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今アメリカでものすごい意識変革が起こってるらしい件

先日書いたこれについて。

簡単に流れをおさらいすると、

アメリカで2025年1月半ばにTIKTOKが禁止されることに。理由は中国に個人情報を吸い取られているから(根拠なし)。

多くのアメリカ人TIKTOKERが反発し、政府への嫌がらせにわざと中国のSNS「Red Note」をDLして使う人が続出。

そこで中国人と知り合い、中国の生活を初めて目の当たりにして驚愕。自国が世界で遅れていることを知って発狂。

反政府意識がかつてないほど高まる←イマココ!

正直、最初はこれネタだと思ってましたが、いろんなアメリカ人の動画を見ているとガチっぽいです。
で、まず驚いたのがアメリカ人の無知さ。
ほとんどのアメリカ人は中国の都市部の風景を初めて見たらしく「こんなに発展していたのか……」と愕然とし、また、人口11億人の中国で90%以上の人が社会保険に加入していることに驚き、さらには世界でほぼアメリカだけが社会保険制度(Universal Health Insurance)がないことを初めて知ったらしいです。
いや、知らんかったんかい……
あと、中国の都市の風景すら見たことないってどうなん???

で、そんなアメリカを世界が「Third world country with a Gucci belt」(直訳すると「グッチのベルトをした第三世界」)と揶揄していることを知り歯噛みしている人が多数……。
しかも僕が見た動画は皆言い返さずに素直に認めているものばかりでした。
ほとんどの人が仕事を掛け持ちしてやっと生活できるというのが現状らしいです。

で、ここから。
政府が長年敵視していた中国の国民が自分達よりも遥かに発展した豊か(に見える)生活をしていることをRed Noteで知ったアメリカ人たちの怒りは政府に向かっているようです。
今まで中国に対して敵視政策をし、ネガティブキャンペーンを行ってアメリカ人を洗脳してきたことや、高額な医療費、高額な食料や日用品、高額な税金を支払わされていること、世界で最も発展している国だと思わされていたけど実はもう発展途上国並に遅れていること……
そして、「それらに対して自分は戦う決意をした!」みたいな動画がTIKTOKバン直前に溢れ出しはじめました。

結局TIKTOK自体は予告通り19日にバンされ、アメリカからは利用できなくなったみたいです。
まあカナダのVPNを使うとは裏技もあるらしいですが、まだバン翌日なので浸透していないらしい。
あと、トランプが90日の延期措置をとるとかとらないとかの話もあるみたい。

今考えれば政府がTIKTOKを危険視したのはアメリカ国民に海外について知ってほしくないというのが一番の理由だったのかもと思えてきました。
そしてバンが確定しカウントダウンが迫った時点で皮肉にも一番知ってほしくない中国の発展や社会保障の充実についてついにアメリカ国民に周知されたというなんか小説みたいなオチ。

個人的に一番驚いたのは、アメリカ人ってほんまに世界のこと何も知らんということです。
特に海外旅行をしないアメリカ人。
だって、中国にビルがあることに本気で驚いている人がいっぱいいましたからね…
さすがにアメリカなので検索したら出てくるはずですが、それすらしたことなかったのでしょう。
そう考えると、日本人はまだ中国の発展もちゃんと知ってるし、ある程度世界についての認識とか解像度はあるのかなと思えてきます。

さて、TIKTOKがバンされたので、もう勝手にアメリカのニュースや出来事が入ってこなくなりました。
とりあえずYOUTUBEで情報を仕入れるようにしようかな。
アメリカを知るためにいいアプリがあれば教えてください。

続き

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