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END.への返品方法と関税の払い戻し手続きについて。

 こんにちわ。今回はEND.で購入した革靴のコンディションにやや不備があり、返送する事になったので、その手続きについて詳しく書いてみたいと思います。他の大手ECサイトに比べると少し手間やお金が掛かるので躊躇してしまう方も多いかと思いますが、是非参考にして頂ければ幸いです。


商品の確認

 商品が到着してまず真っ先に商品に不備がないか入念にチェックしましょう。私は以前いくつかの商品をまとめて購入した際に簡単に開封だけして、いざ使ってみようと思った際に不備を見つけてしまった事があります。
END.への返送期間は到着後14日以内となっていますのでそれを過ぎてしまうと返品を受け付けてもらえません。
その時は返品期限を過ぎてしまっており、軽い不備だったのでそのまま使うことにしましたが、それ以来とても気をつけるようになりました。

ちなみに返品期限は14日以内に返送を完了するという意味で、14日以内に先方へ到着しなければいけないというわけではありません。

END.への手続き

 これに関しては基本的に不要です。END.への事前連絡やサイト内での手続きはいらず、返品フォームを記入して同梱し、記載されている住所へ荷物を返送するだけで自動的に返品処理されます。

①【Name】END.に登録の名前
②【Order Number】注文履歴から確認
③【Email】END.に登録のメールアドレス
④【Date】記入した日付(日/月/年)
⑤【SKU】わからなければ未記入
⑥【DESCRIPTION】返品したい商品の名前
⑦【SIZE】返品したい商品のサイズ
⑧【QTY】返品したい商品の個数
⑨【REFUND】返品返金する場合は○、交換する場合は未記入
⑩【REASON FOR RETURN】返品理由(⑭の中から該当する返品理由を番号で記入)
⑪【EXCHANGE】交換を希望する場合は○を記入(⑮のコメント欄に交換して欲しい商品名を記入する。返金の場合は未記入)
⑫【NEW SIZE】新しいサイズ(交換して欲しいサイズを記入する。返金の場合は未記入)
⑬【NEW COLOUR】新しい色(交換して欲しい色を記入する。返金の場合は未記入)
⑭【RETURNS KEY】返品理由(この中から⑪に記入する番号を選ぶ)

  1. Doesn't fit properly(サイズが合わない)

  2. Doesn't suit me(似合わない)

  3. Changed mind(気が変わった)

  4. Incorrect item received (please explain)(間違った商品が届いた→⑮に説明を記入)

  5. Looks different to  image on site(サイト上の画像と異なって見える)

  6. Quality issue / Faulted (please explain)(品質の問題 / 不良→⑮に説明を記入)

  7. Other (please explain)(その他→⑮に説明を記入)

⑮【Comments】返品の場合は'RETURNED ITEMS'などと記入。

※注文番号が分からない場合はマイページ内のOrders欄から確認出来ます。

 返品フォームに記載が終わったら返送用の外箱に入れ、箱には‘Returned Item’と大きく記載しましょう。返送時に相手方に関税が掛からないようにする為です。間違っても商品自体の箱には書かないで下さい!
また、税関で中身を確認するのでこの時点では封をしないで大丈夫です。

海外返送の手続き

 関税の払い戻しを希望する場合、海外への返送手続きと税関への申請は同時に行う必要があります。基本的に税関には郵便局が併設されているので税関と郵便局を行き来して手続きを行います。

発送はEMSを利用するのですが、コロナ禍以降は手書き伝票が受け付けて貰えなくなった為、事前にパソコンでEMS伝表を作って印刷しておく必要があります。

まず日本郵便のHPにアクセスして「送る」→「海外へ送る」をクリックすると右側のバナーに「国際郵便マイページサービス」という欄が出てくるのでそちらに登録しましょう。

そして「送り状作成」から順に必要事項を入力していきます。
難しいのは②③④だと思うので入力サンプル画像を置いておきますね。

内容品種別欄は必ず”返送品”を選択して下さい。

入力内容に問題がなければそれを印刷しておき、発送の下準備は完了です!

税関への手続き

 最後は税関での手続きなのですが、これには事前に予約が必要です。当日にいきなり行って手続きをしたいと言っても担当者が不在であったり、急には対応出来ない事があるのでスムーズに手続きを行う為には必ず事前にアポイントメントを取りましょう。
私は最寄りの東京外郵出張所へ連絡して日付と時間の予約を取りましたが、その際に手続きに必要な書類や手続きのことについても丁寧に教えてくれるので、分からない事がありましたらここで質問するのが良いと思います。

提出書類の下準備

関税の払い戻しに必要な書類などは以下の通りです。
①関税払戻し申請書 (2通)
②個人使用で通信販売された事を証明する書類等
③国際郵便物課税通知書、または輸入許可書 (1通)
④輸入インボイス(②で商品の同一性が確認出来ない場合)(1通)

①に関しては税の計算などが複雑なので当日に税関で教えてもらいながら書きました。持参しなくても紙を用意してくれているみたいですが、念のために税関のHPよりフォーマットをダウンロードして2部印刷しておきましょう。

②に関してはEND.のHPの注文書のスクリーンショットや、商品が写っているページのスクリーンショット、また返品が可能だという事が記載されているページのスクリーンショットを印刷して持っていきました。職員さんが商品を確認する為に必要なものです。

③はEND.の場合、FedExを介して関税の支払い請求がくると思いますのでFedExにメールでの送付を要求するとPDFが送られてきます。放っておいても自宅に紙面で届くのですが、返送期限があるので早めに要求して全て印刷しておきましょう。

④はFedExからの関税支払い通知書に一緒にくっついていますが、上記書類だけで問題なく、特に必要ありませんでした。ただ品物や場所や担当職員さんによって変わるかもしれないので、一応印刷しておくのが良いと思います。

 また念のための印鑑や、返金してもらう為の銀行口座の情報も必要です。他にもその場で商品を写真に撮り、税関のメールアドレス宛に添付するという作業もありましたので、

⑤印鑑
⑥銀行口座情報
⑦カメラ機能付き携帯電話
も準備しておくようにしましょう。

実際の流れ

 ここまでの書類が揃っていればあとはもう簡単です。

❶上記の書類を全て揃えた上で予約した時間に税関へ行き、職員さんに事前検査をしてもらいます。商品が間違っていないかなど一通り検査されたのちに荷物に封をされます。

❷事前検査を終えたあとはその足ですぐ近くに併設されている郵便局に行き、事前に印刷しておいたEMS伝票を使って発送を終えます。その際に郵便物受領書を受け取ってください。

❸ そしてまたすぐ事前検査を受けた税関に戻り、郵便物受領書と上記①〜④の書類を提出して手続きは完了です。

税金の手続きなので一、二ヶ月後の忘れた頃に振り込まれます。その辺りはのんびりと待っていましょう。

FedExへの手続き

 ちなみに関税は一旦FedExに立て替えてもらっているという状況なので、還付するにしても一旦は支払う必要があります。
私は税関で全ての還付手続きを終えた後に、請求書にあるQRコードからオンライン上で支払いを済ませました。
かなり簡単でコンビニや銀行に行く手間を省けるのでオススメです!

終わりに

 END.からの返金はPaypalを通していた事もあってか数週間もしないうちに完了し、関税の払い戻しもひと月ちょっとで振り込まれていました。私が負担したのは返送に掛かったEMS料金の8000円程度で、革靴という事で重さも大きさもあったので意外と掛かってしまいましたが、許容範囲かなと思います。返ってくる関税の金額や商品自体の返金額、手続きに掛かる手間など状況を考慮して返品するか否かの判断をしましょう。

今回は初めての事で色々と分からないことがたくさんありましたが、基本的には事前準備で書類を集めるのが面倒なだけで、当日にやる事はほとんどありませんでした。個人的にこういう作業は嫌いではなく、むしろ初めての事に挑戦するのは勉強になって楽しかったです。

返品のやり方さえ分かっていれば、今後も臆する事なく海外通販に挑戦する事が出来ると思うので、みなさん是非参考にしてみて下さい。


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