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なんとなく を やっぱりな に変える人

世の中には、

マーケティング

という職種があります。

定義や実際の業務内容は会社によって異なると思いますが、今回はあくまで僕が所属する、

とある広告会社においての
”マーケティング職の意義”について


考えていることをnoteにします。

こんなnoteを書くに至った大きな要因として、
先日マーケ配属になった同期と、

「マーケっているんかな?」

という話になりまして。

彼はマーケを希望して実際に配属されており、
研修中にも

商品市場の把握から、

その商品だけが持つ魅力の発見

そして相手への伝え方の工夫
(企画書の作り込み、発表の工夫)

まで丁寧にこなす、

自分にはない能力を持つ人だなと思っていました。

そんな彼はマーケにぴったりなので、

「そんなこと言うなよ!」

という思いも込めて。

(以下、本編に入ります。主語が大きくなりがちですが、あくまで僕個人の考えです。ご了承ください。)

広告会社をご存知のかたは、
いろは は飛ばしていただいても問題ないかと。

広告会社のいろは

広告とは、

商品やサービスの魅力を多くの人に伝えること

です。

例えば、

「ある時計がもっと売れるように、広告プランを考えてほしい!」

という依頼があったとします。

その際、当たり前ですが、広告代理を生業にする私たちは、

「どう広告したら今よりもっと売れるかな、、」と考えます。

考え方はいろいろありますが、今回は2パターンに限定し、

①データ→アイデアで考える方法、

②アイデア(→データ)で考える方法、

としてみます。

①データ→アイデアで考える人

は、

商品のおかれている状況から考える人

だと思います。

今1番商品を買っているのは男性かな、、

男性の中でも買っていない人はいるのかな、、
それは実際どんな人かな?

逆に女性や学生はどれくらい買っているのかな、、?

といった具合に。

そこから、

じゃあ、今回は女性をターゲットにしてみよう!
となり、

クリエイティブの人と一緒に、
女性が時計を買うようになるには?

というアイデアを考えます。
(たぶん。僕のところはほぼ営業しかいないので実際は知りません。)

最近時計を買いまして

②アイデア(→データ)で考える人

は、商品を見つめ、時には

概念からひっくり返す人だと思います。

例えば、

「時計って腕につけるのが当たり前になってるけど、首に巻いたらチョーカーとか時限爆弾みたいに見えておしゃれじゃね?」

とか。
時刻見えへんやろ!というそこのあなた。その通りです。我ながら全然アイデアジャンプできてないですね。

ここから、

時計は腕につけるのが当たり前ってみんな本当に思ってるのかな?

チョーカーって人々に人気のファッションなのかな?

人気ないならチョーカーにしても売れないよね?

という感じでデータを調べて、根拠を作ります。(ぶっ壊す概念があまりにも当たり前すぎたらデータはなくてもよさそうですね。)

根拠のないアイデアは説得力がない

と、いうわけでご提案までの流れを書いてみましたが、①パターン、②パターンともに、
根拠が必要だと僕は考えます。

どれだけすばらしいアイデアを考えても、
やっぱりある程度裏付けされた
データがないとただの妄想です。

それってあなたの感想ですよね?となりかねません。

実際にデータがあって、、
言うことができるかどうかは、
企画書が通るかどうかに相当寄与するのではないかと思います。

まだ配属数ヶ月のペーペーですが、
何度かそういう場面を目にしています。

インサイトを見つけ出す

さらにすごいマーケターの方はさまざまな要素を見つけだし、企画書に深みをつくります。

実際に商品を購入している人の特徴

その隣にいる人(ギリ買っていない人)の購買していない理由

を元に別市場を見てみる

などいろいろな角度でいろいろなことを調べて、
ペルソナを設定し、ターゲットを絞り、
その人たちに買ってもらうための

インサイト”

を見つけ出します。

例えば、、
実は若手社員たちは、世の中の

時計って、ステータスだ

という考えにうんざりしている

というインサイトから、

私たちは自由に時計をつける

てきなメッセージを発信して、共感を得て、買ってもらおう。てきな。

「私たちは自由に時計をつける」をどんなコピーにするのか、どんなイラストで表現するのかなど含めた
クリエイティブのアイデアや、

実際にCMを流すのか、SNSで流すのかなどの
発信手段はまた、別の職種の人が考えるんです、、!(そこまで考えるから、”総合”広告代理店です!)

鎌倉パスタにいきたい

なんとなく を、 やっぱりな に変える人


うまく伝わったでしょうか。

書き始めてみたら、広告会社とは。
みたいなことまで書いてしまいました。
まぁいいや。

というわけで僕にとってのマーケを一言にすると、

”なんとなく”の商品やアイデアを、”やっぱりな”に変える人

です!
マーケは必要だ!!!!


p.s.
じゃあ、営業はなにしてるのかというと、
これらマーケ、クリエイティブの方々の

魅力、能力含めたすべてを把握し、

状況に応じてうまく組み合わせながら
クライアントの声を正確に聞き取り

全体の管理、統括をして提案をつくる

仕事です。けっこー好きです。営業。

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