安藤忠雄さん講演会 〜意識と人を動かす原点について〜
先日、名古屋で参加させて頂きました安藤忠雄さんの講演会
について感想を述べていきます。
今回の講演では、学生向けということもあり、建築を深めて話すという点ではなくどのような考え方を持って建築家として生きていくことが大切かという点でお話をされていました。
一番大切な点として安藤さんが言っていたのは、
・自由
・勇気
・責任感
の三点でした。
この三点に関連して言っていたのは、以前は大手企業に就職してその企業で生きていくことが大切だとなっていましたが、今後はそのようなことは無く各個人が自分で生きてく社会になるとのことがありました。=個人の力が大切になっていくとのことです。
そこで、大切なのが上記の三点で、自分のやりたいことができる時間を作る(自由)、とりあえずやってみる勇気、その仕事に対する責任感を常に持ち続けることが大切ということでした。
東大の学生でも1/10程度だけが優秀でほかはたいしたことが無いと安藤さんがおっしゃっていました。
それは、自分でやっていくという気持ちやモチベーションが感じられないからだそうです。
この講演から私自身が感じたのは、いかに安定的な人生を目指すのではなく、100%満足できるものを常にイメージして生きていけて、それに対して少しでも安定になりそうなものを捨てることができるかが一流になるために必要だと思いました。
また、意外と安藤さんは設計が好きというよりお金が一番大切だということが分かり、とても素直でユーモアのある人だと思いました。同時にそのコミュニケーション方法が人を引きつけ、人を動かす能力だと感じました。
今後も講演があったら参加して自分の今の目標や方針と比べていきたいと思いました。