【おうちでフットサル⑫】 ~ DFのシステム(ひし形とY)~
コロナの影響で家でできることを探している方へ。
【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。
是非頭の中で1回整理してみてください。
そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️
○DFのシステム○
・ひし形(1-2-1)
いわゆるゾーンDFに値する。
ハーフまで引いたDFで使われることが多い。
スペインではRombo(スペイン語でひし形)と言われたりしていました。
┗ ひし形のDFの特徴
*サイドに追い込んで奪うのが一般的。
*頂点の選手がサイドにパスが出た際に横のパスコースを分断しながら距離を縮める。
*サイドの選手は縦を切りながら寄せる。
*逆サイドの選手は'絞る"。
*フィクソの選手は全体のバランスを見てカバーする。
┗ ひし形のDFの弱点
*角と真ん中のスペースを使われると後手になる。
*頂点の選手のパスコースの切り方
*アラの選手が縦を切りきれないと角に出されてしまう。
*逆サイドの選手が絞りきれないと間でフリーにしてしまう。
・Y(イプシロン)
名前の通りYの形になって守る。
前からプレッシャーをかけるときによく使われる。
前回出てきたジャンプを使う。
┗ リスクもあるがハマると効果的
*一列目の選手がボールにプレッシャーにいく。
*サイドにパスが出たらジャンプする。
(斜め後ろのパスコースを死守しながら圧力を持って寄せる。)
*2列目の選手が完全に縦を切りながら待ち構える。
(味方がジャンプしてきて相手が縦へ運んだタイミングで詰める。)
*逆サイドの選手が必ず絞り、間のパスに対して強くアタック。
┗ Y(イプシロン)の攻略例
*サイドの選手がパスを貰った時にジャンプを予測しながら縦へ運ぶ。
(大きく運びすぎない。)
*逆サイドへ浮き玉などでサイドチェンジ。
*もしくは、逆のDFが絞ってくる前に間を使いワンツーなどで突破する。
Y(イプシロン)の戦術は最初にハメるには効果的ですが、相手の対応が早かったり、監督の指示などで対策が成されると反対にピンチを引き起こす可能性も十分にあります。
ただ、ボールを高い位置で奪えるのでチャンスにもなります。
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説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。
1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。
2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。
皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。
ありがとうございました。