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中国行ってきました

WMSは一応動いている。まぁ問題はまだありますが、順次改善していこう。

4日に上海行って7日に帰ってきました。”CIIE” China International Import Expoというバカでかい展示会に尚覚で出展してきました。この展示会は、食品から自動車からITから医療機器からティファニーやユニクロまで、原則として中国に輸出したい海外企業/産品が出展するもので、とにかく異様な規模でした。上海の町中にこのCIIEのポスターやらマスコットキャラのパンダ君が並んでおり、街をあげてというか国を挙げての一大イベントの様相でした。偉大なる指導者習近平さんの肝いり企画として始まって第7回目らしいんですが、初日の午前中は政府関係者のみ入場可。つまり政府の優秀なリーダー各位のための特別な観覧時間を設けるということです。李強首相が来てたらしい。

食品・飲料だけで3フロアで、1フロアでFoodex分くらいあるように思えたんで、それだけで3倍。そもそも展示会場がハンパなくでかい建物でもうよくわからん規模だった。300坪くらい取ってるブースが無数にありました。
とあるフロアは実質万博のようになっていて、各国が巨大なブースを出していました。ロシアの存在感でけぇなとか、シリアとかザンビアとかカザフスタンとか、なんというか”カラー”が出てて面白かったです。まぁ別に西側の国が出てないわけでもないんですが、中欧・東欧勢も目立ってたし、アフリカも多かったし、東南アジアもそうだし、中国のパワー感をひしひしと体感しました。やはり世界の真のリーダー習近(以下略

下地所長、ご来場ありがとうございました

日本企業も当然出てたわけですが、トヨタとか日産とかヤマハとか、化粧品系は多かったけど、ちょっと国としての存在感は薄かったかもしれないね。ある意味グローバル企業というのはもう日本感を越えているのかもしれない。お酒では、キリンビールさんが出ていました。あと三菱商事がいいちこやってましたね。

電動ヘリコプター

瑞泉の佐久本社長と一緒でしたが、中国居る間に、日本酒・焼酎・泡盛・本みりんが無形文化遺産に登録されましたね。これは佐久本社長の解説によれば「泡盛製造技術を文化として保護するべきという話で、これをきっかけに売上拡大を目指したいみたいな発言は(公的な立場の組合長としては)するなと(当局から)言われている」そうで、はぁ~色々大変だなぁと思いましたが、まぁピラミッドが世界遺産になったからエジプト政府が「観光客バンバン来て儲かるぜ!」とはしゃいだりしたら何かちょっと違うよね、というのと同じだと思えば、理解できるのではないでしょうか。世界遺産になったから利益になるというのはひとつの結果であって、それが登録される目的ではないということなんですね。ユネスコ的には、泡盛は人類の宝物として保護、存続、継続させていくべき対象となった、ということに過ぎず商売とは関係がない。
ただまぁそうなるためには売れ続けるのが最も持続可能性を高めるわけであるから、やっぱりこれを契機に少しでも「飲んで保護」という雰囲気になればいいなと思います。まぁ保護された泡盛文化がピラミッドみたいになってしまうと良くないんですけど。変化が無い文化はそれこそ死んだ過去の文化、遺産であるからな。生き続けるすなわち変化し続ける文化であってほしい。

尚覚の試飲会もやりまして、上海のミシュラン1個星レストランで実施。

初めて見たわ

これもまた中国に居る間にアメリカ大統領選があってトランプさん勝ちましたから今後また世界情勢いろいろ変化するんでしょうなぁ。

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