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ONEPIECE FILM REDのモブキャラが放った「なんか違う!」発言で生み出した"勇気ある数秒"は良くか悪くか、作中の運命を大きく変えた‼︎

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
ONEPIECE FILM REDを同僚と観たいのに、断られ続け、泣く泣く一人で鑑賞した漢、刑部賢矢です。

悲しい気持ちで映画を観るのも何なので、鷹の目のミホーク的な感じで、強者は誰つるまない風な漢を演じました。

ということで、初っ端なか滑っているのですが、今回はONEPIECE FILM REDに出ていたモブキャラの「なんか違う!」発言が、人間の真意をついていると思ったので、その事について記事に出来ればと思います。

ネタバレは極力しないようにしますが、構成上、触れないといけない部分があるので、これから劇場に足を運ぶ方は、読まないようにしてください。

UTAの作り出した仮想現実の世界で幸せに生きる辛さ

今回、シャンクスの娘UTAが初登場する映画となっており、高い注目を受けています。

彼女はウタウタの実を食べた能力者であり、歌を聞いた人間を仮想現実の世界に引きずり込む事ができるんです。

この能力を使って、自身のライブに来ていた人間や、配信でライブをみていた世界の約70%の人間がUTAの作った仮想現実の世界に飲み込まれ、出られなくなる所から物語は始まります。

この仮想現実の世界では、UTAの思い通りに食料や遊び道具・武器などを作って貰うことができ、何不自由なく暮らせるような気を起こさせてくれます。

現に作中ではみんな楽しそうな笑みを浮かべるシーンが多いですし、UTAが皆の欲しい物を作ってくれたりもするので、幸せなんだろうなぁと思うんですが、、、

ただその状態も長くは続かず、UTAの仮想現実から出たいと言い出す人々が生まれてくるんです。

楽しいのは楽しいのだけれど、学校や仕事、自分でやると決めたことが現実世界では待っており、帰りたい理由は、そこに対して、目を背けられないというのです。

この時、UTAの世界は「なんか違う!」と言い放つモブキャラがいたんですが、まさにそれは真理だなと思いました。

最初:
苦しいから逃れる場所としてファンのみんなから、喜ばれていた

最後:
楽しいけど、苦しい事ややると決めた事に対して逃げっぱなしはダメだ

苦しい現実の中にも、やりたい事や大切にしていることがあり、幸せだけの世界は実は幸せではないと教えてくれるセリフなのかなと思いましたし、「なんか違う!」と思わないと行けないんだよと言われているような気がしました。

大切なことを言語化出来たり、自分で認識する術を持っていない人間は、見失ったり、目指せないので、いつまでも逃げ続ける運命を辿ることになる。

そういった人は多分UTAの仮想現実の世界に残ればいいんですが、大概の人は嫌なこと辛いことの中に、活路や楽しさを見出すと僕は思っています。

例えば仕事。
辛い事や苦しい事が、予想以上に多いものですが、仕事に熱中できる人は、自分軸で評価が出来る達成項目ややりがいを持っていたりする。

他には部活。
部活も試合をする前には、走ったり、筋トレしたり、苦手な事に付き合ったりすると思いますが、いざ試合で勝てば幸福感が生まれる。

〇〇だけど、△△が楽しい

この△△はみんな考えれると思うんですが〇〇を持てるかが、人が真の幸せに気づけるかのキーファクターになっていると僕は思っています。

目先のご褒美より、より奥にある大きな宝を獲得する事が経験的にわかっていたり、経験していなくても、頑張る意味を知っている人は、この映画を見たときに、刑部の言わんとしている事を理解してくれるはず。

自由は成約があるから楽しいのであって、本当に自由すぎては、つまらなくなるのと一緒で、UTAの仮想現実の世界は幸せすぎて辛い世界何だろうなと、僕は思った。

https://www.onepiece-film.jp/

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