マクドナルドの油淋鶏チキン
マクドナルドが今年2023年の2月1日からはじめているアジアンバーガーズは、はじめた翌週だったかに坦々ダブルビーフを食べて、その坦々ソースに好意的な印象を持ったものの、分厚い見た目の割りに、目玉焼きがビーフパティの印象を薄くさせていて、唐辛子の辛味があるソースということでくくれば夜マックの倍スパビーの方が好きだな、と思ったということはおぼえている。
この時点で、他の油淋鶏チキンやスイートチキンシュリンプはパティがフライドチキンやエビの切り身のフライ、これをマクドナルドではえびフィレオというが、おれはビーフパティのハンバーガーが食べたいんでアジアンバーガーズもういいかなと思っていたのに、どうしてだか油淋鶏チキンを食べようと思ってそのためだけに家を出た。思えば、その日は休日で、夕方まで何もしていなかったのだと思う。坦々ダブルビーフの時に販売していなかったのが気になっていたのかもしれない。
いずれにせよ、フライドチキンにマヨネーズはケンタッキーのチキンフィレサンドである。
油淋鶏ソースというのがマヨネーズ込みなのか、油淋鶏ソースにマヨネーズが合わせてあるのか分からない。公式の写真を見ると別々なように見える。とにかく油淋鶏チキンは一口でケンタッキーが思い起こされ、かつケンタッキーよりもおいしい、というか、何か特別な味わいがあると感じられた。この時、うまいと同時にケンタッキーのチキンフィレサンドよりも相対的にうまいという体験が瞬間的にあった気がする。
ケンタッキーがサンド、今はバーガーに改宗したものの、そこでの味がただの足し算になってしまうことが多く、驚きが少ない一方で、この油淋鶏チキンは油淋鶏というアレンジがあるとは言え、たしかに足し算以上の何かがあり、驚きがあった。もしそれがケンタッキーと同じ味だという驚きだとしてもそれはそれとして。
もしかするとケンタッキーはフライドチキン、マヨネーズ、レタスという組み合わせが明示されているというハンデがあるのかもしれない。油淋鶏ソースにイメージはあれど決まりきったものはないことがよかったという可能性である。うめかったな。
にしても以上のようなイメージをケンタに持ってしまってるのは確かなのであった。今度また食べてみなければなるまい。ケンタッキーフライドチキンに幸多かれ。
さて。今回はMのバリューセットとチキンナゲットを頼んだが、そしてこれまでバリューセットだけか、それにチキンマックナゲットをつけるかのどちらかであったが、今日のような驚きや、ときめきを求める我々は、今後はハンバーガー2つにした方がいいのではないか。物足りなければSのフライドポテトかナゲット5個を選ぶべきなのではないか。どちらも250kcal程度である。マクドナルドのフライドポテトはMで400kcal超。殺す気なのか。
今まで戦略的に失敗していた。一度にバーガーを2個食べれば、限定もきっと消化できるはずだし、レギュラーメニューも当たりはずれを気にせず、臆することなく試すことができるだろう。チーズバーガーにワサビを加えるとやべえというのも遠くない日に試せるのではないか。