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myRIO-1900を日本語版LABVIEW-2018で使う。

はじめに

myRIO-1900というマイコンボードがナショナルインスツルメンツ社から販売されている。Xilinx社のFPGAと、それとは別に独立したARMプロセッサをメインプロセッサとしたRTOSを搭載し、更に各種デジタルI/O、アナログI/Oを搭載し、比較的安価に高度なインダストリアルシステムを構築する事が可能になっている。


RTOSとは、Real-time-operating systemの略である。これは、制御の時間確度と周期を確実に保証するシステムであり、特に航空宇宙や自動車等の絶対に制御遅れや飛びが許されない分野においては必須のシステムである。
RTOSは非常に奥が深い分野ではあるが、ここでは時間確度と周期が確実に保証されたシステムとして取り扱う。

上記のシステムにより、I/Oの状態を見たりデータロギング等の簡単なシステムから、自動車のECUをエミュレートする等の複雑なシステムまで簡単に実現が可能となっている。下記の図はかなり大雑把であるが、詳しくは後の記事で解説をする。

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myRIO-1900にバンドルされているLabview-2018はそのままでは英語版である。しかし、英語版ライセンスは日本語版でも使用可能となっている。
そのため、Labview-2018日本語版をインストールしてからmyRIO ToolkitをインストールすることでLabview-2018日本語版でmyRIO-1900を使用可能となる。
Labviewはただの開発言語であるため、インストールしただけではmyRIOでは使えない。そのため、myRIO専用の関数や開発環境をLabviewに追加するためにmyRIO Toolkitをインストールする。(myRIO ToolkitはLabviewのアドオンである。)

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ここではLabviewと必要な追加ソフトをまとめてインストールできるSoftware Bundle Platformを使用する。

1.準備するもの

ナショナルインスツルメンツがLabviewのサポート方針を大幅に変更しました。
個人用用途はLabview Communication Editionに移行するようなので、それに合わせた環境構築法を作成中です・・・22/12/25までには完成予定。


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