本と珈琲 堺市駅
今日はオムライスを食べながら、新刊の本が無料で読める堺市の穴場カフェ『本と珈琲』に行ってきました。
ここはものすごくローカルな暗くさびれた(失礼)イズミヤの中にあって、一見ただの本屋でいつも空いてるんですが、本屋さんと簡易的なカフェが併設してあって、オムライスとコーヒーを頼むと、本屋さん側にある本を3冊まで持ってこれるんです。(ジャンルに制限あり。コミックや参考書などはNG)
水曜日はオムライス頼めばコーヒーセット無料。ラッキー。
それで面白い本を見つけました。
ミーハーなので帯に惹かれて手に取ったよ。
-『センスの哲学』千葉雅也さん-
直感的、生来のものと捉えられがちな「センス」について、センスとは何なのか、どう向き合うべきかというお話。最終的には人生や生き方のところまで触れられています。
曰く「モデルの再現から降りることが、センスの目覚めである。」「大量のデータに触れると特定のモデルに固執しなくなり、こなれる」ことで「再現志向から降りる」ことができるようになると。
いないいないばあ は誰か(母親)の不在の寂しさを予行演習しているようなもの。それがサスペンスやエクストリームスポーツを楽しむ心理にもつながる。楽しいというのは問題を孕んでいる状態のこと…(意訳) など
おもしろい考え方でした。良き休日。
丁寧な暮らし もサスペンス。
何を見せられているんだ?!っていう映画に妙に心が動いちゃったりする理由も、なんだか腑に落ちる感じで説明されていた。全てのものはうねりとビート。
タレルの空間にサウナの外気浴みを感じたわたしの感覚も、まあ間違いではない芸術の楽しみ方だった!
何かを作る人には面白いかも。
休みの日にのんびり読むのがおすすめの本です。
今日は帰ってブロッコリーを蒸します。アデュー