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アイデアが止まらない…ダイアルプロンプトについて。


1. 生成AIって、業務にどう役立つの?

生成AIが最近話題になっている。ニュースやSNSでも見かける機会が増えたが、実際にどう業務に役立つのかと疑問に思う人も多いのではないだろうか。

結論から言うと、生成AIは業務のスピードや質を劇的に向上させるツールである。

そして、それだけではなく、新しい発想を得る手助けをしてくれるのも大きな特徴だ。

例えば、資料作成や企画書を考えるとき。
いつもなら時間がかかる構想段階が、生成AIを使うことで驚くほどスムーズになる。

ある程度のヒントや方向性を与えれば、そこから具体的な内容を提案してくれる。

これにより、自分の中だけでは思いつかなかったアイデアが見つかる可能性が広がるのだ。

だが、一方でこんな声も聞こえる。
「便利そうだけど、どう使ったらいいのかわからない」「具体的にどこで役立つのかイメージが湧かない」。

生成AIが注目を集める一方で、このように活用法がわからないという課題を抱えている人が多いのも事実だ。

その課題を解決するヒントが「アイデア出し」である。

生成AIを活用するなら、まずはここから始めてみるのが良い。
アイデア出しは生成AIの能力を存分に引き出せるだけでなく、業務改善や新しい企画づくりに直結する。

今日は僕が普段使っているプロンプトも交えながらどう使うのか?を書いていこうと思う。

2. アイデア出しは相性がいい

生成AIを使ってみたいと思いつつ、最初にぶつかる壁が「どこから手をつければいいのか」という点だ。

特に、業務の中でアイデアを出す場面になると、手が止まってしまうことも多い。

そんなとき、生成AIを「アイデア出しの相棒」として使うのは非常に効果的である。

例えば、新しいプロジェクトを始めるときや、既存の業務を改善したいとき。何をどう変えれば良いか、そもそもどんな方向性があるのかが見えてこない。

自分一人で考え続けても同じアイデアばかり浮かんでしまい、進展がない。こうした状況に陥ったことがある人も多いはずだ。

ここで生成AIの出番である。AIに「ヒントをくれ」と頼むだけで、これまでの自分の枠を超えた視点やアイデアが提示される。

たとえば、「メンズ向けの新しい美容商品のアイデア案だけを5個出して」と入力すれば、いくつかの斬新な提案を返してくれる。

ChatGPTに聞いてみた。

さらに、「もっとユニークなものにして」と付け加えれば、想像を超えるようなアイデアが飛び出すこともある。

ユニークさが増した

生成AIの真価は、その「幅広い視点」にある。

自分一人では気づけなかった切り口や新しい発想を提案してくれるので、アイデアが膨らむ感覚を味わえるはずだ。具体的な指示を与えることで、その精度や方向性も自由に調整できるのが強みだ。

3. ダイアルプロンプトのすすめ

生成AIを使うとき、そのポテンシャルを最大限に引き出す鍵が「指示の仕方」である。

ただ漠然と「アイデアを出して」と頼むだけでも役立つが、もう少し指示を工夫するだけで、AIは驚くほど意図に沿った答えを返してくれる。

ここで役立つのが「ダイアルプロンプト」だ。

ダイアルプロンプトとは、生成AIに対して「どんなトーンや深さで出力してほしいか」を細かく調整する手法のことだ。

まるでラジオのダイアルを回すように、出力の方向性を設定できるのが特徴である。

例えば、こんな感じ。

この回答を10点中5点とします。
10点は挑戦的なアイデアであり、1点は堅実なアイデアになります。
上記のルールを踏まえて、5点のものを出力してください。

ダイアルプロンプトの例
実際に聞いてみた。

このように「点数」や「方向性」を具体的に指定することで、AIがアウトプットをどう調整すれば良いのかが明確になる。

たとえば、10点を指定すれば挑戦的なアイデアが得られ、逆に1点なら実現可能性の高い堅実な案が出てくる。

1点も聞いてみた。

また、追加で以下のような内容もプロンプトに入れるとより精度は高まる。

  • 保守的なアイデアが欲しいとき
    「実現可能性が高い改善策を3つ提案してください」

  • 挑戦的なアイデアが欲しいとき
    「業界の常識を壊すような、大胆でユニークな新アイデアを5つ提案してください」

こうしたダイアルプロンプトを使えば、生成AIは単なる答えを提供するツールではなく、自分の思考を広げるための頼れる相棒になる。

何も指定しない場合は平均的な回答が得られるが、具体的な指示を与えることで、まるでAIが自分の意図を正確に読み取ったかのような感覚を得られるのだ。

ポイントは、少しずつプロンプトを調整して試行錯誤を楽しむことだ。
「この方向性が良さそうだ」と思ったら、さらに微調整を加えることで、生成AIの答えがより精度を増していく。

そのプロセス自体が、新しい発見やアイデアに繋がるはずだ。

4. 生成AIをもっと自由に使いこなそう

生成AIは、業務のスピードを上げるだけでなく、新しい発想や視点をもたらしてくれる強力なツールだ。

特に「ダイアルプロンプト」を活用すれば、AIの可能性をさらに広げることができる。

「アイデア出しに困ったら、まず生成AIに頼ってみる」。

これだけで、思いがけない切り口や、これまで気づかなかった発想を手に入れられる。

その中でも、ダイアルプロンプトを使って「方向性」や「深さ」を調整するだけで、自分の目的に合ったアウトプットを得られるのが大きな魅力だ。

たとえば、保守的で実現可能性の高い案が欲しい場合には1点や3点を指定し、挑戦的でユニークな提案が必要なら8点や10点を指定する。

こんなふうにダイアルを調整する感覚でAIを使いこなせば、業務やプロジェクトの質を大きく向上させることができるだろう。

生成AIを最大限に活用するには、まずは簡単なプロンプトから試してみることだ。

そして、「こうしたらどう変わるだろう?」と調整を繰り返す中で、少しずつAIを自分のスタイルに合わせていく。

そのプロセスそのものが、業務をより創造的で楽しいものにしてくれるはずだ。

ぜひ、ダイアルプロンプトを使った実験をぜひ始めてみてほしい。
きっと新しい可能性に出会えるだろう。

今回のChatGPTとの会話履歴はこちら。

最後に、、、
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