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桜のポートレートが上達する3つのポイント【撮影編】


春になると撮りたい美しい桜を背景にした女性のポートレート

でも意外と桜を使ったポートレートって難しいと感じていませんか?

今回は桜のポートレートに焦点を当てて少しのアイデアで一気に写真のクオリティを上げる3つのポイントを紹介します。

最後の方に特典的におすすめの関西の桜穴場撮影スポットを二つ書きましたので良ければ最後まで見てください。

こんにちは フォトグラファーの伊坂謙です
今日は桜ポートレートでの3つのポイントを紹介します。

桜ポートレート3つのポイント

1    桜の美しい立体感を感じれる時間に撮る

2    最適なカメラとレンズを選択する

3    ロケーションの選び方と紹介

この3点に絞って出来るだけ簡潔にわかりやすくお話をしたいと思います。

今年の春に桜ポートレートをしたい!去年の撮影よりもさらに良い写真を撮りたいと言うフォトグラファーの皆様は是非ご覧ください。


1立体感を感じれる時間に撮る

桜での撮影の時は午前中の早い時間や夕方の少し前くらい光が斜めに入ってる時間がおすすめです

光が斜めに入ることによって桜の立体感が強調されのっぺりとした背景にならないからです

こちらの写真を見てください

モデル 加藤みゆさん

この写真は朝の8時くらいに撮影をしています
斜めから差し込む光はフォーカスアウトした桜やその他の背景としてのオブジェクトを画面左から右へのグラデーションとして描いています

さらに柔らかな順光が被写体に当たるために背景の露出をダウンさせることが出来そのおかげでフォーカスアウトした桜の質感がしっかり残っています。

少し早起きする必要はありますが白飛びをさせずに質感を残しグラデーションをつけることによって背景としての桜の立体感を出しています。

もちろん夕方でも大丈夫ですがあまりにオレンジの強い光は個人的には桜の繊細な色味を消してしまうような気もします

伊坂的なおすすめの時間帯はこんな感じです

7時から10時
15時から16時半

これくらいの時間に撮るとそれだけでも良くある桜のポートレートじゃない立体感がありストーリを感じるような写真が撮れます 



2 最適なカメラとレンズを選択する

桜のポートレートは中望遠以上のレンズで撮るのがおすすめです

圧縮効果でインパクトのある桜並木に
135mmでのポートレート

焦点距離で言うと85mm以上で撮るのが良いと思います こちらのお写真は135mmで撮ったものです。

何故望遠レンズを使うのか?それは圧縮効果ボケの効果が桜のポートレートには大事だからです。

インパクトがあって人の目に止まりやすい写真を撮るためには桜のしっかりとした主張が欲しいですよね 

1枚目の写真は望遠レンズの圧縮効果により並木道の桜が現実離れするほどぎゅっと凝縮されています。

2枚目の写真は圧縮効果もあり、さらに望遠レンズ特有のしっかりとした前ボケを使うことによって主題のポートレートをしっかり主張させながら副題としての桜のインパクトを出しています

スカスカの桜の前でポートレートを撮っても印象的な写真にはなりません

そういう意味で中望遠以上のレンズを使うことによって桜ポートレートのクオリティをさらに上げることが出来ます


3 ロケーションの選び方と紹介


一番大事かもなロケーションの選び方です

言うまでもないですが

「人が少ない」「桜が多い」 と言うのは重要なポイントです。

そう言う意味では大阪で言うと 大阪城公園や桜ノ宮付近は桜は多いですが中々撮りにくい場所になってきました。

京都の名所と言われる場所もそうですが桜の木より人の数が多いみたいな場所で良い作品は僕には撮れません

ですので穴場の場所で撮るため僕は地元の人しか知らないようなローカルな桜並木を見つけてはGoogleマップにピン打ちをしています。

ロケーションの探し方は桜シーズンに車で流しながら探すのも面白いですが時間がいくらあっても足りません

僕のおすすめはGoogleで適当に地名やマイナーな駅名を入れて桜並木とかキーワード入れて検索することですすると個人の書かれたブログにヒットしたりで沢山情報が出てきます。
例えば僕が去年検索したのは桜井駅桜並木 とか 橿原神宮駅桜穴場とか 北摂桜並木とかですね それでGoogleマップで下調べをしてからロケハン と撮影という流れが多いです

いかがだったでしょうか?
最後にここまで読んでいただいた読者の方に特典的におすすめの関西桜ロケーションを二つご紹介します

今回のおすすめロケーションはどなたでも行けるよう駅から歩いて行けて人が少なく桜が多いところをピックアップしてみました。

①奈良県橿原市の曽我川堤
近鉄坊城駅から歩いて行けます。細い川の両側から桜の木が垂れ下がるように咲いています 地面はアスファルトで車も通りますがそれほど通行量は多くないですし見晴らしも良いので撮りやすいです。

曽我川の桜並木

②大泉緑地の桜広場
大きな公園の桜広場なのですが毎年何故か空いています 駐車場から遠い場所にあるからかもしれません公園自体はアクセスもかなり良いので今年も空いてるかどうかはわからないですが、こんな感じで桜並木というより桜の森のように撮れます

大泉緑地の桜広場

他にも沢山あるのですが穴場は出来るだけ内緒にしたいのもありこの投稿ではとりあえずこの二つだけ紹介させてもらいます。

曽我川は実は中学生時代育った場所の近くで本当に穴場です 思い出補正抜きで綺麗なので是非行って欲しい場所です お土産にはだんご庄という美味しいだんご屋さんがあるのでぜひ食べてみてください笑

大泉緑地は大阪の他の公園に比べて桜の広場に人が少ない場所です、今年も人が少ないかはわかりませんが例年土日でもゆっくり撮影ができる唯一の都市公園な感じです 御堂筋線で行くこともできるので大阪在住の人は行きやすいですよね


本日のnoteまとめ

今回のnoteでは意外と難しい桜のポートレートの話 インパクトのある写真の撮るためのポイント3つをお話しさせていただきました

ポイント3つをもう一度簡潔にまとめます
光が斜めに差し込むような時間に、中望遠以上の焦点距離のレンズで、有名なじゃない人の少ないロケーションで撮影することです!

撮りやすくて人が少ないロケーションは二つほど今回紹介させてもらいました!ご参考になれば幸いです

このノートではポートレートを中心として様々な写真の話、機材の話などをしています。ご興味のある方は是非フォローしていただければ幸いです。


次回は桜のポートレートのRAW現像のお話をしたいなと思ってます!次回もお楽しみに


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