ホテルフォルクローロ高畠に宿泊。山形新幹線が目の前に!
2023年1月、週末パスで1泊2日の旅。仙台市や山形市のホテルが高値傾向だったので目に留まったのがここ。またもやトレインビューのホテルです。
1.乗り鉄に最高の立地
ホテルフォルクローロ高畠はJR東日本グループが運営するホテルのうち東北地方に展開する駅隣接型リゾートホテルブランドです。フォルクローロ高畠は
列車で泊まりの旅行をしたい
駅からすぐ近くのホテルがいい
都市部よりのんびりした場所がいい
週末パス、JR東日本パスを使いこなしたい
乗り鉄、見る鉄
という人に最適です。特に週末パスの利用エリアでは唯一のフォルクローロブランドであり、山形新幹線高畠駅に隣接しています。
高畠駅に到着。山形新幹線つばさ号には高畠駅に停車するものと通過するものがあります。ただ2022年春から全列車全車指定席になったので発券段階で停車の有無がわかるので分かりやすいといえば分かりやすいです。
ホテルまでは改札を出て右側にある売店を突っ切っていくようです。外は吹雪でしたが、このように列車を降りてからずっと屋根の下なのは悪天候でも安心です。
チェックインを済ませキーを受け取ります。
アメニティキットは歯ブラシだけ部屋に用意されていますが、カミソリ、くし等はフロント横からセルフで取るようです。この辺は近年ビジネスホテルでも見られる様式ですね。
さらにルームウェアや粘着シートクリーナー(通称コロコロ)も貸し出しがあります。枕は部屋にもありますが大きさや硬さの違うものもスタッフに申し出れば貸してもらえるようです。
2.お部屋は2階の北半分がトレインビュー
ホテルは2階建てで1階駐車場側がシングル、1階線路側と2階がツイン、さらに2階の角部屋がファミリーツイン(うち南線路側はとれいゆつばさルーム)という構成。
予約時はツインとだけ記されていたのですが(しかもシングルとツインは同額)線路側の部屋をリクエストしたら無事手配して貰えました。
フリーWi-Fi
microUSB/USB-C/Lightning電源
冷蔵庫
ポット
ヒーター付き便座
バストイレ一体型
個人的に評価が高いのはAC100Vコンセントだけでなくスマートフォン等を直接充電できるマルチ電源があったことです。さらに部屋を出ると電源が落ちるビジネスホテルとは違い、外出中も充電し続けられるので温泉やレストランに出掛ける時も便利です。
窓の外はトレインビューです。1階部分にはこの通り植え込みがあるので2階の西側限定の眺めです。基本的に上下線問わず手前側の1番線に発着し、対向車とすれ違いの場合のみ2番線も使用します。また通過列車は1番線を通り過ぎます。
よく見るとカーテンには時刻表も付いています。これは鉄道ファン歓喜…と思ったらチェックアウト時の参考の為のようです。
ちなみに雪のせいもあって線路のすぐ横なのに音はほとんど響きません。案内放送は駅舎側のみ、発車ベルも車掌の電子笛なので至って静かです。
3.大浴場はチケット制でおかわり自由
ご存知の通り高畠駅太陽館には温泉施設があり、1回300円で日帰り入浴も可能です。フォルクローロ高畠の宿泊客には入浴券が配布され、それを見せることで無料で利用できます。
1回の利用に入浴券1枚が必要
宿泊客はフロントに言えば入浴券は追加で貰える
タオル類は部屋から持参が必要
靴箱と脱衣所に100円ロッカーがある(返却される)
温泉のみ浴衣+スリッパで外出可能だが改札は寒い
営業時間が7時~21時と短い
温泉目当ての旅行客よりは地元の人が多かったです。週末の夜19時とあって賑わっていました。
部屋のクローゼットには温泉用のバッグが用意されています。この辺はスパリゾートらしい粋なサービスです。
翌朝にはフロントに入浴券が用意されスタッフを呼ばなくてもお風呂に行けるようになっています。
ちなみに部屋にもバスタブはあるもののトイレ一体型のごく一般的なものなので大浴場がおすすめです。
4.周囲には何もない…買い物不便
山形新幹線は在来線の改良でできたミニ新幹線で既存駅をそのまま利用できるのですが、高畠駅周辺は高畠町の中心部から離れており駅前は何もありません。ただ駅の反対側(西側)に行けばツルハドラッグ、もう少し行くとファミリーマートがあるものの歩道は除雪などされている訳がなく、悪天候だと遠くなります。
ただありがたいことに太陽館直結の東西自由通路があり雨雪には当たらずに西口までは行けるようです。
まぁその先は除雪なんぞされてないけど。
5.朝食はバイキング?
朝も目覚めれば列車。
朝方には列車のすれ違いもあります。
朝食は7時~9時とややタイト。フロントと改札口の間にあるレストランで。チェックイン時に希望の時間を聞かれましたが混雑は余計な心配で3組くらい。
朝食はワントレーで選択肢はないのですが、ごはんと味噌汁はスタッフに言えばおかわり自由。また納豆、ふりかけ、生卵、ゆで卵、飲み物はセルフサービスで貰えるというスタイル。
日中は山形牛の焼肉屋として営業している(夕食付き宿泊プランもあります)ので小ぢんまりとした定食屋の雰囲気です。
6.さすがに古くて不向きな人も
駅すぐ横のアクセス良好な立地で列車が見える鉄道ファンにはうってつけのホテルですが、開業して30年がたち最近のホテルチェーン躍進や高齢化の趨勢を考えると古臭さも出てきています。
2階建てでエレベーターなし
そもそも山形新幹線は山形駅以外エスカレーターなし
部屋の広さもありキャリーバッグは不向き
大浴場も天井から滴がたれる場所も(冬だから?)
この辺は最近大浴場のあるお手軽ホテルとして各地に進出しているドーミーインはよく研究しているなと実感します(その分ドーミーインは駅から少し離れた立地が多い模様)。
ちなみにお値段は温泉朝食込みでJR東日本株主優待券を利用して7200円。2割引がないと9000円とリーズナブルでしたが、部屋数が少ないため高くなったり満室になることもあるようで、希少価値は高そうです。
1990年代に駅隣接温泉がトレンドになり北上線ほっとゆだ駅、飯山線津南駅、わたらせ渓谷鉄道水沼駅などに開業しましたがいずれも設備の古さが目立ちます。2000年代以降はより気軽に利用できる足湯にトレンドが移ったこともあり、駅で入浴も宿泊もできるというのはやがて貴重な体験になりそうな気もします。