどなぜかあまり心配していない。でもその期間中に失ってしまう注目度や人気を埋めたり、既存のファンの熱量を保たせたりする露出はやっぱり事務所に責任をとって頑張ってほしい。デジタル時代ならではのやり方は沢山ある。Travis Japanの7人が未知を開拓に行っちゃう時、事務所にはTravis Japanが積み上げてきたものを未来へとちゃんと繋いでほしい。
元太担として自担は暫く芝居の仕事やオーディションにも参加できないと思うとやっぱり心苦しい。最近リモートのオーディションも多いし、数日間の撮影ならどうか一時期帰国させてもらえないかな…(ガチのお願い)
この期間は待つだけじゃいられない。これからも盛り上げていきたい。だから頑張ってくれるTravis Japanのために事務所もがんばれ。Travis Japanは無条件に応援するが、その何倍も心配してるのは事務所のほうだから、事務所も応援したい。まじで頑張ってくれ。放置なんかしたらしぬほど煽るから!
・TravisJapanには「夢のHollywood」がある
変な話、前にデビュー発表の記者会見はハリウッドでやりたいと言ってたことは忘れられない。確かにインパクトがあって、個人的にもしかして事務所もそれを叶えてくれるかもしれないと思ってるけど薄っすら心配する部分もある。
それは世間的にハリウッドと言えば映画の聖地。ハリウッドで成功したい人々は映画スターを目指している。「夢のHollywood」の世界観には独自の解釈やジャニーさんのバックグラウンドがあったり、そういった内輪ノリは外野にとっては「裸の王様」。誰も違和感を覚えるのに、誰も指摘できない。ダンスを武器にする日本人アイドルグループに「ハリウッド映画」の質問なんかできない。
ハリウッドで会場を借りて、マスコミを連れて渡米して、記者会見を開くことはそんなに難しいことではないと思う。ただし、記者会見で「夢のHollywoodを目指してるから、Hollywoodで会見をやりました。」とエモい話なのか、ダジャレなのか、よく分からないコメントを言わせて、みんな仲良く日本に帰るだけの会見は想像するだけで悪夢。夢ハリの概念を大事にしてほしいから、茶番になっちゃ絶対嫌です。
この想像上の悪夢はどうやら杞憂で終われそうでよかった。Travis Japanはロスで生活して何かをやり遂げて、本当の意味でハリウッドで(物理的にその周辺)夢を追いかけるんだ。ハリウッドで会見を開く時、胸を張って色んな実のある話ができるんだ。その景色が楽しみだな。やっぱりふわっとした概念を本物にするのは本人たちしかできないこと。一切誤魔化さない健気さ。これがこのプロジェクトにすごく賛同できる理由の一つ。
やっぱり私はすべてが上手くいく前提で考えちゃう。ビックリするほど変な自信がある。
何とも言えない寂しさ
お前は違うんだよ。のん気なことを言うなよって言われたら、それはそう。分かってる。直近まで会えたら、恐らくいまの気持ちにはなれないと思う。
元太くんのことを応援する9年間。コロナ禍の前に、元太くんのいる現場は行けるだけ行ってた。大事な時は絶っ対に立ち合いたい。誰のバックに「つきそう」と言われたら飛んじゃう。「出そう」の現場にはすぐ遠征しちゃう。トラジャに入るかもしれないと聞いて、翌日の朝は羽田空港で朝ごはんを食べて昼はお台場でランチしてた。一応、国際線を利用してるけど、距離なんて感じてなかった。会いに行くことしか頭になかった。どうしても会いたいから。元太くんに会うことがすべてだった。
2020年はオンライン配信のライブが殆どだったので、何とか乗り越えてたけど、2021年はしんどくないと言ったらウソとなる。あまりにも寂しい。耐えられなくなる時はよくある。でもそんな時はやっぱり自分に問いかける。
「トラジャ初めての全国ツアーに行けないけど、それでも好き?」
「万が一デビュー発表があっても立ち会えないけど、それでも好き?」
「一生一度しかない初主演映画の舞台挨拶にも行けないけど、それでも離れない?」
何度も何度も自分に問いかけてみた。別に趣味だから他に楽しいことをやればいいし、執着する必要もないし、本当にしんどくなったら手放せばいい。でも何回聞いても、答えは一つーー「好きは好き。Travis Japanが好き。松田元太くんが好き。」
いずれは大きくなって手の届かない場所に行くのだろう。それは願いでもある。でも現実味を帯びてないと、いつも通りの応援は本当にずっと続けられると思っていた。それを破壊したのは厄介なウイルスだなんて誰が書いたシナリオだよって笑っちゃうけど、当たり前が当たり前じゃなくなる気持ちを、いい意味で練習させてもらった気がする。世界のTravis Japan、こういう距離感で応援するんだって。
ポジティブに考えたり、事務所の文句だらだらと書いたり、楽しいことを色々と想像しちゃうのは、寂しさと向き合うリハビリの時間が長かったからかもしれない。意外とできる活動が多いと思うし、意外とできる応援も多いし、意外と心も冷めない。今後もそう信じたい。
もし会えたら今頃メンタル多分もっとやられる。現場にはぬくもりがあるから。今回ばかりは捉え方も向き合い方も人それぞれ。だからそれぞれの気持ちがあっていいと思う。自分もね。
結局色々思うことは消えないと思うけど、もうすぐ始まる彼らの新生活に感じるワクワクのほうが大きいかな。
Travis Japanはずっと回り道でも一番前。どの道を歩んでも正解になる。
一人のファンとして私は純粋についていく。
好きなんだから。それに尽きる。
最後に、祝福の気持ちを込めて、
Travis Japanで嵐のサクラ咲ケを貼り付けます🌸
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