「日本語検定」と「日本語能力試験」は違う
日本語検定を受けて、X上で調べていたら、「日本語検定」と「日本語能力試験」を混同または同一視する記述が目についた。
特に、韓国のアイドルグループ・SUPER JUNIORのメンバー・キュヒョン氏について、「日本語検定3級もってるんだって!凄い!」みたいなポストがよく見られました。
それはなかなか……と思って調べてみたところ、下記のような直筆?プロフィール画像にたどりついた。
ちゃんと「JLPT 3(ハングル文字)」と書いてある。
JLPT(Japanese-Language Proficiency Test)は「日本語検定」ではなく、「日本語能力試験」だ。
日本語検定は日本語を母語とする(乱暴に言ってしまえば)日本生まれの日本語を話す、ネイティブスピーカー向けの試験だ。
これに対し、日本語能力試験は逆に日本語が非母語の人が受ける試験であり、内容がぜんぜん違う。
試しに日本語能力試験のN1(一番難しい、N2、N3と続き、N5まである)のサンプル問題を半分ほどやってみたが、日本人なら間違えようのない問題しかなかった。
本人がJLPT3級と正しく書いているのに、ファンが「日本語検定」って間違って書いてしまうのはどうなんだろう、と思いました。
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