全てのショットの基礎になる練習
全てのショットは10ydショットの延長線上にある
今回は、全てのショットの基礎になる練習である10ydショットの取り組み方についてです
10ydのアプローチ練習といえば雑誌とかでもよく見かけると思いますが、腹筋を使って打つとか下半身で打つとか、回るだけとか言いますが、しかしそれはクラブがうまく扱えているという大前提があってのことなのです
つまりこの練習を僕たちアマチュアゴルファーが意味のある練習にするためにはクラブにスムーズに動いてもらうための練習であるという大前提が必要になります
とにかく僕たちアマチュアゴルファーは最初はクラブに焦点を当てないといけません
私はゴルフの練習を始めた当初、アプローチの延長線上がフルスイングだという話を何かのYoutubeで見たんですけどどうしても信じれませんでした
「なんで10ydアプローチでショットが良くなるねん、打ち方全然違うやん」
と思っていました
しかし間違いなく全てのショットは10ydのアプローチの延長線上にあります
うまくなる方法が全くわからない
5年ほど前、100切りを目指していたときとか自分では努力してたつもりなんですけども、一向に結果は出ませんでした
本当に毎日練習して、いろんなYoutubeを見ては試しを繰り返していましたがアベレージで100を切ることは一向にありませんでした
スイングについても色々試行錯誤し、さまざまなドリルにも取り組みました
気づけばもうやることがありませんでした
うまくなる方法がまったくわからないのです
このまま同じ考えで練習していても多分うまくなることはないんだろうなとは感じていましたがどうすれば良いかはわかっていませんでした
そこから考え方を大きく変えるきっかけがあり、思考法や戦略を追求するようになりました
スイングを良くするために必要なプロセスを具体化、細分化、そして問題解決方法を論理的に導くところまで
この思考をとにかく洗練しました
上達しない状態の時は「どこに上げたらいいんや」とか「どうやって当てたらいいんや」とかスイングの形とかをいろいろ考えていましたが、そういう自分がどうするっていう「自分主体の考え」からクラブはどこに上がればスムーズに動いてくれるのか、自分が何をしなければ、手の中に1ミリの力みもなくクラブがスムーズに動いてくれるのかといった「クラブ主体の考え」になっていきました
クラブから発生するエネルギーが想像以上に大きい
振り幅が小さいほど手を使いがちです
手でクラブを支配してボールに当てにいくことが可能だからです
いくら手を使わずに力まずに打とうと意識していてもクラブが適正な軌道から外れたらもとの軌道に戻すのに力まずにはいられません
なぜならたとえ10ydのアプローチという小さな動きでさえクラブから発生するエネルギーが想像以上に大きいからなんです
僕たちの力まないという意識を超えるエネルギーがクラブから発生しているんです
自分本位の考えでどこに上げてどう当てるかを意識していた頃は、例えうまく当たったと感じたとしても本当に正しく打ててるのかどうかというのは自分では判断できませんでした
しかし練習を続け、クラブ観点でスイングを考える習慣をつけることによって、手の中の力みや、クラブが軌道から外れていることなどを判別することが可能となっていきました
練習の合間合間にこの10ydショット練習を入れています
この練習で思ったとこにボールが飛んでいないと普通のショットではミスの幅がさらに広がってしまいます
私にセンスがなさすぎるだけなのか?
プロの方たちでも10ydから30ydの基礎練習を大切にしている方は多いと思います
狙ったところに打ててるかという意識ももちろんあると思いますがそれ以上にクラブ意識を持っている方も多いのではないかなと思います
同じ練習でも、その練習の意味や意識することは人それぞれ違うはずなので自分でそれを考えることはとても重要です
間違いなく全てのショットは10ydのアプローチの延長線上にあります
大人からゴルフを始めた僕たちアマチュアゴルファーはプロみたいにジュニアのころからゴルフとかしていないので、培ってきたゴルフセンスとかはありません
なのでフルスイングでうまく打てないとき、クラブの動きに何が起こっているかを物理的に理解できる人はごく少数のはずです
僕にセンスがなさすぎるだけかもしれません
なのでいつも「クラブの動き」に何が起こっているかを小さい振り幅で分析しています
まとめ
多くの方はクラブの扱い方を習得するという基礎練習が抜けているだけです
クラブの扱い方を学ばずにフルショットなどの実践練習だけで上達を目指してしまっています
ハサミの使い方を知らないのに、お客さんの髪の毛がうまく切れずに悩んでいる美容師さんみたいなイメージです
ハサミの上手な扱い方があった上で、カットのテクニックが生きてくるのではないでしょうか
実践練習というのは基礎であるクラブの扱い方を洗練していく練習なので基礎がない状態で実践練習だけで上達を目指すのはかなり困難であるというか不可能に近いのです
その不可能に近いことを多くのかたがやってしまっているという現実があります
基礎であるクラブの扱い方を身につける練習と実践練習を繰り返すことで上達することが可能です
ショットがうまくいかない、違和感があるなどの問題を識別したらすぐにこの基礎練習に戻ってクラブの動きを邪魔している原因を探し分析してから実践練習に戻る、これを繰り返すという戦略です
練習中は「体をどう動かすか」は全く考える必要はありません
体をどう動かすかはお家でイメージすればなお効率的です
練習では「クラブがどう動いているか」にのみ焦点を当てるべきです
クラブがスムーズに動いてくれることによって自分の理想とする体の動きに近づいていきます
体とクラブの動きに違和感のあるところを判別して、どうすればクラブがスムーズに動くかを分析していくイメージです
たった1球からで大丈夫です
この10ydアプローチを練習に取り入れて一緒に上達を目指しましょう
ありがとうございました
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