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スト6アケコン製作記 ver3.0

はじめに

スト6アケコン ver2.0を制作して対戦しているうちに気になったところを修正するべくver3.0を制作することにしました。テーマはコンパクト化とメンテナンス性の向上です。ついでにコストダウンも計ります。

設計編

コンパクト化

ver2.0は横38cm x 縦26cmとRazer Pantheraを参考に設計しました。安定感があって良いのですが、リュック等に入れづらいのが難点です。今までの設計はアナログスティックがわりとメインテーマでしたが、ランクマしかやらない民になってしまったのでなくても良くなりました。そこでメインの攻撃ボタンを24mmにして再設計します。

メンテナンス性の向上

ver2.0はver1.0の流れを汲み、中柱が4本ねじ止めされていて頑丈でしたが、レバーにアクセスするには裏のネジ4本と表のネジ6本を外す必要がありました。これを改善します。

コストダウン

コストは部品代の他、制作の作業コストも下げます。ver2.0は配線のために基盤を作ったり手間をかけましたが、ちょっとやりすぎたので配線はBrookの純正だけで完結できるようにします。

設計図

自分が設計に使っているツールはAffinity2です。コスパも良く良いソフトだと思います。2.4でDWGファイルにも対応したので無理やりPDFをAIに変換することもいらなくなりました。
筐体は一回り小さく、横36cm x 縦25cmになりました。ボタン配置は30mmと24mmのハイブリッド、例によって直径18cmの扇状に配置します。アナログスティックを廃したので、システムボタンは全て天面に持ってきました。裏からボタンにアクセスできるメンテナンス窓はver2.0を踏襲。レバーマウントは底板に固定する新方式にチャレンジです。

マスター設計図

制作編

アクリル板は以下のようになりました。いつも通り「はざいや」さんに注文。約4.5万円。凝りすぎてあまりコストダウンになってませんw

アクリル板

レバーは以下のようにアルミ柱で下から支えます。天板と分離することでボタン配置を変えた天板に簡単に変えられるようにする狙いと、レバー周りの剛性アップを狙ってます。

レバーマウント

レバー部とボタンを固定する天板とは分離しているので、レバーだけ交換も可能です。段下げ用のアクリル板は3mm。

レバーは上からアクセス可能

下半分はこんな感じ。てのひらを中柱で支えます。この中柱は天板にはねじ止めしません。

底部

ケーブル配線はBrookの純正ハーネスのみ。

ケーブル配線

蓋をするとこんな感じ。まだねじ止めしてませんが、レバーの台座がきっちりはまってズレなくなります。ボタン自体はいろいろ凝ってますが割愛します。ver2.0と同じようにゴムのOリングでメインボタンを底上げしてます。30mmボタンのうち緑以外はOリングを挟まず一段低くして誤入力防止とします。

底板と天板と組み合わせ

今回の天板カバーはカナセライトのファインマットガラスエッジ3mmです。マットが機能的におすすめです。

天板カバー

滑り止めはシリコンシートも試しましたがイマイチだったのでこれに。力のかかるところにウレタンのクッションゴムです。

滑り止め

その後滑り止めは遠征時の膝置きに対応するためこちらに変えてます。ゴム製ですが伸びることもなく安定してます。コスパも良くおすすめです。

滑り止め(改良版)

完成

ボタンが派手になったのでアートワークはモノクロにしました。我ながらなかなかカッコいいと思います。

完成

ver2.0と比較するとだいぶコンパクト。

ver2.0との比較

24mmになって初めの頃は間違ってボタンを押してしまいましたが、しばらく戦ってだいぶ慣れたら

  • キャンセルラッシュがしやすくなった

  • 指が疲れにくい

  • 表のネジ6本だけで内部アクセス可能

と良い感じになりました!

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