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受け継がれる親の愛

この3日間。本当に大変だった。。。
Xのフォロワーさんは、ポストからうちの荒れ具合を伺い知っていたと思いますが。。。

でも今回やっぱり実感したことがあって。
子供は大変。超大変。もうほんと許して。勘弁して。って思うし、なんならもう、投げ出したい。消えたい。とまで思うけれど、これまでの経験上、喉元を過ぎれば全部ちゃんと思い出になってる。
それなのに、いちいち騒いでいる自分の器の小ささよ。



うちの子はあまり皮膚が強くないみたいで、いつもどこか痒そうにしてます。汗をかいたり、お風呂上がりに血行がよくなると尚更。
たぶん、痒くて、辛くて、眠れなくて、それで騒いでいるというのもあるんだと思う。
騒ぐと汗をかいて、もっと痒くなってのループ。
だから大人しくしていてほしいのに、そうもできず、どんどん気持ちの余裕がなくなっていく。
僕もアトピー持ちだったから、小さい時から今でも痒さとは共に生きていたし、小さい時の記憶はもうないけれど、体が痒くて辛かった事実は体に今も刻まれている。

小学生の低学年のときだったか、僕はドラゴンボールを好きでよく見ていたのだけど、うちの母親がたぶん、なんてことなく
「Kenuは神龍にお願いするなら何をお願いしたいの?」
って聞かれて僕は
「痒いのを治してもらいたい」って答えた。

きっとうちの母親は、これが欲しい。とか、あれになりたいとか、もっと子供らしい回答を想像していたんだと思う。
それなのに、僕の口から出たその答えを聞いて、どんな気持ちになっただろうと、親になった今だからこそ想像してしまう。
僕が逆の立場だったら、抱きしめて、謝って、泣いてしまうかもしれない。それぐらいのカウンターパンチだったと思う。

体が痒くて眠れないとき、僕の母親は、ずっとさすってくれたのを覚えています。僕が眠るまで。途中でやめたら、僕は腕を掴んで続けるように訴えました。
僕は今、まさにそれと同じことを子供にされています。

自分でやらせておきながら、母親も大変だったろうな。と思っていました。ずっとさすり続けるのだって楽じゃない。疲れるし、その時間、本当はやりたいこともあったかもしれない。予定していたものができずに、イライラしていたかもしれない。

薬を塗っても即座に痒みが治まるわけじゃない。さすってもらったからといって、痒みが消えるわけでもない。でも僕は、さすってもらえたら眠れた経験が何度もある。
だからなのか、僕は子供が痒そうにしていると、ずっと、いつまででも、さすってあげたい。

確かに大変。だけど、全く苦じゃない。
力任せに掻きむしるくらいなら、僕がずっとさすってあげたい。だって本当にその瞬間は、それしかしてあげられることがないんだもの。どんなに大騒ぎしていたとしても、その時間を一緒にいてあげることしかできない。

そうか。うちの母親も、こんな感覚だったのかもしれないな。と。
今まで全然感じたことはなかったし、他にタイミングはいくらでもあったと思うけれど、子供の体をさすってあげているときほど、親から受けた愛が引き継がれているような感じがしてならない。



奥さんは「疲れちゃった」とか、「掻いてもよくならないよ」ってよく言います。
そういう意味では、僕の母親と義母はタイプが全く違って。
おそらく義母は、評判のいい皮膚科を探したり、痒みによく効くと言われるような食べ物とか漢方とか、そういうのを調べ尽くして与えまくる人です。その影響もあってか、奥さんは物質的なものや、方法論的なものに頼る傾向が強いし、そういう情報を引っ張ってくるのが得意だ。
奥さん自身、日頃サプリを飲んだり、育児本を買い漁ったりするのはそういう生育歴からきてることもあると思う。
もちろんそれも大事だけど、その分、うまくいかないとイライラに繋がりやすい性格でもあると思う。
こんなにやってるのになんで!!??みたいな。

でも僕は、イライラする意味がわからない。
今回でいうなら、体をさする。
その行為こそが愛だって、僕はすごく実感する。
重ねていうけど、もちろん奥さんの視点も大事ですよ。
そしてそれはちゃんと、引き継がれていくはず。僕がそうであるように。
そう思えば、ちゃんと意味がある。

だから僕はずっとさすり続けるよ。
大変でも、1人ベビーカーを押して、どこまででも行こう。
目的のない外出も。毎回同じ公園も。ただただ疲労がたまっていくだけだとしても。ちゃんと意味があるよ。だから頑張れるよ。
明日からも頑張れるよ。

でも、たまには愚痴らせて。大変は、大変だから。

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新しいパンツでも買おうかな笑 いや、プロテインの購入費にして筋トレのモチベにしようかな。 目指せ魅惑ボディ