EOS Rで元町界隈を撮ってみた
かかりつけ医へ行くために訪れる元町。
見慣れてしまった風景でもなんか撮れたらいいな・・と思うのは街撮りが好きと言うよりも、写真日記的に撮る事に魅力を感じているからなのだろう。
午後4時過ぎ、ちょうど陽が落ちるタイミングだったので、RF24-50mmで撮った1枚。 ISがついているから便利なのだが、開放でf/6.3というのはやっぱり暗くて、この後に使うのは無理だと判断する。
EOS Rはキヤノン初のフルサイズセンサーミラーレス1眼カメラだが、実はまだカタログ落ちしていないモデルで、30メガセンサーなので大きなプリントにも余裕で対応できるため、日頃持ち歩くカメラとして今でも使い続けている。
今日は最小限セットで、交換レンズはRF16mmとRF28mmの2本。
どちらもF2.8なので、この後はRF28mmで撮る事にした。
こういったシーンには想像以上に良い画質を見せるRF28mm。
光学設計の優秀さがわかる画像で、発色も悪く無い。
パンケーキレンズなので持ち運びにも有利で、RF16mmと一緒に持ってもズームレンズ1本よりスペース的に小さいと言える。
ただ使っていて、いくつか自分的には気に入らない部分も見えてきた。
こういったシーンを撮ると、ボケの出方にうるささを感じるのだ。
ボケるならフワッと溶け込むようにボケて欲しい自分としては、こんあ味付けが好きになれないでいる。
その上、夜の街と撮る事が多い自分としてはもっと大きな問題がある事に気がついた。
こういったシーンを撮ると、強い光源の周りに色濃いゴーストが現れるのだ。
これは、特にカラーで仕上げる場合にはかなり目立ち、Photoshopの塗りつぶしコマンドで消す事ができても不自然さが残る場合もあって、夜の街撮りには使い難いと思うようになったのだ。
この写真は街路灯の上に青いゴーストが出ているが、マジックアワーらしい青い空と銀杏の黄色のカラーコントラストを撮りたかったので、塗りつぶしコマンドで大きな青いゴーストは消している。
冬の夜空にライトを浴びた銀杏の美しさは撮ってて楽しいのだが、ゴーストを気にすると撮る気持ちがちょっと萎えてしまう。なので、ゴーストの出にくいレンズを選ぶようになりがちだけど、それも構図次第だったりするので悩ましい。
それにしても12月の風景には見えない。
今日、宮崎では133年ぶりの夏日だったとか。
街撮りにもそんな気配が写るけど、こんな秋っぽい光景を12月に撮る違和感にも慣れてきたようで、ちょっと恐くなっている。
あと10日もしないでクリスマス。
仕事が無いと、過ごし方がわからないクリスマス。
元町のこの店では、今年もこんなデコレーションで迎えるようだ。