イトウ観察記2021①
先日、2021年最初のイトウ観察をしに行きました。
まず、毎年着いている場所を見に行きましたが確認できませんでした。
時間を空けてもう一度見に来ようと考え、未開拓区間へ。
しかし、未開拓区間でもイトウ親魚は見つかりませんでした。
そこで最初見に行った場所へ戻ると、どちらも1mを超えていそうなペアを確認。
雌の方が雄より少し大きく、10あったかもしれません。
雌は産卵床を掘り続け、雄は他の雄や小魚を追い払っていました。
4時間以上観察していると、雄も雌も大きく口を開き、体を震わせました。
2018年から観察を始め、ようやく産卵の瞬間を見ることができ本当に感動しました。(動画に収めることにも成功!)
その後はカバーリングをしていました。
産卵床を掘るときとカバーリングするときとでは川底の叩き方が全く違います。
産卵床を掘るときは川底を削るような勢いで力強く叩きます。そのため魚体の動きも激しく、大迫力です。
一方カバーリングの際は、大事な卵に砂利を優しくかけています。動作は比較的ゆっくりしていて、基本的には尾鰭のみを動かすような感じです。
薄暗くなってきた頃、下流でもう1組のペアを発見しました。
こちらは上流にいたペアより小さく、90cmクラスでした。
光量が足りなかったのではっきりとした写真は撮れませんでした。
このような光景は何度見ても感動しますね。
まだ産卵期は始まったばかりなので、どれだけたくさんの出会いがあるか楽しみです。
結果:ペア2組 単独雄2匹