漢字の間違えから経営学を考える
昨晩、後輩に送ったメッセージを今朝読み返えしましたところ、漢字の間違いに気が付いてしまいました。恥ずかしい。
ま、これも小学校・中学校できちんと国語を勉強してこなった代償。これからちゃんと覚えます。
何を間違えたか・・・「感」と「勘」です。
直感を信じるなどという意味を連想してしまったため、僕は感という文字を当ててしまっていましたが、その文脈では感でなく勘が鋭いの勘を当てることが正しいと思います。
そこで、インターネットで勘が鋭いや直感を信じるなどのキーワードでいくつか検索したところ、勘が鋭い女性の特徴だったかという内容の記事を発見しました。
面白そうでしたのでざっと読んでみたわけですが、その中に勘が鋭いことのデメリットの説明がされていました。
その説明にそのことがずばり書いてあったわけではなかったのですが、「そうか、勘が鋭すぎるとビジネスにおいてリスクを取りづらくなってしまうとは言えるかもな。」と考えるに至りました。
そりゃそうですよね。「〇〇という仕事を始めてみたいけど、なんだか危ういよな。」と感じすぎてしまっていては何も行動が起こせなくなるのではないかと思います。
やはりビジネスをスタートするにおいては、ある程度のリスクを取った中でこそ結果が出てくるとも言えるわけで、始める前から無理だと決めてしまっていては現状は何も変わりません。
つまり、勘が鋭すぎることはそんなデメリットもあるだろな・・・などと思ったわけですね。
さて、いったん漢字間違いの話はそこで終わったのですが、その後出勤電車の中で今ハマっている経営学の本を読んでいたところ、まさにそのものズバリのことが書いてありました。
どういうことかといいますと、危うい市場、危うい事業計画でも実行しなければ結果は出ない、かといって大きな損失を招く可能性もまたある。
だからどうするかというと、全力投資でいかずに、ものすごく小さい規模でまず始めて様子をみるわけです。
その結果によって市場や需要が見込めればよりコミットすればいいですし、見込みがなければ撤退すればいいだけです。撤退の場合でも損失は最小限に食い止めることができます。
そのような考え方は経営学の最前線で研究されているリアル・オプションと言うそうです。
・・・なるほど。面白い。
漢字を間違えてみるのも悪くない。