NPDに対する復讐の最適解は自分が成長すること
NPD関連の記事をざっと見ると、「私がどうやってNPDに復讐したか」みたいなのが結構あることに気づきます。
そういったものは読まないので中身は知りません。
もちろんNPDに被害を受けた人が復讐したいと考えることについてはよく分かります。
僕もそう思っていた時期があるので。
ただ、いわゆる復讐らしい復讐はしていないのですが、結果的にたぶん「復讐」になっている行動はとっていて、僕はそれでよかったと思っています。
なので今回はそのことについてお話しようと思います。
NPDに復讐すれば自分がNPDになる
以前観ていた心療内科医の方の動画で、「NPDに復讐したら自分がNPDになるよ」と仰っているのを観て、ドキっとしたことがあります。
実は僕もNPDに復讐してやろうかと本気で考えていたことがあります。
それも自分が受けたモラハラ、ガスライティングをそのままやってやろうと。
実際に受けた内容なので、何をどうすれば相手にどんなダメージがあるのかは熟知しています。
ただ、それをすると自分は相手と同じ人間になってしまいます。
もちろん自分の中ではやられたからやり返しているだけだという大義名分がありますが、第三者からすれば意味はないでしょう。
また、自分の社会的評価も確実に下げてしまうでしょう。
NPDにモラハラ返しをしている人は、ミイラ取りがミイラになっているだけなんです。
NPDの習性
以前こちらの記事に書きましたが、
NPDはターゲットが力をつけてくると急によそよそしくなる習性があります。
NPDは自分より下の人間を攻撃します。
一方、自分と対等あるいは上だと感じる人間には露骨に態度を変えます。
では下だと思って攻撃していた人間が自分より力をつけたときはどうなるか?
なんか急によそよそしくなって距離を置いてきます。
掌を返すのはプライドが許さない、かといって実力差が判断できないほどバカでもない……
結果、なんとなく距離を取って今までのことをなかったことにするしかありません。
実際何人かにそうされました。
その後、彼らからのモラハラはほぼなくなりましたが、もやもやした気分は残っていました。
あんなにバカにして見下していたのに、実力が逆転すると急になかったことにするなんて……やっぱNPDって性根が腐ってるんだな、と。
ですが、別の見方をすると、これでNPDにストレスを与えられているということに気づきました。
見下していた人間に抜かれたショック、関係値再構築のための煩悶、今までと同じように見下したりモラハラできないことのストレス……。
時間が経って、ようやくこれがNPDに対する復讐になっているらしいと思えるようになってきました。
自分が成長することで復讐になる
NPDに対する正しい復讐は、自分が成長することです。
勉強、スポーツ、仕事、趣味、なんでも構いません。
NPDに見下されたりマウントを取られている分野であれば効果は抜群です。
その分野で努力してNPDの実力を抜きましょう。
実はこれ、簡単です。
なぜならNPDは努力をしないからです。
NPDは地頭がよく、カンが鋭く、器用で、社交性が高いので何かを始めたらわりと簡単に身につけ、そこそこの結果を出すことができます。
が、同時にNPDは人を心の中で見下しており、「自分が一番」という妄想の中に生きているので、だいたいあるレベルまで到達したら頭打ちになるという特徴があります。
ですからコツコツと地道に努力すればNPDの能力は必ず抜くことができます。
また、NPDより実力をつけたと感じても、それを見せつけたりNPDと勝負する必要はありません。
NPDは社会性が高く、回りの人間の能力に敏感です。
なぜなら常に誰が上か下かにアンテナを張って生きているので。
ですから、あなたが実力をつけたことはもう既に知っているはずです。
それを知って、NPDは愕然としたでしょう。
こないだまで心から見下していたあなたが急に実力をつけて(本当は急ではないのですが)、自分にできないことをやってのけている。
やばい、このままでは立場が逆転してしまう、でも今さら掌を返すこともできないし……
悶々とした末にNPDが取る選択肢は、「距離を置いてなかったことにする」です。
この時点であなたはしっかりとNPDに苦しみを与えられています。
しかも自分の成長も成し遂げていますし、恐らくそのことで社会的評価も上がっていることでしょう。
もちろん、回りはあながその分やでNPDよりも上だと認識しているはずです。
これで一石三鳥です。
もし「この程度では足りない」「もっと苦しめたい」「もっと攻撃したい」と思うのなら、あなたの心にNPD的な邪悪な何かが存在していることになります。
とはいえ、NPDは変わらない
さて、そうした「復讐」を僕は覚えているだけで数回行い、結果NPDは僕から距離を置いていきました。
そして、僕の元にはNPDがいなくなった快適さと、成長した自分が残りました。
その成長は今の活動の原点になっています。
ただそれでもNPDは何も変わらないでしょう。
過去に僕を攻撃してきたNPDの一人は、ターゲットを変えてモラハラしまくっていると風の噂で聞いたことがあります。
そう考えると復讐の手応えとしては物足りなく思えてきますが、結局NPDを根本から変えることはできないので、こちらもこの程度で納得するしかありません。
これ以上の復讐は本当に自分がNPDになるか犯罪を犯すかしかないので。
復讐より成長に満足しよう
NPDへの復讐としての成長を実践する場合は、復讐の成果ではなくその過程での自分の成長に満足するようにしましょう。
といってもNPDのおかげで成長できたと感謝する必要はありません(僕もさすがにそこまで人間ができていません)。
「NPDはまだムカツクけど、自分がこれだけ成長できたからいっか」と思えたらだいぶすっきりしてきます。
実際僕も今NPDについて思い出すとき、怒りや憤りよりも哀れみの方が大きいです。
ターゲットを見つけるために社会に出て、自分より下の人間を探してはいじめて喜んでいるようなしょうもない人生を送ってるかわいそうな人、それがNPDです。
そんな人間に復讐するために自分がNPD的になったり、ましてや犯罪を犯すなんてもったいないことをせず、NPDを餌にして自分が成長し、自分の人生をよりよきものにしましょう。
それが必ずNPDへの復讐になります。
NPD関連本
注意:こちらの本は読んでいません。おすすめというわけではないので自己判断でお読みください。