【国の借金1,000兆円のウソ】
『日本は世界一のお金持ち国家!!』
『「国の借金」ではなく「政府の借金:1,000兆円」は、半分は「国民が政府に貸したお金」であり、後の3割は日銀がチャラにできる!!』
先日、財務省と共同通信から「国の借金、過去最大1114兆円 19年度末、赤字国債増え続ける 国民1人当たり約885万円の借金を抱えている計算になる。」と報道されました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200508-00000108-kyodonews-bus_all
<政府と日銀の財政状況>
企業や政府の財政状態をみるには、BS(貸借対照表:資産⇔負債・純資産)を見ると分かりやすい。
(添付図表1:日本政府BS(平成29年度))
赤枠の負債合計(公債、政府短期証券、借入金)が約1,073兆円であり、これを国の借金約1,000兆円と政府が騒いでいる。
資産合計は青枠の約670兆円であり、資産と負債の差額は「マイナス568兆円」である。
政府はいろいろな、いわば「子会社」を持ち、グループ企業となっている。その代表的なものが日本銀行である。つまり、日銀のBSを連結させていい。(添付図表2:日本銀行BS(平成31年))
(政府と中央銀行のBSを連結したものは「統合BS」と呼ばれおり、統合BSで政府の財務状況を見るのは世界の常識)
(日銀は民間会社で株主は天皇・ロスチャイルド・ロックフェラーとも言われている)
日銀の負債で最も大きいのは赤枠の当座預金:約376兆円、次に大きいのが発行銀行券:約106兆円だ。
当座預金とは「銀行の日銀当座預金」、発行銀行券とは「発行された日本銀行券つまり紙幣」のことである。両方とも、言うまでもないが「お金」のこと。
当座預金とは、一般的には小切手や手形などの決済専用の口座のことを指し、民間金融機関においては無利子である。「当座預金」は「発行銀行券」といつでも代替でき、「発行銀行券」は日銀にとって負債ではあっても無利子・無償還で実質的な借金ではないと言うことができる。つまり、返す必要のないお金だ。
したがって日銀のBSにおいて、「負債」は実質ほとんどゼロとして読むことができる。つまり日銀の「資産」は、国債分の約473兆円と読むことができる。
これを政府のBSに連結してみると、「日銀の資産473兆円」が、ほぼそのまま政府の「資産」に加わることになる。政府の「資産・負債差額」は「マイナス568兆円」から「マイナス95兆円」まで下がる。
政府のBSは負債がちょっと多いくらいでも問題はなく、日本政府の財務状況は問題のない健全なレベルにあることがすぐにわかる。
(国債は借金なので返済期日があるが、借り換えをして先延ばしにする。だから借金の残高は変わらないことになる。)
(日本政府のBSの資産に有価証券とあるが、政策投資銀行(旧日本開発銀行)やUR都市機構(旧住都公団)などの特殊法人、独立行政法人に対する貸付金、出資金であり、相手先法人への天下りの源泉になる。)
こうやって政府は国民を騙している。
<「政府の借金」の中身>
また、政府のBSに公債(966兆円)とあったがその中の国債の所有者を見てみると(添付図:日本国債所有者-2016年3月)、
預金取扱機関(銀行等):24.4%、保険・年金基金(保険会社等):25.7% の割合で、国内の金融機関が政府にお金を貸している。その元金は国民が預けている預金や保険料であり、国民が政府にお金を貸しているのである。
つまり、「国の借金」ではなく国民が「政府」に貸しているのである。
また、先ほどの図に日本銀行:33.3%とあるが、「政府の負債」は100%円建てであるため、子会社の日銀が買い取ってしまえばチャラにできる。(家庭内で嫁に借りた1万円の返済を許してもらう)
「添付図:日銀保有国債等と日銀以外が保有する国債等」の青い部分が「政府の借金」で返済が必要なお金だが、2012年以降減っているのが分かる(-130兆円)
以上を見れば、国の借金や財政問題はないと分かる。
日本は世界一のお金持ち国家であり、「政府の負債」を貸しているのが「国民」、これが事実である。
つまり、消費税増税やほかの税金の増額、年金支給年齢の開始等々全く必要なく、ベーシックインカムやコロナ給付金200兆円も可能である。
<インフレの可能性>
よく日銀がデフレ脱却のため、たくさんお金を刷ればハイパーインフレになると言われるが、「添付図:日本のマネタリーベースとインフレ率」をみると、2013年から250兆円ものお金を日銀が刷っているが、インフレ率がマイナスになっている。
(マネタリーベース:日本銀行が世の中に直接的に供給するお金-世の中に出回るお金と銀行が日銀に預ける当座預金の合計値)
そもそもインフレは物やサービスの需要が供給に比べて大きくなると起こるが、日銀は物やサービスではない「政府の借金:国債」を買っているのでインフレにはならない。
個人的には、なぜ政府は財政出動(景気を良くしたり安定させたりする目的で行われる政治政策。税金や国債などの資金を国に投資することで、公的需要を増やして、国内総生産(GDP)や雇用、民間消費などを増加させる)してデフレ脱却をしないのかと言うと、デフレのままだと大企業等は安い給料で働いてもらえ(人件費削減)、経団連から政治家はお金をもらう利益相反が起こっているのではないかと思います。
引用:
「元財務官僚「消費税引き上げは本当は必要ない」:髙橋 洋一」
https://president.jp/articles/amp/29932
「経済評論家:三橋貴明「“国の借金”というウソ!」 政府の負債・日本国債所有者」
https://youtu.be/N7NN1zHKIrM
「経済評論家:三橋貴明「マネタリーベース 403兆円!」 お金を発行してもインフレにならない」
https://youtu.be/8vJpwVbSw-4
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