心療内科にいったら余計不安になった
今日初めて心療内科に行った。
仕事の対人関係が辛くて、頭痛や動悸がひどくて行くことにした。
これからやっていく自信がすっかりなくなってしまい、ずっと続けていた建築の仕事ももう辞めてしまおうかと思うほどになっている。
こんな不安な状態とずっと付き合うのは辛すぎるので、専門医に診てもらって、あなたはこういう病気でこういう症状ですよと言ってもらえれば、少しは楽になるんじゃないかと思った。
薬で症状を抑えたいというかは、あなたはそういう人間ですよと、自分と向き合うために名前にしてほしかった。
初めていった病院はネットで見つけた。
最初にHPを見て良さそうだなと思った病院は初診が半年先まで埋まってるとか、予約開始15分で埋まってしまうとか、とても入り込める隙がなかったので、電話してつながった病院にいってみた。
待合室で1時間程待たされて、先生と対面した。
診察室は内装が綺麗なのにいろいろと散らかっており、最初は不安だったが問診票をじっくり読み込んでくれていたので、仕事熱心な片付けられない人かなとちょっと安心した。
問診票を読みながら、家族構成や学生時代のこと、今の習慣などを確認されたところで、急に先生から「これが頭痛に効く薬で、、」と薬の話をされた。
びっくりして、その前に話を聞いてくれませんかと言って、今の不安や辛く思っていること、仕事をやめたいとまで思っていることを伝えた。そしたら先生は鼻で笑うような態度で、「辞めてどうすんの?」と言った。
そんな言葉が返ってくるとは思ってもみなかった。そんなことは百も承知だ。それでも、先の不安と天秤にかけても今の環境が辛いからこうして相談に来ているのに。なんで不安を煽るような言い方をするのかと思った。
先生は更に「今出ている体の症状は薬で改善できると思うから、そこからもう少し仲良くできるように頑張ってみたら?」
と言われた。
それができたらこんなところまで来ていない。
それって結局、薬で体調整えながら今の環境でもっと頑張れっていうことじゃないか。体調治すだけなら内科に行くよ。
自分が欲しかった、期待していたものとは全く違ったことに絶望してしまった。
自分が欲しかったのは、こういう病気、特徴があるから、こういうことに辛くて感じやすいとか、こういうことを避けた方が良いとか、病気の特徴を踏まえて、これから生活や仕事含めてどうやっていくのが自分の心と体にいいか、そのヒントが欲しかった。
こういう病気の傾向があるよって、それを教えてほしかった。
最終的にパニック障害と診断名をつけられて、診断書を書いてもらった。先生はしぶしぶ書いていた。
なんで気持ちを整えたくて受診したのに、余計気持ちが荒れて帰ってこなけりゃいけないのか。
そもそも先生は問診票をみるばかりで、対話をしようとはしてくれなかった。自分の不安は言葉に表しきれないものがたくさんある。そういうものに寄り添ってくれるのが、心療内科なのだと勝手に思っていた。
というかいっかいの診察でそんなことまで絶対分からないだろうと思う。だから症状をみて薬を出して、何度も通院しながら様子を見るんだと思う。そういう意味では、すぐに仕事を辞めさせずに薬を飲みながらでも少しずつ環境を整えさせていこうとする先生の方針は合っているのかもしれない。
というかそれくらいしかできないと思う。
でも、それでも今日自分は余計不安になった。
今の環境から逃げちゃだめだと言われた気分になった。なんのために行ったのか分からなくなった。
これからまた仕事に戻るのが辛い。
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