見出し画像

「鬼殺しの一族〜その終わりなき戦い〜」story2.「芦屋の男爵という名の鬼の一族との厳しき戦い」 〜序章〜


story2.「芦屋の男爵という名の鬼の一族との厳しき戦い」登場人物。

隼人:「鬼殺しの一族」の初代の末裔。

「鬼殺しの一族」の宗家の長子で職には付いていない。

主に関東圏を中心に「奴ら(鬼)」を監視し抹殺している「鬼殺しの一族」の戦闘部隊のリーダーにして中心人物。

強力な『奴ら(鬼)』が出現した際は日本全土に出向き戦う事もしばし有る。

淳一:
隼人とは幼馴染みで一般公務員。

ある時を境に隼人と行動を共にする事が多くなる。

少し考え方は幼い面を持つが隼人とは同じ歳ながらも隼人に尊敬の念を抱いている。

夜々(よよ):隼人の妹で特殊な能力を持つ。

時に隼人の指示で動くとてもキュートで可愛らしい19歳の女子大生。

だがその容姿とは裏腹にかなり気が強く頭脳も明晰で武術にも剣術にも長けている。

その「鬼殺しの一族」特有の能力で度々隼人の手助けをしている。

またアルコールにはとても強い一面も有る独特の感性の持ち主。

同じ大学生の男子(特に先輩)から圧倒的な人気が有るが同世代の男性には興味は無い様子。

陽姫(ようき):「鬼殺しの一族」の戦闘部隊でサブリーダー左京の妹。

関西在住であったが夜々とは幼なじみで現在は同じ大学に通っている。

夜々よりも能力は弱いが特殊な能力を持ち合わせている。

だがその能力は少し低い。

夜々と同じくチャーミングでキュートな一面を持ち合わせていて物怖じはしないが時として明後日の方向の思考を持ったりもする。

何事にも強気な夜々に対しその天然ボケがある意味とても可愛いくキュートな19歳の女子大生。

夜々が年上の男性から支持を集めるのに対し陽姫は年下の男性からの人気が高い。

左京:「鬼殺しの一族」の末裔で戦闘部隊のサブリーダー。

陽姫(ようき)の兄。

隼人が関東一円を守っているのに対し主に関西圏の『奴ら(鬼)』から人々を守っている。

隼人とは元服まで剣術に柔術の手ほどきを師範の翔衞(しょうえい)から共に教わった仲。

「鬼殺しの一族」の実行部隊のサブリーダー的な存在でその能力は隼人にも引けを取らない。

光輝:「警視庁・公安部」のキャリア刑事で「八咫烏(ヤタガラス)」の上級会員。

「警視庁 公安部」に所属している事も有り日本全国の裏社会の事情にも通じている。

主に隼人の抹殺した『奴ら(鬼)』の後始末を「影」と共に部下の「八咫烏(ヤタガラス)」に命じ処分をする立場である。
同時に隼人達への情報提供も積極的に行なっているがアルコールは非常に滅法弱い一面も?

武術・剣術の能力に関しては「鬼殺しの一族」の戦闘部隊並みの実力が有り特に2036年現在の近代兵器に精通をしている。

「鬼殺しの一族」の戦闘部隊の良き理解者で有り協力者。

涼:「鬼殺しの一族」の戦闘部隊では最年少の19際の青年。

近くに左京が居るのだが涼の憧れで目標は実行部隊のリーダーである隼人。

隼人の影響を強く受けていて格好から煙草の銘柄まで隼人の真似をしている。

弱冠19歳と「鬼殺しの一族」の実行部隊では1番若いがその戦闘能力と頭脳には隼人に左京も一目を置いている。

亜希子:隼人の父の雅也の姉で叔母。

生物学の国際的権威。

普段は「国立生物化学研究所」の重要なポストについている。

だが『奴ら(鬼)』を戦闘部隊が殺った際は奴らの生物的な遺伝子などの研究もしている。

亜希子の子供は女性ばかりなので隼人の事は産まれた時からとても可愛がっている。

大塚:八咫烏の一員で大阪府法務局の課長職。

平原;八咫烏の一員で大阪税務所の課長職。

大野:八咫烏の一員で大阪府役所の戸籍係りの課長職。

影:「鬼殺しの一族」の血縁者で戦闘部隊が『奴ら(鬼)』を殺る際に万が一失敗した際、霊力の有る「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を守る事が主な使命。

また殺った『奴ら(鬼)』の処理も戦闘部隊に変わって実行する。

実行部隊がその危険度や重大度によって「level 1〜​​​​level 7」によって影の人数は変わるが凡その人数は「levelの数字×人数(1単位約10名ほど)」となっている模様。
例:level 1の場合は×10人前後

柳生:左京達の調べた結果恐らく『奴ら(鬼)』の可能性が高い芦屋の地域では『男爵』と呼ばれている大富豪もその正体は?

瑞希:『柳生』の長女で毎晩ホストクラブで遊び歩いている。

洋一:『柳生』の息子で瑞希の弟。こちらも毎晩キャバクラ通いの金遣いの荒い息子。

八咫烏(ヤタガラス):古来より天皇の裏で特殊な裏の儀式などを執り行う秘密組織。

世界でも類を見ないほどのベールに閉ざされた完全なる秘密組織である。

※裏天皇と呼ばれ主に天皇家の裏の儀式を執り行い表の顔である天皇の手助けをしていて主要各国にも八咫烏の一員が複数常駐しているとも噂されている。

詳細は未だ不明も「鬼殺しの一族」の起源の方が古く、ある種尊敬の念から「鬼殺しの一族」とは密接な関係にある。

※「鬼殺しの一族」は「八咫烏(ヤタガラス)」を主に「八の字」と表現をしている。

story2.「鬼殺しの一族〜その終わりなき戦い〜」story2.男爵という名の鬼の一族との厳しき戦い 〜序章〜

8月に入ったある日...

歌舞伎町の一件で負傷を負った隼人はのんびりと警察病院のVIPルームでマルボロを吸いながら先日の歌舞伎町の『奴(鬼)』が首をはねた際に言った事を考えていた...

「俺なんかよりも遥かに力を持った者がいると言う事を...
か...
一体どんな『奴(鬼)』なんだろうか...」

時間は夕方6:00pmの少し前...

その時ノックもせずに扉が開いてそこには夜々と陽姫の姿が...

「隼兄元気〜〜〜!!!」

と明るい口調で病室に入るや否や

「隼兄ここ病院で禁煙でしょ!?
煙草はダ〜メダ〜メッ!?」

と言いながら隼人の吸っている紙巻き煙草を取り上げる仕草を見せたので隼人は夜々の手を振り払い一言...

「あのな〜…
ここは警察のVIPクラスしか入れないVIPルームだぜ...
そんなもん関係無いわい...」

と全く意に介さない様子でスパスパと紙巻き煙草のマルボロを吸っていた...

ここから先は

49,390字 / 2画像
この記事のみ ¥ 200

もし作品を見て私と私の作品に興味を抱かれましたらサポートをお願いいたします。 サポートへのお礼に関しましては作品を通じてお礼に変えさせていただきます。 サポートは今後の活動費用に充当したいと思っております。 宜しくお願いいたします。