編曲分析(田園/玉置浩二)
小指破雷というヘヴィメタルバンドでギターを弾いているケントです。
小指破雷のnoteはこちら→小指破雷(こゆびはさんだー)|note
ヘヴィメタルに限らず、ギタリストDTMerとして良い曲を書けるようになりたいなと思い、好きな曲について編曲分析していこうと思います。
ケントの編曲分析 第1回は 田園/玉置浩二
まるでシリーズ物のようなタイトルですが第一回で終わるかもしれません。
小さい時から知っていたものの、先日たまたまおすすめで流れてきて、この曲めっちゃかっこいいなぁぁぁぁぁと思ったのでレッツアナライズ
パート別分析
■ドラム
・イントロのフロアがだいぶステレオ感ある定位で鳴っている
・スネアの音は派手な90sサウンド、ダイナミクスは小さめ
・ハイハット/シンバルは分離感があってはっきりした音色
・小さいシンバルの音色が特徴的
・キックはベースより下に重心がある
・キックははっきり聞こえるわけではない
・フロアのドンドコはイントロだけでなくAメロにも出てくる
・サビの基本リズムにもフロアが混ざってる
・ハイハットはダイナミクスをつけてる
■パーカス
・音程のあるシンセタムが曲中ずっと鳴っている
・ウィンドチャイムが要所要所に入る
・Aメロはボンゴも入る
■ベース
・シンセ系のやや歪んだシーケンシャルなベース
・4拍目だけ上がるパターンをずっと弾いていて、盛り上がるところだけオブリが激しく入る
■アコギ
・ピエゾ系のアコギと、マイク系のアコギで役割分担している
・ピエゾは左右でおかず的に鳴ったり、パーカス的に鳴ったり
・マイク系のアコギはAメロなどでオブリ混じりのコードを弾く
■ボーカル
・ハーモニーが厚い
・ハーモニーはファルセットのオク上もある
・メインに近い音色のハモリと、やわらかい音色のハモリがある
・やわらかいハモリはダブルで録ってる
・ハモリがものすごく多い 1番と2番で違う
・イントロは左右からコーラスを鳴らしてる
・比較的空いてる右chをコーラス多めに使ってる
■キーボ
・サビ頭にアナログシンセ系のきっかけフレーズがあってセンター寄り
・ベル系の音はサビメロを部分的になぞりつつ倍音が目立ってる 左に寄せてる
・アナログシンセのオブリが右
・ストリングは左寄り
・サビ終わりはクレッシェンドして盛り上げてイントロフレーズにつなげてる
まとめ
いやぁほんと素晴らしい
シーケンシャルなパーカスがずっと鳴ってるのは初めて気づきました。
このテクニックは自分の曲でも使ってみたい
ピエゾとマイクのアコギの使い分けも自分ではなかなか思いつきません。ピエゾは目立たないからあんま好きじゃなかったのですが、この曲はピエゾをマイクと使い分けていい感じに使っている感じがしました。
ドラムは曲中の役割に応じていい感じに音量感を使い分けてる感じしました。ドラムが目立つところでしっかり疾走感を出している。
スネアの音色の圧倒的存在感と、高めのシンバルの爽快感がいい感じです。
コーラスが分厚くてバリエーション豊かです。圧倒的歌唱力。
ベルは倍音が多くて、不協和音になりやすいですが、左に寄せて、他の音を邪魔しないよういい感じにスパイスを加えている感じがいいなと思いました。
ウィンドチャイムもいい感じ 今まで使ったことなかったけどウィンドチャイム音源買おうかな…
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