見出し画像

【Tableau】A→B期間における数値の推移を矢印で表現する


今回は冒頭のタイトル/写真にあるように、A→B期間の数値の推移を矢印で表現していきたいと思います。
(よりスムーズな方法をご存じでしたら是非ご指摘ください)

具体例として、「2000年と2020年の平均退職年齢推移」を矢印を用いて国ごとに表現していきます。


【方法】
まずは推移を確認していきたいメジャー「Average Age(平均退職年齢)」を列に、「Country(国)」を行に配置し、また「マーク」は円にします。(脱線:併せて、「軸の編集」で範囲を 50歳~ に固定しています)

次に、今回比較したいYearは2000年と2020年なので、
先にフィルターで2000年と2020年のみを選択しておきます。

そして今度は画面左上「ページ」のところにもYearを追加します。
すると、画面右側のような表示となります。

ここで画面右側の「履歴の表示」にチェックを入れ、
履歴の表示▼から詳細の設定をします。
「次の履歴を表示するマーク」は「すべて」、
「表示」は「両方」を選択します。

その上で右上Yearページの右矢印>をクリックし、
2000年から2020年に切り替えると、
写真のように数値の推移が線となって表示されます。

あとは「マーク」を「形状」に変え、塗りつぶしの▶を選択すると、
推移が矢印のような形で表現できてきました。

ただ、この時点では推移がマイナスになっている国も右向きの三角▶になっており、矢印としてマッチしていません。
ここで、プラス推移(右向きの矢印)とマイナス推移(左向きの矢印)を
作り分けるため、国(Country)を「セット」を用いて分類していきます。

セットの「条件」タブから、「フィールド指定」で今回使っているメジャー(2000年と2020年の、平均退職年齢の差)を選択し、
プラスか(>=0か)どうかでセット分けを行います。

こうして作成したセットを再度「形状」のところに追加すると、
画面右側でIn/Outとしてセット分けすることができています。
推移がプラスの国はIn、マイナス推移の国はOutに分類されているので、
Inを▶、Outを◀と設定すると、矢印の向きを正しく表現できました。

またより分かりやすいようにするために、
右向き矢印/左向き矢印で色分けを行う場合は、
先ほど作成したセットを「色」にも追加していきます。
そうすると矢印の向きに応じて色分けができます。

以上、冗長な解説にはなりましたが、
私が矢印で数値の推移を表現した方法を紹介させていただきました。
形状を三角▶にしていくタイミングは他にも存在するかと思いますので、
もし別のご意見あれば教えていただけると幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?