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【ゆっくり南米旅】ペルー編🇵🇪#7母なるチチカカと湖畔の街プーノ

こんにちは、ゆっくり南米大陸を旅してます、けんです。

今回、退職して南米でニートすることにしましたので、その旅の道程を記事にしていきたいと思います。少しでも皆さんの旅の参考になれば幸いです。

また、今回の旅の詳細は以下です。

・期間 :11月中旬〜3月上旬(約4ヶ月間)
・予算 :決めていない(100万円くらい?)
・目的 :自然、食事、街散策

    ↓↓↓前回記事はこちらです。↓↓↓



▶クスコからプーノへ移動

マチュピチュ、レッドバレーと堪能したクスコから次はバカでかい湖に面した街プーノへ。
プーノはチチカカ湖という湖に面したペルー側の街です。
チチカカ湖はペルーとボリビアにまたがっており、その大きさは琵琶湖の約12倍もあり、汽船が航行できる湖の中で地球上で最も高い位置にある湖です。

クスコからプーノまではペルーレイルの鉄道もでているのですが、高額ゆえ今回は断念しバスで移動します。
価格は3637円、今回クスコの宿からバス停まで遠く面倒くさくてgetyourguidでサクッと予約しました。

夜22:00
クスコのバスターミナルからプーノへ向かいます。約7時間の道のりです。

今回のバス

爆睡到着

朝5:00着だと早すぎて、宿に行くのも気が引けるしお店も開いてないので朝ごはんまでブラブラして時間を潰します。

今回は「Inca's rest」というホステルに泊まりました。
Bookingの中では、プーノで評価も高く値段も手頃でした。ここのいいところはドミなのに、二段ベッドじゃないシングルベッドなところが👍️

▶1日目 街ブラ

早速朝ごはんへGO

プーノは湖側から山側に向かって急な上り坂みたいになっていて、バスターミナルや市場は湖に近いエリアに沿って広く集まっていた印象でした。

屋台がたくさん出ていたので、人が程よくいてメニューが書いてある店を選択。メニューがないと自分がなにを食べているかもわからないので、、、

朝食をとった屋台

「caldo de patita」というメニューを注文。
Google翻訳だと「足のスープ」

食べてみると豚足と色々な芋と少量のおかゆみたいな構成で、味付けはあっさりで美味しく結構お腹にたまりました。これが8PEN。

caldo de patita

チチカカ湖の湖畔には遊歩道が整備されていて、広大な湖を眺めながらの散歩はすごく気持ちがいいです。
海かと錯覚しますが、当然ながら潮の香りもせず不思議な感じです。


ひつじの放牧
チチカカ湖周辺の道


山側に少し行くとちょっとした広場で結婚式が行われていました。20〜30人の楽団と共に新郎新婦とその他参列者が行進しながら踊る、まるでパレードのようなスタイル。ついついその場にいたみんなカメラを向けながらお祝いしていました。

ちょっとした広場
丘の上から観るチチカカ湖
結婚式のパレード

ペルーの結婚式が全部がこんなにド派手なのか、この新郎新婦だけなのか分かりませんが、2,3ブロック先の大きな教会まで踊り続けていました。

なんやかんや1時間以上踊っていてかなり大変そうでしたが、幸せそうでなんだかこっちまで元気をもらえました。


▶2日目 ウロス島、タキーレ島ツアーへ

●ツアー詳細

プーノの観光といえばチチカカ湖に浮かぶウロス島が有名です。
ウロス島はチチカカ湖上にあるウル族が住む島で、
トトラと呼ばれる葦を重ねて作られた浮島で暮らしています。
各浮島にはそれぞれ家族が住んでおり、それらすべての浮島をまとめてウロス島と呼んでいるようです。

ウロス島ってこんなところ

プーノからウロス島までは船で約20分ほどの距離であり、1日に何本ものツアー船が出ています。
僕が行ったときには朝から夕方まで2〜3時間おきにツアーの船が出ていました。
今回ホステルでツアーを予約しました。

 ●ウロス島&タキーレ島ツアー
  費用 :80PEN(当時約3200円)
  時間 :7:30発 16:00着
  詳細 :ホテルピックアップ
      ウロス島入島税込み(たしか8PEN)
      昼食込み
      英語ガイド付き
      トトラのボート代が別途必要(15PEN)

ウロス島のみの場合は20PENでした。
ツアーではなく港に直接行くと18PENで行けます。

ツアーではウロス島でトトラで編まれたボート乗ることになりますが、これは別途料金になりますので現金の用意が必須です。
一応乗らないことも可能です。
価格はガイドからの説明だと15PENでしたが、徴収に来た現地民からは20PEN取られました。
他の旅人の話を聞くと彼らはボッタクってくるので、25PENの時もあるなど説明時より高い場合があります。
ウロス島に宿泊する方向けの推奨事項は次章で後述します。

トトラの船

またタキーレ島も同じくチチカカ湖上の島ですが、こちらは通常の地面がある島です。
タキーレ島はカラフルで特徴のある帽子や腹巻など鮮やかな織物で有名です。

プーノからタキーレ島までは船で約2時間程です。

●行ってみての感想

実は僕はこのウロス島は2回行ったのですが、それを踏まえて一言でいうと「1回でいい笑」です。

このウロス島は旅人からは割と不評でして、
なぜかというとあまりにビジネス化され過ぎているからです。

葦で組まれた浮島に住む部族という何とも魅力的なお題目につられてワクワクして行ってみると、
まあなんというか何でもカネカネ言われるし、
ツアーはガイドと現地民の間で台本でもあるんかってくらい同じ事を話します。
ギャグのオチまで一緒やった。

観光産業がウロス島民の生活に根付きすぎている印象を受けました。

事実、ウロス島の観光ツアーは島民の現金収入を得る大切な機会となっているそうで、ウロス島の各家々に平等に観光客が入るように調整されているそうです。
そのため、どのウロス島の家に行っても同じ説明を受け、同じ様な土産物を見せられ、同じ様なボートに乗る事になるわけです。

あと単純にウロス島周辺の水は臭いです。
生活排水のせいか何か別の理由か分かりませんが。

あえてよかったところを挙げるならば、終始ツアーに無関心だったウル族の青年がしていた魚釣り。
糸と針だけでワカサギみたいな小さな魚をホイホイ釣っていたのが一番よかった。

ここまでウロス島でしたが、タキーレ島にも行きました。

タキーレ島はよかったです。

タキーレ島の家
観光客を歓迎する音楽と踊り

距離的にもプーノと少し離れているせいか、まだウロス島に比べて島の生活みたいなものが近く感じられました。

水は澄んでいてきれいだったし、風のせいか波も立っていてビーチが綺麗でした。
ビーチであってるかわかりませんが。

綺麗な水

また湖であるがゆえに水辺に畑を作っていたのが印象的でした。

潮の満ち引きみたいなものがあるか分かりませんが、水没している畑らしきものも。

水辺ギリギリに作られた畑

昼食は湖を眺めながら、キヌアのスープとチチカカ湖で採れたサーモントラウトをいただきました。

昼食のレストラン
トラウトなのでおそらくはマス

キヌアは初めて食べましたが、皆さん是非食べて下さい。
実は南米旅を始めてから3週間弱の期間、お腹がゆるく下痢ぎみだったのですが、キヌアのスープを飲んだ翌日には完璧に治っていました。激推します。

なお、僕はキヌアについて、なんか小さいつぶつぶという情報しか持っていないので、なぜ体に良いかや栄養素は知りません。それでもキヌアのおかげで治りましたし、そう信じてる。

キヌアのスープ結構うまい


プーノまでの帰り道ウロス島に宿泊する人は途中のウロス島で降りることができます。
どうして自分もツアーと宿泊を被せなかったのかと今では後悔しています。

▶3日目 ウロス島宿泊記

せっかくだからウロス島に泊まろうと事前にBookingで予約していました。これが大失敗。

まず考えるのはどうやって宿まで行こうということでした。
宿泊していたホステルの人に聞くと予約した宿の人に連絡して迎えに来てもらうとのことでしたが、Bookingのチャットも電話も反応なし。
日中は漁に出てたりして繋がらないのかもと自分に言い聞かせ、待てど夜になっても返信がない。

仕方なく自力で行く方法を調べていると、朝6:30にツアーではない現地向けのウロス島行きの船が出ているとのこと。
でも朝6:30に行って島で一日なにするんだよ、、、

とりあえずチェックインの時間も一方的にチャットで伝えていたので、それに間に合うように動くしかない。
ということでツアー船が出ている港で聞いてみるとホテルまで連れて行ってくれるとのこと!
しかも船のキャプテンはホテルのオーナーと兄弟だというではないか。

一応お金は支払います。
値段は入島税を含めた18PEN。

なんとかホテルまでの道筋が見え、船に乗り込みます。

と、ここでホテルから返信
「迎えに行くから指定の場所まで来い」と
しかも指定の場所は車で20分ほど離れた別の港

しかし、もう船代を払い船に乗り込んでいたので、ホテルからの迎えを断り、キャプテンとウロス島へ。
キャプテンのおかげでなんとかホテルのオーナーと会えて、ホテルに到着。

ホテルでの夕食は別料金ということは別の方のブログで拝見していたので、聞いてみると40PEN(当時約1600円)で用意できるとのことなのでお願いしました。

これは僕が勝手に期待していただけなのですが、
てっきりホームステイ的な感じでその家の人と一緒に食べて交流できると思いきや、夕食は一人寂しく部屋で食べました。
しかも、食事を持ってきた際にもう寝るから何かあれば明日の朝にしてくれ、とシャットダウンされた夜7時。

40PENの夕食

まあ部屋は綺麗でしたが、隙間も多く虫が入り放題だし、なんか傾いていてフラットじゃなかった。
宿の人もめちゃビジネスのくせに連絡遅いし。

こんな感じで僕のウロス島ステイは散々なものでした。
ウロス島に泊まる場合、安い宿は辞めたほうがいいです。
ちなみに「titicaca paisaje lodge」という宿

手作り感満載

ウロス島に泊まりたい宿泊する予定の人に向けて、僕がこうしておけば良かったという推奨事項を列挙します。

 ・宿泊日とツアーの日程を同日にする
  →ウロス島でやれることは少ない
   時間に余裕あり別ツアーと同日のほうが無難
 ・虫除けスプレーを準備する
  →ロッジ(超手作り)のため隙間が多い
 ・現金は多めに準備する
  →夕食や送迎など何かにつけて金が取られる
 ・暇つぶしを用意する
  →Wi-Fiも交流もなくやることがない

▶おわりに

プーノはすごくいい街でしたが、

ウロス島は個人的にはあまり行く価値はない場所でした。今回3泊4日で滞在しましたが、観光だけなら正直長くても2泊で良かったと感じました。

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