書くことで“なにか”になりたいって、ほんとう?
「けんずって、書くことが大好きで大好きでたまらないってわけじゃないよね。寝る間も惜しいほど書くことが好きなら、もっと書いてると思うのよ」
先週末に居酒屋で言われたことが、まだ引っかかっている。ビールを流し込んで話題を逸らそうとしたけれど、それはいつもより苦かった。
「書くことの対価としてお金をもらう、という意味での出口を見つけないと、ボランティアか趣味でしかないよ。書きたくてたまらないわけじゃないのなら尚更」
続くことばで追い打ちをかけられた。その通り、まったくその通り