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PrimalBlueAufgussJapanタオルの誕生とショートサイズの研究

前回はToWellアウフグースタオルの正規輸入代理店に至った経緯を記事としてアップしましたが、今回はそこから日本のアウフグースブランドの設立、日本ブランドとしてのアウフグースタオルの製造までの過程を記事にしたいと思います。

ToWellから学んだこと

アウフグースタオルとしてToWellタオルを輸入して販売を開始したのが2022年。
日本では昔からタオルって世界でも好まれるくらい品質が良いのに、なぜわざわざアウフグースではヨーロッパのものを使う必要があるのか。
ヨーロッパのアウフグースタオルを手に取っていただくとわかるんですが、実は日本でいう「タオル」としてはかなり使いにくいものになっています。

何せ、重い、吸水性も悪い、硬い。
今治タオルや泉州タオルといった日本の国産タオルは軽くて、吸水性があって、やわらい。

まったく、逆やん。

だけど、アウフグースという見た目だけだったら例えば「板」を持ってサウナ室で扇ぐようなことに近い風を送る。という行為で言えば硬い方が良く、ある程度の重さがある事で遠心力を与える事で大きな力を生み出すことができるという面では理にかなっているんです。

未だに海外製のタオルは個体差が大きく日本製から比べると検品も甘いという弱点も多いですが💦

日本のアウフグースブランドへ

PAJとして現在はアウフグースブランドを運営して1年が経ちました。
ヨーロッパのアウフグースタオルを研究して、実際には日本国内の工場でもサンプルを散々作ったんですが、アウフギーサーの子たちの反応はイマイチ。。

正直、挫折の繰りかえしでした。これは。

工場を探して現在の工場にたどり着いたわけですが、硬く、重く、だけど品質は良く、原価を抑える。

これだけのミッションを良くクリアできるところまで行けたのはアウフギーサーのみなさんの意見の平均をうまく取れたことだと思います。

世界基準と日本のサウナ室サイズ

もともと、PAJタオルは海外の世界基準タオルを日本のブランドが同じ大きさでお求めやすくビギナーでも使いやすいようにすることが命題でした。

だけど、現場のサウナに行ってみると日本のサウナって海外と比べてそんな広くないんですよね💦

当時はスカイスパのサウナシアターとか平和島の岩盤浴スペースとかくらいしか余裕をもって世界基準のタオル、特にオープンなんて振れたもんじゃなかったんです。

そこで日本の平均的なサウナ室を調査。
そうなるとまあ、10~15人くらいのサウナが多い多い。
実際にスタッフが立つことができるスペースなんてほとんどない状況で、世界基準は大きすぎでした。

そこで世界基準の3分の2くらいのサイズを作って「日本仕様」のアウフグースタオルを作ろうという企画が持ち上がりました。

発想自体はわりと自然とそういう気持ちにはなったのですが、そこからがたいへん。。

何㎝×何㎝作れば良いんだ??

黄金比のショートタオル

PAJのショートタオルはクローズサイズでオープン:120㎝×90㎝
クローズ:60㎝×90㎝。

このサイズって実は世界的に見ても小さいんです。
ヨーロッパでも「ミニ」サイズというのは一応あって、マジックタオルやToWellタオルでも販売されています。

そのサイズは70㎝×90㎝

そう、PAJのショートと比べると10㎝程長いんです。

「なんだ、たった10㎝違うだけじゃん」

そう、たった10㎝なんです。

その10㎝がお客様の顔や天井に当たってしまうサイズなのを使ったことが
ある人ならわかってもらえると思います。

このサイズ感はサウナ東京のアウフグースチーム「STAT」のサDukeくんとお酒を飲んでる時に日本で理想のサイズ感を話し合っている時に出てきたサイズなんです。
※それにしてもお酒飲みながらタオルのサイズについて語りあってる絵はマニアックですな。

そう考えるとPAJは僕の力はほとんどなく、アウフギーサーのプレイヤーの欲しいものを形にしているだけなんです。

そして、やっと2024年になってアウフグースの流行ともなってくるサウナファンの開発に着手を初めて行くことになるのです。


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