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Vol.16 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート2
Vol.8で、 過去の経験をもとに「世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる」という内容の投稿をしました。
今回はその続編です。
それほど遠い未来のことではないし、突拍子もない話でもないですが、今の世の中の状況から予想している将来について3つ書いてみます。
家庭用医療機器の普及
昔は家庭にある医療器具は、体温計ぐらいでした。
でも今や血圧計は普通に購入できます。
コロナ禍を期に、酸素濃度計も購入できるようになりました。
このように、家庭で使える医療機器は少しづつ増えています。(素人なので実際のところは分かりませんが、印象としては増えています。)
そういえば、アップルウォッチが医療機器の認定を受けたのも、10年前には想像もできないことでした。
血液検査が自宅でできる時代になりました。
エコーやX線装置がハンディになっています。取り扱いには資格が必要なので、あくまで医師が訪問診療で使うための機器です。
これらを家庭用にするのは簡単ではありませんが、例えば、オンラインで医師が承認しないと動作しないようにすれば、勝手に撮像はできません。必要な時にだけ使えます。このような仕様上の制約や、性能の制限をつけることで、家庭に普及する時代がくる可能性はあります。
昔はガソリンを入れるのに資格が必要だったので、ガソリンスタンドでは必ず店員が入れていました。今はセルフが普通になっています。
規制の緩和はいつも遅いですが、それでも時代に合わせて変わっていくものです。
高齢化社会が進み、オンライン診療が進めば、医療機器が家庭にあり、医師が訪問しなくてもできることが増える方が良いに決まっています。
そもそも、病人や怪我人が病院に行くという行為が、本来おかしな話です。わざわざ病気の人が1か所に集まるなんて変です。病気や怪我で辛い人が動かなければいけないなんて、おかしな話です。
これは、医師が病院にいるから仕方なくそうなっているだけなのです。
病人や怪我人への対処を病院に行くことなしにできれば、その方が良いに決まっています。
そのための医療器具、医療機器の進化、規制の緩和は、間違いなく進むと考えられます。
遺伝子検査で人生設計
遺伝子検査というと、親子関係の立証や犯罪の捜査に使うイメージです。
一方で、体質、病気のリスク、才能など、個性を知るための非常に有用な手段でもあります。
将来は、産まれたあと早い段階で遺伝子診断を受け、幼少期に人生の大方針を設計し、その中で個性を磨く時代がくると見ています。
さすがにそれはない、と思うでしょうか。
もしそういう人が多いなら、早く取り組んだ人の勝ちです。
こういうのは早い者勝ちです。
だってみなさん、子育ても社員育成も、個性を伸ばすことに力を注いでいませんか?それが今の主流ですし、正しい方向です。
でも一方で、個性を見つけ出すことに苦労しているのではないでしょうか。
そして、結局見つけられずに、誤った方向に導いているかもしれません。
それでは育てられている側はたまったものではありません。
そんなことになるぐらいなら、遺伝子診断で自分の個性をあらかじめ知っておく方が良いに決まっています。
勿論、遺伝子診断がどれぐらい信頼性があるかは、まだ検証が必要だと思います。でも、離れて暮らしていても親子が似るのには理由があります。
怒りや悲しみ、喜びなどの感情も、脳内物質の分泌量やバランスで決まります。これらの出方が遺伝である程度決まってしまうなら、当然性格が似てきます。
性格という形が無さそうな概念も、実は理屈をつけることはできるのです。
体を流れる血液の種類で大きく性格が分かれるというのも、可能性を完全に否定できるものではありません。いやむしろ、違う種類のものが流れているのだから、違うのが当たり前かもしれません。
以上から、遺伝子診断を人生設計に積極的に活かす時代は必ずくると考えています。
肉食の激減
「ゲームチェンジャー : スポーツ栄養学の真実」という映画をご存じでしょうか。かなり衝撃的な内容です。
https://www.netflix.com/jp/title/81157840
見てもらうと分かりますが、要は、肉食文化は宣伝により作られた幻想だったという内容です。
タバコに似ていて、昔はタバコはワイルドの象徴でしたが、これはタバコ業界の宣伝により作られた幻想だったそうです。
肉食も同じで、肉食はムキムキ筋肉の象徴として宣伝され、肉を食べれば筋肉ができるというのが常識のように広まったそうで、実際には因果関係はなく、むしろ体にとっては悪影響しかない、ということです。
実際、映画の中では、菜食主義なのにムキムキの筋肉自慢が多数登場します。あの、アーノルド・シュワルツェネッガーさんも、晩年は菜食主義に徹しながら、あの筋肉を維持していたそうです。
もちろん筋肉を作るのにはタンパク質が必要ですが、動物からとる必要はなく、豆類など植物性タンパク質で十分なのだそうです。
ところで、このところビーガンの方が増えています。
単に菜食主義というのではなく、動物に肉体的な痛みや精神的な苦痛を与えて得られる食物や物を避けるという思想だと理解しています。
この考えに対して、植物は痛くないのかとか、境界が曖昧だ、という意見を持つ人もいます。でも、そういう事に関係なく、明らかに動物に痛みを与える状態を避けることは、その方が良いに決まっています。
そう考えると、ビーガンは増えることはあっても減ることはあり得ません。
なので、ビーガン向けの食品は、間違いなく需要が増える一方です。
すでに代替肉の開発が進んでいます。かなり安価になってきています。これは疑いもなく正しい方向だし、食肉と同じ味にならなくても普及することは間違いないと考えています。
食品が完成するまでに発生する二酸化炭素の量が、植物と比べて動物は圧倒的に多いという視点で語られることもあります。
この点でも、より効率の良い食品を作るということが間違っているということはあり得ません。
とすると、畜産業に携わる方々への影響を考慮しながらも、肉食は時間をかけて確実に減っていき、将来的にほとんどなくなる可能性もあります。
ただし、食物連鎖では肉食動物というのがいるわけで、肉食を完全に否定するつもりはありません。バランスとして大幅に減るという予想です。