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お前のこと誰が好きなん?

今回の部員日記は経済学部2年、関根健斗が担当させていただきます。

早速ですが、少し過激なタイトルとなってしまい申し訳ございません。しかし、皆さんも一度はある生き物に対してこのような気持ちを抱いたことがあるはずです。そのある生き物とは、夏場における人類の宿敵"蚊"です。今回は、皆さんが少しでも蚊に刺されなくなるように蚊から身を守るためのトリビアをまとめてみました。

  1. どんな人が蚊に刺されやすいの?

①お酒をよく飲む人
蚊を引き寄せるものを「誘引源」と呼びます。その中で最も強い作用があると考えられるのが二酸化炭素です。蚊はわずか0.01%の二酸化炭素の濃度の変化を感知でき、10m先にいる生物を感知できるといわれています。
アルコールは体内で消化・分解されるとき、大量の二酸化炭素が発生します。それが吐く息と共に口から排出されるため、蚊がよってきやすくなるのです。お酒を控えることは健康にもいいですし、一石二鳥ですね。

②体温が高い人
熱も誘引源の一つです。蚊は熱を感知する能力も優れていて、0.05℃の違いも認識できます。これは人間の感度のおよそ10倍だそうです。蚊は「露出した肌によって温められた空気」という、わずかな違いをかぎ分け吸血対象を探しています。そのため、基礎体温が高い時期が続く妊娠初期の方や赤ちゃんは肌の露出を少なくするといった対策が必要かもしれません。

③黒い服をよく着る人
昼間にも吸血する種類の蚊は、色も誘引源となります。被験者にさまざまな色のシャツを着せて、蚊の飛来数を比較した実験によると、1黒、2赤、3青、4黄、5白の順で蚊が誘引されたという結果が出ています。黒は蚊が吸血対象とする多くの動物の色に近く、身を隠しやすい保護色であることに加え、太陽の熱を吸収しやすいので、表面温度が上がりやすいことも蚊を引き付ける要因だと考えられます。黒い服もかっこいいですが、やはり夏は白Tということですね。

④足がにおう人
足の裏には汗腺が集まっており、さらに蚊をおびき寄せる常在菌が住んでいます。 イソ吉草酸(きっそうさん)と呼ばれる足の裏の常在菌 が蚊を寄せ付けているのです。このイソ吉草酸はあの足独特の臭いの原因となる常在菌であるため、足が臭い人は蚊に刺されやすくなるのです。夏場は足の指の間までしっかり洗うようにしましょう!(足の裏を除菌シートで拭くだけでも十分効果的だそうです。)

  2.蚊を寄せ付けないためには

①庭にハーブ類の植物を置く
蚊とハーブ、全く関係なさそうに思える両者ですが、ハーブ独特のあの香りが蚊を遠ざけるのです。蚊除けに役立つ代表的なハーブ類としては、レモングラス、ラベンダー、バジルなどが挙げられます。これかの植物がもつ香りは蚊に不快感を与えたり、嗅覚受容体を混乱させる物質を由来とするため、蚊が寄り付かなくなるのです。余談ですが、私たちの生活に馴染み深い「蚊取り線香」も、元々はハーブで作られていたそうです。やはり、先人の知恵はすごいですね。

②虫除けスプレーをかけたらしっかりと手で繰り広げる
虫除けスプレーが蚊除けに効果的なのは皆さんもちろんご存知かと思いますが、かければ一安心ということでもないようです。スプレーをかけた際、散布部全体にかかっているように見えますが、スプレーをかけただけではどうしてもムラができてしまいます。そのため、手で塗り広げた方が確実な効果が期待できます。

③O型の人と行動を共にする
この方法は少々非倫理的なものなので、真似する際は自己責任でお願いいたします。実は血液型がO型の人は他の血液型の人に比べ、蚊に刺されやすいことが知られています。一説によると、赤血球の表面にあるO型の糖物質が花の蜜に類似しているからだそうです。そのため、O型以外の人はO型の友人と行動を共にすれば、蚊は自分には目もくれず友人の方に集まっていくはずなので、蚊に刺される心配はありません。逆にO型の人はそのような卑劣な人間の思う壷にならないように、ここまで紹介した対策をしっかりして自分の身を守りましょう!

  3.おわりに
9月に入り、夏の終わりも近づいてまいりましたが、ここからが蚊のシーズン本番といっても過言ではありません。なぜなら、蚊は25~30度の温度を好むと言われているからです。しかし、この記事を読んでくださった皆様は、憎き蚊に対抗するする手段を身につけました。蚊除け対策をしっかりして、ストレスフリーな夏を過ごしましょう!


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