【おうちでフットサル⑰】~L(エル) 3-1の戦術~
コロナの影響で家でできることを探している方へ。
【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。
是非頭の中で1回整理してみてください。
そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️
○L(エル)○
L(エル)は、3-1の戦術の中でよく使われる動きであり、いわばサインプレーです。
僕はフットサルを始めたばかりの時に8(エイト)の次にこの戦術を習いました。笑
世代が出ますね。笑
(分かる人には分かる!?)
よくあるのはプレー中にフィクソの選手が「L!」と言ってこの動きをします。
決まった動きですが、その中で相手を見て判断を変えなくてはいけない場合もあります。
フットボールというのは自由なスポーツです。
ボールを持っている選手、ボールを持っていない選手の動きに決まりはありません。
だから楽しいのですが、
チームにおける決まり事やサインプレーも必要だと僕は考えます。
何故かというと、チーム全員での共通認識が生まれるからです。
「アイツは次にココに動いてくれるから自分はあそこに動こう!」
など、味方の動きが予測できるからこそ次の新しい動きも生まれてきます。
だから、自由な発想を合わせるだけでなく、決まった動きから生まれるプレーも大事だというのが僕の考えです。
そして、それが成功すると"チームで崩した"という新しい喜びも発見できますね。
それもフットサルの良いところだと思います。
・Lの基本の動き
┗ 形を作る
*3-1の形からピヴォがサイドへ移動する。
(右利きなら左サイド、左利きなら右サイドが背負いやすい。)
*ピヴォのいるサイドの味方へ横パス
*ピヴォにパスを出し、出した選手は斜めに動き出す。
*フィクソ(真ん中)の選手がシュートを打ちに入ってくる。
(フィクソの選手の利き足でピヴォの動くサイドを決めることも重要。そこはチームによります。)
┗ 相手の対応で判断を変える
*ピヴォの選手は味方が斜めに抜けるのに対してそのDFがどう対応するのかを見る。
*もし、その場に残り、フィクソのシュートを警戒しているのであれば斜めに抜ける味方へパス。
*もし、マンツーマンで着いていくならシュートを打ちに入ってきたフィクソへパスを出す。
ここでDFとの駆け引きが生まれる。
上手いDF(特にスペイン人もそうだが)はあえてマンツーマンでついていくフリをしてギリギリで止まってフィクソのパスをカットしたり駆け引きをしてくる。
なので、ただ散漫とDFの動きを見るだけじゃなくDFの身体の向きや目線、姿勢、表情まで観察して何を企んでいるのかまで先読みできれば、あなたはフットサル界のメンタリストDaiGoです!
・応用編(バリエーション)
ここからは応用編。
レベルが高くなってくるほど、基本的な戦術というのはDFにも予測されやすくなります。
ピヴォがサイドにきて同サイドに横パスがでた時点で良いDFなら「Lが来るな!」と、数秒先の未来を察知してきます。
そんな時でも、フットサル界のメンタリストDaiGoである皆さんなら、その先読みを逆手に取り相手を出し抜けるはずです。
1つ上のレベルの駆け引きをするためにいくつかのバリエーションを覚えておきましょう!
┗ ピヴォの逆サイドの動き出し
*横パスに対してサイドのDFがピヴォへのパスを警戒している状況。
*当然逆サイドのDFのLを警戒して"絞り"、左サイドへ注意が向いている。
*ここで、右サイドの選手が背後を取る。
*DFの手前を速いパスor裏へパス
この時のポイントは死角で動き出すこと。
逆サイドの選手は自分はプレーに関与しない感を出しながら最初は低い位置に立ちましょう。
雰囲気は出さずともしっかりとDFを観察しておきます。
そして、DFが自分に背中を向けている瞬間を狙って動き出しましょう!
┗ 間接ブロック
間接ブロックとは、ボールを持っていない選手のマークをブロックして味方をフリーにすることです。
数秒先の未来を予測した動きになるため難易度はかなり高いですが、
これをプレー中にできると、
フットサル関係者の目が光ってきます。笑
┗ フィクソのマークをブロック
*相手がマンツーマンDFの場合
*あえて斜めに抜けずにフィクソのマークをブロックしに行く。
*フィクソはフリーでシュートを打てる。
*もしくは、そのブロックに対して相手が左サイドへ意識が集中している時に逆サイドの選手が背後を取りピヴォから直接パスを受ける。
┗ 逆サイドの選手にシュートを打たせる
*相手がLを予測して、フィクソへのマークがしっかりとついている場合
*この場合、フィクソへのマークがマンツーマンになりすぎて中央のスペースが空いてきます。
*フィクソはシュートに行くフリをするが寄っていかない。
*パスを出した選手は逆サイドのDFをブロックに行く。
*逆サイドの味方がシュートを打ちに入ってくる。
~・~・~・~・~・~・~・~
説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。
1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。
2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。
皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。
ありがとうございました。
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