資格取得の幸福感と新たな挑戦【海外就職への道31】
こんにちは。マニラからお届けします。
今回は前回の続き、コロナ禍でフィリピンに渡航できない中で受けた潜水士の結果と次に受けたTOEICについてお話しします。
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2021年9月に受験した潜水士の試験結果は無事、合格でした。やりました。
誰に言われるまでもなく自分で調べ、自分で勉強し、わざわざ仙台まで行って手にした資格は、何か高潔な幸せを手にしたような気分でした。大学に行きたいから受験勉強をする、車に乗りたいから免許を取る、仕事で必要だからITの資格を取る。通常の資格は目的が先にあり、必要に迫られて勉強をするものですが、潜水士は今の仕事に全く関係なく、何の目的もないただの自己満です。しかし、自己満の先に掴んだ国家資格取得という重い経験が自分を違うフィールドに立たせてくれたように感じます。回りくどく言ってしまいましたが、とにかく嬉しかったのです。
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そんな潜水士を受験して落ち着く暇もなく、TOEICの勉強を始めました。実は潜水士を申し込むときに、せっかくだからTOEICもこのタイミングで受けてしまおうと思っていて、一緒に申し込んでいました。いつでもフィリピンに渡航できるように少し焦っての挑戦です。
英語の勉強を始めて1年半が経ち、何か目に見える指標を求めていました。徐々に英語力が上達していることを感覚的にわかってはいても、具体的にどれくらい伸びたのかがわかりませんでした。加えて日本ではまだまだ影響度は高く、今後もしフィリピンに渡航できなかったら転職するのかな、と漠然と考えていたことから、TOEICを受けることにしました。
僕のそれまでの最高点は、新卒の入社時に記録した400点。とても人に言える点数ではありません。当時は海外で働く気もなかったし、この点数でもいいやと思っていました。しかし、それから4年が経ち、状況は大きく変わりました。今までは一発本番でも良いと思っていたけれど、今回はちゃんと対策をしてから挑むことにしました。
通常、TOEICで高得点を取る人は何ヶ月も前から問題集を解いて対策をしていますが、僕は潜水士が完全に終わってから始めたので、たった1ヶ月間。おまけに平日は残業続きの超多忙生活だったので、週末の僅かな時間のみしか勉強に費やせませんでした。
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とはいえ、英語の勉強自体はずっとしていたので、ここで何か大きな新しいことを始める、ということはありません。新たに、公式・リスニング・文法と3冊の問題集を購入し、解き進めていました。僕はリスニングがとても苦手で、全く自信がなかったので、リスニングは重点的に進めました。一回目は正答率1割を下回るほどのロースコアだったものの、何かコツを掴んだので、回を重ねるごとに正答率は上がっていきました。
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そんな調子で進めているとあっという間に時間が経ち、いよいよTOEIC受検当日を迎えます。
この続きはまた明日。では。
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