R5に大三元レンズをつけて撮った山手
一般的に大三元レンズと言えば、広角・標準・望遠のF2.8ズームを指すが、私は
RF15-35mm F2.8L IS USMとRF70-200mm F2.8L IS USMの2本しか持っていない。何故なら自分の用途としては使うチャンスがほぼ無く、50ミリで補完できるので、必要を感じないから。
でもこれが、旅行や街歩きとなると標準ズームが活躍する・・と思っていたし、バックアップに2台目のカメラを持つ時は使うので、RF24-105mm F4L IS USMとSIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM Artは持っているけど、街歩きでも正直言えばやっぱり使わない事が多い。
理由としては重いのと目立つからで、35ミリと16ミリ、50ミリの単焦点レンズを持って歩く方が現実的。たまにRF24−105ミリを持つけど、目立つ&邪魔になる事が多いのです。
そこで今日は天気が保ちそうだったので、敢えて大三元2本と小三元1本の3レンズ構成にしてR5にはバッテリーグリップも付けて出かけてみた。(かなり重い)
目的地は山手。
「元町・中華街駅」の元町側出口に山手へ上がるのに便利なエレベータとエスカレータが設置されているので、それを使って上がると紫陽花が咲いていた。
当たり前だけど、ピント鋭すぎ。カッチリ過ぎてくそ真面目・・な写真になって、なんだか情緒が無い気さえしてしまう。
それでもキヤノンの70−200は使いやすい。
カチッとした絵作りなのにボケにうるささが少なく、ポートレートでも使えない事はない優等生なレンズではある。EF70−200時代からこのレンズを使いたいがためにキヤノンを選んだ人を複数知っていたりする。
RF15-35mm F2.8L IS USMはある意味万能。
写真はパース調整しているけど、35ミリ単焦点の代わりを十二分にこなすし、広角もEFレンズに比べて格段の進歩があるので、これだけは街撮りでも使う事は多く、時に料理もこれで撮っちゃうけど、広角レンズのくせに筐体が長く取り回しに注意が必要な上にめっちゃ目立つのが悩ましい。
ボケを楽しむためにf/3.5まで開けて撮った1枚。
ワーキングティスタンスを掴んでいればポートレートにも使えるって、想像できるボケだと思う。
小三元の14−35や70−200が欲しいと思うのは、こうやって昼間にF2.8である必要が無いカットを撮る時。でもRF24−105を使うと、シャッター速度などで悩む事が多いのと高額なので、手が出ないのも事実ではある。
下校する生徒達がチラホラ。今日の気温じゃ暑そうだと思いつつ、平日の山手の午後らしいカットとして1枚撮ってみた。
山手の西洋館は横浜市が保存しているが、保存されているのは全て元からここにあったものじゃなく、他の場所にあった物を移設したり別の都市にあった物を移築したりした館もある。
写真は昭和5年にこの地に建築され、戦後は近隣のミッションスクールの寄宿舎になっていたものを横浜市が取得し保存している「べーリック・ホール」。
窓の形が面白いので、このサイズで切り取ってみた。
こんなドアが付いている家があったりするのが面白い。
塗装は新しいがドアの上のガラスの意匠が面白くて、思わずシャッターを切った。
トンネルのこんな反射が好きで、これも思わず撮った1枚。
この代官トンネルは昭和7年に開通し、内部に補強工事がされているものの、完成時と変わらぬ姿で今も利用されている。
元町から本牧通りに抜けるのに便利なルートだが、元町を車で通る事自体が難しい状況もあって利用する車は少ない。設計が古いため幅が狭く交互通行になるが、ここで車が順番待ちをする姿を殆ど見た事が無い。
今回はなるべく70−200を使おうとして撮ったけど、15−35でも結構撮った。だけどやっぱり24−105の出番は無く、2本入るショルダーバッグをひたすら重くしただけの存在になっていた。
たまには望遠で撮るのも良いね。
でも、やっぱり広角の方が好きだし、50ミリも街撮りの場合は面白い。
望遠レンズが嫌いってワケじゃないけど、できあがる写真に含ませる諸々のモノが少ないから面白がれないのだろう。
そう言えば100ー400って2本あるけど、最近使わないなぁ・・・
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