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相続対策日記超第71号 夫婦財産に関するストーリー白い庄屋第2話『友情』
# 相続対策日記超 第71号
#令和7 (2025)年
#昭和100年1月28日
こんにちは、大井研也です。
ガチンコ!です。
続きは編集後記で。
第70号から
はじまった
白い庄屋の第2話です。
第1話を
まだ読んでいない人は
コチラからどうぞ↓↓↓
相続対策日記超
第70号記念特別ストーリー
白い庄屋 第弐話 友情
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あれから花子は
なにも言ってこない。
が、、、
この結婚には
絶対に反対だ。
こうなったら
不本意ながら
同意するふりをして
実質的に
結婚できないように
してしまおう。
三十郎は
悪知恵を働かせた。
実現不可能な
条件を出して
“投了”させればよいのだ。
親としての
条件はともかく
法的な裏付けをとって
“雪隠詰め”にしてやる。
そのためには
法に詳しい者の
助言がいる。
三十郎は傍らにある
受話器をとり
電話をかけた。
「はい、
高岡法律事務所で
ございます」
「あぁ、いつもご苦労さま
富山だが高岡先生を
お願いします」
「富山さま、いつも
お世話になっております。
少々お待ちくださいませ」
富山と高岡は
同門で学んだ親友だ。
富山は医学部で
高岡は法学部。
同じラグビー部で
国立でプレーした
同じ釜の飯を食った仲。
今は高岡が富山の
顧問弁護士もしている。
「こんな明るい時間に
どうしたんだ富山?(笑)
飲みに行くには
ちょっと早いぞ」
「いや、ほかでもない。
おまえに知恵を
貸してほしいんだ……」
「ずいぶん深刻そうな声だな。
さては、花子ちゃんのことか?」
「察しが良いな、そのとおりだよ。
どうだい、今晩あたり」
「わかった。他ならぬお前の頼みだ。
そのかわり、高くつくぞ!(笑)」
「ありがとう。じゃあ今晩7時に
いつもの料亭で。よろしく頼むよ」
電話を切ると
三十郎は結婚の条件として
提示することを
書き出した。
これを
高岡に見てもらい
法的に実現不可能であると
裏付けがとれれば
後は
花子と研也に突きつけ
この話をご破算にする。
あまり気は進まなかったが
富山家と花子のためだ。
心を鬼にしてでも
阻止してやる……
三十郎はおもむろに
立ち上がり
待ち合わせ場所である
料亭に向かった。
《つづく》
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【編集後記】
風雲急を告げる展開!
一体、、、
どーなってしまうのか!?
それはそうと
民法に
あるにもかかわらず
夫婦財産契約が
普及しないのは
どうしてなのでしょう?
不思議ですねぇ……
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