診察で会社の先輩に乳首を見られた

三十歳に近づいてくると、身体の不調が増えるものですね。
半年ほど前でしょうか、風邪が治らなくて会社の近くの病院に行きました。

小さな町医者なのですが、いつも混んでいて、会社も午後半休して行くことになりました。

思ったより混雑していなかったのですが、私が初診の届け出をしていると、会社の男性の先輩が同じく風邪でやってきました。


1時間ほども待たされた挙句、私と先輩を含む4人くらいが同時に呼び出されました。

4人とも診察室に入れられたのには驚き、戸惑ってしまいました。
そこの病院ではよくあることのようでしたが、まさか、私の悪い予感が当たるとは思っていませんでした。

仕切りらしいものはない小さな診察室で、私が先に呼ばれたのですが、先輩からは2メートルも離れておらず、文字通り丸見えの状態です。

今更抜け出して帰るわけにはいかず、問診を受けたのですが、予想どおり上半身を脱ぐよう告げられました。

先輩の視線が泳いでいるのは、女性の勘というか、痛いほどわかりました。

しかたなくブラだけになると、やはりブラもとるように言われ、泣けるくらい辛かったのですが、この歳で嫌だ嫌だと言っているところを見られるものそれはそれで恥ずかしく、医者の無言の圧に負けて私は胸を出しました。

手で隠しましたが、どけられて聴診機をあてられました。
その時点では幸い、位置の関係で先輩からは背中しか見えなかっただろうと思います。

しかし「背中を見せてね」と言われ、反対を向くことになりました。

完全に先輩と向き合う形となってしまいます。

私は咄嗟に、両手で胸を覆いました。
出来るだけ見える面積が少なくなるように。

私はこれまで付き合ったのは二人だけで、裸を見せたことがあるのは今の彼氏だけなのです。その彼氏も先輩と同じ部署の同僚でした。

「両手を上に上げてください」
私は手のひらで大事なところは隠したまま、肘だけを上げて脇のあたりを開けました。

「ちゃんと手を上げてもらえますか」
それなのに、医者はそれではダメだと言うのです・・・
私は意を決し、床を見つめながら両手を上げました。

意識し過ぎたせいで乳首が勃っているのが視界に入りました。
バレないようにちらっと先輩のほうを見ると、先輩はスマホを触っていました。
カメラのレンズがこちらの方を向いていて、頭から血の気が引きました。

そのあともう一度医者の方を向き、乳房の張りを診ておくだなんていう変な理由で、3分くらい揉まれ、診察が終わりました。

待合室に戻ると、先輩が「〇〇ちゃんも風邪だったんだね」など世間話をしてきましたが、何を話したのかハッキリとは覚えていません。


先生にいやらしい診察を受けたことより、先輩が確実に私の胸をじかに見て、喜びながら、夜オナニーでもしてるのかと思うと悔しくて、情けないやら。

その先輩は会社でやたらと声をかけてくるようになりました。


医者の女性の羞恥心を無視した診療も気に入らないし、なんで、胸を両手で下から支えてタフタフしたりすることが診察なのでしょうか。

乳首まで触られるし、診察とは考えずらいものばかりでした。
女性は時に辛い思いするのは仕方がないのでしょうか。

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