見出し画像

内定直後のニート【海外就職への道12】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、セブ島留学中に見つかった就職先についてお話しします。内定を取ったのも束の間、未曾有の感染症拡大により突然入社が延期になってしまいました。

***

2020年3月15日、当初予定していたより2週間早く、急遽滑り込みでチケットを取ったフィリピン航空に乗って日本へ帰国しました。

セブ島にいたのは2ヶ月半という期間でしたが、いくつもの素晴らしい体験ができました。英会話学校で過ごした日々も刺激的で、先生に挨拶もできないまま帰ることへの後ろめたさはありました。

この時、台湾から来ていた友達に、「世の中が元に戻るまでに2年間はかかると思うよ」と言われ、そんなことないだろうと安易に思っていました。まさか、世界が激変してしまうなんて思ってもみませんでした。

日々拡大していく新型コロナウイルス感染症の影響は、ついにロックダウンのフェーズまで来ており、英会話学校もこのまま授業を存続させるのは不可能と判断しました。今思えば、この即座の判断により帰国難民にならずに済んだことは不幸中の幸いでした。

***

帰国直後は、まだ日本ではそこまで多くの被害がなく、また僕自身久しぶりの日本に感動したこともあり、呑気な日々を過ごしていました。連日友達に会いに行き、人と話せるありがたみを存分に感じていました。

しかしながら、感染症の大波が次第に日本でも広がっていき、身動きがとれなくなってしまいました。また、会社からは入社延期を言い渡され、結んだ契約も一旦保留となってしまいました。

この時点で仕事なし。いわゆるニートになってしまいました。

内定を手にし、夢への階段を駆け上がろうとした矢先の出来事です。

帰国後は実家に留まらせてもらっていました。感染症に極度の恐怖感を示していた両親の意向には逆らえず、毎日外出もできない中、何もせずに自宅で過ごしていました。かねてから不安を感じやすく心配性な性格は、こういった出来事に敏感に反応し、精神的に負荷がかかるつらい日々となりました。本を読んだり、英語やプログラミングの勉強をしたり、やりたいことはたくさんあったものの、一切やる気が起きなく、15分も続けば良い方という集中力の無さを感じていました。

今振り返ると、この時のつらい精神状態から学べることはたくさんあります。仕事先を一つにすることへのリスク、パソコン一つでできる仕事の習得、いざという時の貯金、そして親に頼らなくても良い経済的自立。今後、もしまた世界が同じような状況になった際に自らがとれる行動を認識していくことは、生きていく上で大事だと思います。

***

まだまだつらい日々が続いていくも、会社から連絡を受け取ったことで状況が一変します。

この続きはまた明日。では

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?