あうんの龍改め、あうんの丙辰。或いは、あうんの壬辰。
六角通富小路に注文を出していたお扇子が、予定よりも結構早く先日届いた。
黒タキに紅殻、全然目立ちませんな。
結局お揃いにした訳ですが、親骨に名入れ施してもらうならば金色が無難ですよ?皆様方。なおお扇子は当然、宮脇賣扇庵の物。
そして3年ほど前から、今回お揃いのお扇子に関しては一応気にはしていた。
初めて宮脇賣扇庵に入った時から、今回のお扇子はあったのよ。
まあ来年2024年は甲辰年と辰年であり不族の業の年でもあるのだが、それに肖ってお前ら手にしたんだろ?どうせ。
そう罵られてもまあ、致し方ない結果と化したオチになってしまったが。
後はまあな?2匹の龍が、律音。
と云った所でもあるのだよ、お前ら。律音扇子。
律音に処方箋は一切ございません。出逢ったが最期、知り合ったが最期。
そんなお扇子を作品に打ち出した宮脇賣扇庵、マジ最狂。
素晴らしい。超芸術。シンクロニシティー。
なお宮脇で名入れ施していただくに当たっては、1文字に付き税込660円かかります。ハッキリ申し上げてOfficine Universelle Bulyでコームやヘアブラシに名入れ施していただくよりも、料金はかかる。(OUBは一律770円)
けれども完全職人様による手書きにて、名入れは施されますので。
に致しましても職人様が書いて下さった文字が、とても美しい事。
1文字1文字に魂込めて下さっている感が、伝わって来る。
正直夏扇子に関してはもう目出度くお腹いっぱいになったけど、余裕出て来た時にでも自宅に飾る為の舞扇子を今度は手にして行きたいよね?って。
祝儀扇等は正直、男に必要あんの?って感じでしかないからなァ…
取り敢えずはお守りも兼ねて夏扇子を携帯、バッグに忍ばせておけばそれで良くね?と思っているアタクシである。
今や季節は秋となり、あっと云う間に冬が到来する事と思うけど…それでもアタクシ最近は秋だろうがバッグに何故か扇子を忍ばせる様になってしまいました。
出先でMacBook広げる事もあるアタクシな訳だけれども、その際画面を覆う時に扇子が使えるし。そんな感覚で扇ぐ以外は、その様に使っているのだ。
アタクシは3年前の夏に初めて購入した壽惠廣(スッカリ掌の皮脂で親骨には艶が入り、色も飴色と化している)と、今年8月下旬に購入した美也古扇。以上2本を今回のお揃い以外にも所有している訳なのだが。
だけどしかし親骨に螺鈿細工や漆塗が施されている作品、ダイアモンドがセッティングされている作品そして檜扇とかは…どうなるんや…
ま、桐箱だろうね?化粧箱は。
名入れ施していただくならば、文字色は金色が無難ですよ?お前ら。
でも名入れに使う塗料の改善、何とかならないかな〜?なんて期待はするアタクシ。京都人は商売が下手。だとディスられてもいる様ではございますが、京都人の美意識ですとか頑固さみたいな何か故なのでしょうか?
宮脇のお扇子は京扇子と云う伝統工芸品であり、そして宮脇賣扇庵そのモノが超老舗でもある。しかも、宮脇賣扇庵は今年創業200年。
そんな節目の年にアタクシは2本手にして。
ここからが本番になるだろうからこそ、末広がりさせて行きましょう。
そんな気合い入れ的な物を、アタクシから。
アタクシ自身実際に手にしてみて己の宿命が宿命と云うのも手伝ってしまっているかもしれないけど、本当開運アイテムになるよね?お扇子って。
今よりの己の人生が、更に末広がりを見せて行ってくれる。と云った具合で(齷齪と働く必要が最早なくなったアタクシ達にこそ相応しくもあり)。
自分の好きな事を以てだったり、己の宿命を以てこの世に貢献する。
そこに齷齪と云った概念は最早ないであろうアタクシ達だろうけど、それでも側から見たら「忙しそうだね。」「人生毎日超充実してるな?お前ら。」と云った具合なのだろう。
そして改めて龍と云うモノについても考えさせられており、興味もある最近のアタクシなのでございますが…
算命学にキラキラ☆スピリチュアル、よく持ち込めるよな?(見立てた奴どんだけェ〜
アタクシは末恐ろしくなってしまった次第でございます。
そして龍神信仰は恐ろしい。と云うお言葉もある様で、まあ取り入れてみても良さそうな所は取り入れてみよう思いますが…程々にしておこうかと。己の宿命に則した生き方を、やっぱり大切にしたいじゃあないですか?
アタクシ、良妻賢母と云った超堅実なんで。
そんな訳で当面の間、出先で忍ばせるお扇子は今回手にしたお揃いになると思います。いつでもどこでも一緒感あって、落ち着くし気分も良い。
たくさん忍ばせるシーン作って、掌の皮脂で親骨に艶入れたくもあるのよ。
そして名入れの紅殻塗料が完全に落ちた時には、金色で入れ直しをお願い出来るか?宮脇に再度問い合わせてみよう。そう思っている今のアタクシめでございます。
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